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日本のグミはアメリカ人の味覚に合う?カンロが今秋からのグローバル展開を発表

sa12
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日本のグミはアメリカ人の味覚に合う?カンロが今秋からのグローバル展開を発表

「カンロ飴」や「ピュレグミ」を展開するカンロ株式会社が7月29日に2025年中間決算説明会を開催。そこでは大きなグミ市場を持つアメリカへの本格参入が発表されました。

アメリカ人の味覚にマッチ!?ピュレグミがアメリカ進出へ

2025年上期は売上高・利益ともに過去最高を記録したという同社。発表会では同社の村田哲也社長が本年度下半期の注力施策として、推進しているグローバル事業について発表されました。

村田社長によると、今年6月から7月にかけて行われた東海岸最大級の食品展示会「Summer Fancy Food Show 2025」にてアメリカ人に日本でも主力商品の「ピュレグミ レモン」、「ピュレグミ グレープ」 、そして今後展開を予定している「ピュレグミプレミアム 山梨産白桃」、「ピュレグミプレミアム シャインマスカットスパークリング」 を試食してもらったそう。甘さと酸味のバランス、ジューシーな味わい、ハートの粒やパッケージの可愛らしさなど様々な点が高評価だったと言います。

特に評判がよかったのは、甘酸っぱい「ピュレグミ レモン」で次に「ピュレグミ グレープ」 だったそうです。「アメリカには子どもをターゲットとした甘みが強めのグミの需要が大きく、甘酸っぱいピュレグミのようなグミはあまり販売されていません。そのため特に大人の女性には甘酸っぱいグミは新鮮で、展示会でもとても評判がよかったです。またアメリカではハート形のグミはあまり販売されていないこと、大人向けのグミも増えてはいるものの酸っぱいグミは今までにない新しさと美味しさが多くのアメリカ人に受け入れられると感じました」(村田社長)

原材料も製造も日本の商品と全く同じもので勝負

こうしたアメリカ人の反応から、2025年秋に大きなグミ市場を有する米国への本格参入をスタートさせることを決定。今年9月から10月にカリフォルニア州を中心にアメリカ向け商品の「ピュレグミ(レモン/グレープ)」「ピュレグミプレミアム(山梨産白桃/シャインマスカットスパークリング)」を順次発売します。アメリカにおける商品名は「Puré gummy」。金額は日本価格に関税15%に反映する金額に設定する予定です。

アメリカ発売に際しては、特にアメリカ人の味覚に合わせた味に変えることはなく、日本で愛されているピュレグミの味で勝負するそうです。「現在は日本で発売しているピュレグミと台湾、香港に輸入しているピュレグミの原材料が一緒のため、アメリカに輸出するピュレグミも日本で発売している味と全く一緒の商品を投入していく」と原材料や製造は世界共通で統一すると村田社長は説明しました。

主なターゲットは大人の女性と設定しつつも、幅広い層にアプローチしたいと考えているそうです。また輸出先としてはまずアメリカのカリフォルニア州の日系やアジア系のスーパーマーケットを中心に展開し、その後は他の地域や店舗に広げてナショナル系へと広げていく予定とのこと。

今秋から日本のグミ市場No.1ブランドのピュレグミがアメリカでも大人気になっていくかもしれません。

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