化粧品メーカーのランクアップが運営する「クレイバーキッズ」が子どもの生成AI活用と将来に関する調査を実施

昨今、すっかりなじみ深くなったAI。今の子どもたちは生まれたときからスマホがある生活をしている中で、これから生きていく上でAIは切っても切り離せないことになるでしょう。そのためAIを上手に活用できるよう子どもに教えていきたい親は多いはずです。そんななか、する化粧品メーカーの株式会社ランクアップが運営するスクール型民間学童「クレイバーキッズ」は子どもの生成AI活用と将来に関する調査を実施しました。
子どもが生成AIにのめりこまないかと心配する親も
調査は小学生の子どもを持つ親を対象に行われました。まず自分の子どもが生成AIについて知っているかどうかを聞いてみると、46%が「知っている」と回答。親子の会話だけでなく、学校教育やテレビ、ネットなどの情報からすでに小学生の約半分は生成AIについて知っているようです。
今やChatGPTなどのような対話型生成AIはわからないことを質問すればすぐに教えてくれるだけでなく、話し相手になってくれたり相談に乗ってくれたりと、まるで人間かのように対峙している大人も少なくありません。しかし生成AIにのめりこみすぎてアメリカでは10代の男性が自殺してしまった悲しい事件も発生。
そうした中、調査では自分の子どもが生成AIを使う場合、連続使用時間として許容できる時間について聞いたところ、最も多かったのは「20分~30分」で31.5%。2時間以上を選んだ人はわずか3%となったことから、子どもの生成AI連続使用時間は短いほうがいいと考えている親が多いことがうかがえます。
生成AIを子どもが使うメリットもデメリットも感じている親は6割以上
次に子どもが生成AIを使うことについては「メリットだと感じる」が17.0%、「デメリットだと感じる」が6.0%、「どちらもある(両方感じている)」が63.5%となりました。理由を深掘りしてみると「デジタルを活用する力を養えそうだから」(59.6%)が最多に。「デメリットだと感じる」、「どちらもある (両方感じている)」を選んだ人に理由を聞いたところ、「自分で考える力や思考力が低下しそうだから」(59.0%)が最多となりました。
次いで「自分で答えを出せなくなりそうだから」が46.8%。子どもが生成AIを活用することはいいことだと考えているものの、生成AIに依存して自分で考えられなくなってしまう不安も感じていることが鮮明になっています。
また子どもが大人になったときに就く仕事がAIに取って代わられることや就職先に不安を感じたことはあるかを聞いたところ、「かなりある」と「たまにある」を合わせると56.0%になりました。AIを使いこなせるようになってほしいと考える親は76%で7割を超え、将来の子どもの仕事や社会への不安からAIを使いこなせるようになってほしいと願う親がとても多いことがうかがえます。
親が子どもに求める発想力や思考力とは?
続いて、AIが普及する時代だからこそ子どもに発想力や思考力を身に付けてほしいかと聞くと「とても思う」、「少し思う」を合わせると86.0%という結果に。具体的な思考力については「自分の意見を持つ力」(74.5%)、「問題を発見し、解決方法を考える力」(60.5%)、「想像力や発想力」(60.5%)といった項目が上位に並び、大人の私たちも日常生活や仕事などの局面で必要な力を子どもにしっかり身に着けてほしいと考えているようです。
子どもの思考力を育む教育は、国語や算数など基本的な教科を教えることがメインの公立小学校の教育現場だけでは育むのが難しいところ。自分の考えを発表する機会があったりチームで意見を出し合ったり自分の好きなテーマを掘り下げたりといったカリキュラムを持っている教室やスクールなどがそうした役割を担ってくれるのではないでしょうか。
思考習慣を育むスクール型民間学童 「クレイバーキッズ」もその一つです。これからの時代は今以上に生成AIなどを活用して業務効率化すると同時に、創造的な仕事ができる人材が持続可能な社会や地球に求められることは必須。そのため子どもの思考力や発想力を伸ばしたい、生成AIに依存せず、上手に活用できる大人になってほしいと考えている親はこうしたスクールを選んでみるのもいいかもしれません。