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ネバネバ食材は保湿効果抜群!おすすめの食材と食べ方

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aya
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ネバネバ食材は保湿効果抜群!おすすめの食材と食べ方

冬になると肌の乾燥が気になるところ。最近はコロナの影響からも、一日に何度も手洗いをしているため、さらに乾燥しやすくなっています。

日常的にマスクをつける生活になってから、マスクのなかは湿度が高く保湿されていると思われがち。しかし、マスクを外した時に急激な乾燥をすることもあり、実はマスクも乾燥の原因となっていることがわかっているのです。
マスクをせざるを得ない今の時期、しっかり保湿対策をして乾燥から肌を守りましょう。

保湿効果の高い食べ物の紹介

保湿クリームなどで対策はしていても、乾燥を防ぐには身体の内から水分を補うことが必要です。保湿効果の高い食べ物を食べることで、身体の内から保湿し、乾燥から肌を守ってくれます。

保湿効果のある食べ物にはさまざまなものがありますが、ネバネバ食材は特に保湿効果の高い食べ物として知られています。保湿効果の高いネバネバ食材には、次のようなものがあります。

納豆

納豆は、蒸した大豆に納豆菌を加えて発酵させた発酵食品です。発酵食品としても人気の納豆ですが、ネバネバ食材の代表としても挙げられます。何回もかき混ぜることで糸をひき、ネバネバが増すのが特徴です。

レンコン

レンコンはハスの地下茎が肥大したもので、沼沢地や蓮田などで栽培されています。蓮根を切ると糸状の物質が出てきます。この糸状の物質はラセン糸と呼ばれ、導管内壁のなかに含まれている粘り成分です。
レンコンは基本的に加熱して食べることが多く、煮物や酢の物として食べられることが多い食材です。

なめこ

なめこは、モエギタケ科スギタケ属のキノコの一種です。地域によっては、ナメタケやヌメリタケと呼ぶこともあるほど、キノコ類のなかでもネバネバ成分が多い食品です。
なめこは生では食べることができないため、必ず加熱して摂取します。

山芋

山芋は、正式には「ヤマノイモ」と呼ばれる食べ物のことで、ヤマノイモ科ヤマノイモ属の植物です。
加熱するとほくほくとした食感になるのが特徴ですが、すりおろすことでネバネバとした食感になります。カリウムが豊富でぬめりが多いのが特徴です。
似たような食材に長芋がありますが、こちらは山芋と比べ水分が多く、粘りは少ないのが特徴です。

オクラ

オクラは、アオイ科トロロアオイ属の植物です。刻んだときにぬめりが出てくるのが特徴です。食物繊維に加え、ビタミンやミネラル、カルシウムが非常に豊富なのが特徴です。温かい地域で栽培されており、夏野菜の一つとして知られています。

昆布

昆布は、不等毛植物門褐藻綱コンブ目コンブ科に属しています。北海道沿岸を中心に分布し、胞子により増加するのが特徴です。
食物繊維や鉄分、カルシウムが豊富で、旨味成分のグルタミン酸が多いことから出汁をとるために古くから日本で使われてきた食材です。

ネバネバ食材に含まれる保湿に効果的な成分

保湿の効果が高いネバネバ食材ですが、これらの食品に含まれる保湿に効果のある成分を紹介したいと思います。

大豆イソフラボン

大豆イソフラボンは大豆に含まれている成分で、納豆に多く含まれています。
エストロゲンと似た構造を持ち、ヒアルロン酸の産生を促します。さらに肌の新陳代謝を促し、保湿力を高めるのが特徴です。

ポリグルタミン酸

ポリグルタミン酸は、納豆のネバネバ成分に含まれるアミノ酸の一種です。ポリグルタミン酸には、ヒアルロン酸の2倍以上の保湿力があると言われています。

ムチン

ムチンは、レンコンやなめこ、山芋に多く含まれている成分です。
ムチンに含まれる粘性物質は、保湿に加え粘膜を丈夫にする働きがあります。

ペクチン

ペクチンは、オクラに多く含まれる水溶性の食物繊維です。ゲル化の性質があることからジャムやゼリーなどの増粘剤としても使われることの多い成分です。保湿効果も期待でき、食品だけにとどまらず、化粧品にも多く使われています。

アルギン酸

アルギン酸は、昆布などの海藻類に含まれる天然の多糖類で、昆布の表面のぬめりに多く含まれています。アルギン酸は摩擦によるダメージから肌を守ったり、肌の乾燥を防ぐ働きがあるのが特徴です。

おすすめの食べ方

ネバネバ食材を食べるなら、保湿効果をより高めることができる食べ方をしたいもの。ここでは、それぞれのネバネバ食材のおすすめの食べ方を紹介していきたいと思います。

納豆

大豆イソフラボンやポリグルタミン酸が含まれている納豆は、いつも通り付属のタレを入れて良くかき混ぜたら、仕上げにえごま油をかけて食べるのがおすすめ。
えごま油に含まれるα-リノレン酸が、肌に潤いを与えてくれます。

レンコン

レンコンには、ムチンが多く含まれています。ムチンは熱に弱いためできるだけさっと茹でて酢漬けにして食べると良いでしょう。

煮物にしたいときは、こんにゃくを一緒に入れるのがおすすめ。こんにゃくに含まれるセラミドが、肌の潤いを保ちます。

なめこ

なめこは、基本的に加熱をしないと食べることはできません。なめこに含まれる保湿成分であるムチンは熱に弱いのですが、必ず加熱して食べるようにしましょう。
なめこを洗うときには洗いすぎないようにし、ネバネバを洗い落とさないことが大切です。

ムチンはタンパク質の吸収を促進するので、などのタンパク質を一緒に摂取すると良いでしょう。
卵の白身に含まれるタンパク質も、保湿効果が高いのでおすすめですよ。さらに卵にはビオチンが含まれているため、健康的な肌を保ちます。

山芋

山芋にもムチンが多く含まれているため、生で食べるのがオススメ。すりおろしてムチンを効果的に摂取しましょう。

山芋は他の食材との相性も良いので、や茹でたなめこオクラなどと一緒にとろろ丼などにして食べるのがオススメです。

オクラ

オクラは鶏肉と一緒に煮物にすると良いでしょう。オクラに含まれるペクチンの保湿効果に加え、鶏肉の持つタンパク質や必須脂肪酸が肌の乾燥を防いでくれます。

昆布

昆布は、塩昆布や昆布の佃煮などで手軽に摂取するのがおすすめです。アボカドと和えるとアボカドの持つビタミンを効果的に摂取することができます。さらに、アボカドに含まれるビタミンBやビタミンEの作用で新陳代謝を促し、肌を健康的に保つことができます。

ネバネバ食材は保湿効果が高く、毎日の食事に手軽に取り入れることができる食材です。
冬場は特に乾燥しやすく、今の時期、毎日乾燥で悩んでいる人も多いかもしれません。
乾燥して荒れてしまった肌は治すのに時間がかかるため、できるだけ悪化する前に普段から保湿対策を心掛けておくことが大切です。ネバネバ食材を積極的に摂取して、身体のなかから保湿していきましょう。

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