表情筋の衰えによるマスク老けの改善
マスク生活が長くなりましたが、マスクで隠れた顔の下半分がたるんできていると悩みも…。
気がづいたらほうれい線が深くなった、二重顎になった、目元がたるんできた…など「何だか老けた気がする」と感じている方も多いのではないでしょうか。今回はこのよう「マスク老け」や自分の表情が気になると感じている方のために、実際にどのような対策があるかを紹介します。マスクが生活で隠れた顔の下半分、しっかりマスク老け対策をしていきましょう!!
マスク老けチェック
3つ以上当てはまるものがあればマスク老けです。1~2つでも予備軍なので注意です。
- 口角が下がってきた
- ほうれい線が深くなってきた
- 二重顎が気になる
- 気がつくと口呼吸になっている
- 以前よりも滑舌が悪くなった
- 口の中が乾きやすい
- 口臭が気になる
表情筋研究所「表情筋実態調査2021」では、一番鍛えたい筋肉第1位に「口輪筋」がランクイン。第2位に「大・小頬骨筋」と、コロナ禍でマスクの下に覆われている顔の下半分の部分の表情筋に注目度が上がっていることが分かりました。
一番鍛えたい筋肉TOP3!1位は口輪筋
- 第1位 口輪筋(口まわり)
- 第2位 大・小頬骨筋(頬まわり)
- 第3位 眼輪筋(目もと)
今年新たに知った筋肉TOP3!1位はオトガイ筋
- 第1位 オトガイ筋(顎の筋肉)
- 第2位 胸鎖乳突筋(首まわ回り)
- 第3位 小頬骨筋(頬まわり)
表情筋の衰えによるマスク老け
顔の筋肉は表情筋という大小30種類以上の筋肉でできており、複雑に関わり合って表情を作ります。
特に口元まわりの筋肉は顔の7割を司っています。口元の筋肉は柔らかくて骨にあまり付随していないため動かしにくいのです。さらにマスクによりさらに動かさなくなることで、ほうれい線やたるみの原因になるのです。
舌も重要です。通常、舌の正しい位置は口を閉じた時、舌先が前歯の裏側にあるのですが、マスクにより会話不足で口の中の運動量が減り、舌が正しい位置からズレルことで口呼吸、唾液量の減少、ほうれい線やたるみの原因に繋がります。
そこで、意識的に動かしたい「口輪筋」と舌の位置をキープするための「舌筋」を鍛える表情筋トレーニングが有効的です!
「モダイオラス」というお顔の筋肉が集まるポイントで口の中にあります。モダイオラスが硬くなるとすべての筋肉が動かしにくくなります。筋肉が路線でモダイオラスはターミナル駅なのです。
モダイオラスのトレーニングは舌を使うことがポイントになります。
日本語は発音にあまり舌を使わないので、モダイオラスが硬くなるということが、マスク生活でさらに加速しています。。
モダイオラスのトレーニングで舌筋も鍛え、マスク老けを解消しましょう!
モダイオラスの場所は、舌の先で口の中を探ると、口角の横、えくぼが出来る方はその内側にふっくら盛り上がる場所がモダイオラスです。
- 10回舌を回す
舌で口角→上歯ぐき→口角→下歯ぐき、と1周なぞります。
これを10回行います。
この運動が舌筋を鍛え、さらに唾液の分泌を増やすためドライマウスにも効果的! - モダイオラスをほぐす
口を閉じてモダイオラスを上下になぞるようにゆっくり舌先を動かします。10回繰り返したら、反対側も同じように10回ゆっくりと!
お顔全体のたるみ防止に
マスクでお顔全体の筋肉が凝り固まったままでは、血流やリンパの流れが悪くなり、血行不良によるくすみや目の疲れなどの原因に。そこで、側頭筋ほぐしが有効的です。
側頭筋ほぐし
側頭筋はこめかみから耳の上、頭の側面に広がる大きな筋肉です。
ストレスや緊張による食いしばり、眼の使い過ぎなどが原因で凝り固まります。
- 両手の指、またはグーの手で耳の上あたりに力を入れて頭皮をゴリゴリします。
- そのまま、頭皮を押しながら上に持ち上げるように円を描きゆっくり5~6回まわします。頭皮が動くのを感じます。
- 位置をずらしながら側頭筋をまんべんなくほぐしましょう。
入浴前や就寝前に行うと睡眠の質も良くなるので、おすすめです。
二重顎の改善、小顔マッサージ
フェイスラインをスッキリさせるには、耳のリンパ(耳下腺リンパ)マッサージが効果的です
耳の下に位置しているフェイスラインの始まり部分です。
老廃物が溜まりやすいので、しっかり流してあげることで、むくみがとれスッキリしたフェイスラインになります
- 両手の人差し指を中指を開き、ピースの形を作り右手のピースで右耳を、左のピースで左耳を挟み上下にこする
- 両手で耳たぶをつまみ下→横へ10回ずつ引っ張ります
- 両手で耳たぶをつかみ、ぐるぐると円を描くように10回回します。
まだまだ、マスク生活が続くからこそ、マスクを取った時に老け顔にならないよう、しっかりケアしていきましょう!