寒い季節の肌対策とは?肌が乾燥しがちな方にはスキンケアと機能性表示食品
肌が乾燥しがちな女性にとって、特に冬は悩ましい季節。皮膚がつっ張ったり、カサカサしたり。そうした方は、十分なスキンケアや加湿器の使用などをお忘れなく。これにプラスして、機能性表示食品の利用もオススメです。
なぜ、冬になると肌が乾燥するの?
冬は空気が乾燥しています。そうすると肌から水分が失われます。皮膚の角質層の水分量が減少して、肌の潤いがなくなっていくわけですね。
角質層のバリア機能が正常に働いていると、潤いのある肌を維持できます。しかし、何らかの理由でバリア機能が低下すると、水分を失ってしまうのです。
その原因には、寒さ、空気の乾燥、紫外線などが挙げられます。石けんで肌を洗いすぎることも、原因の1つです。
特に、皮脂の分泌が少ないスネやひじ、目や口の周辺などは乾燥しやすい傾向があります。
肌が乾燥しがちな方は、入浴後や洗顔後に皮膚がつっ張った感じになったり、体中がカサカサしたりします。かゆみを感じることもあります。
対策の基本はスキンケア、加湿器の利用・・・
肌の乾燥に対処するには、まず適切なスキンケアが必要です。保湿クリームや化粧水は肌に合うものを選び、十分な量を使用します。
また、手や顔、体を強く洗いすぎると逆効果です。やさしく洗うように心がけましょう。入浴時に注意しなければならないのは、熱めのお湯は肌から脂質を必要以上に奪ってしまうこと。ぬる目の温度に設定して入ることが大切です。
室内で過ごすときは加湿器を使用し、部屋の空気が乾燥しないように注意してくださいね。
肌が乾燥しがちな方に向けた機能性表示食品、約200商品が販売中
これらの基本的な対策のほか、機能性表示食品の利用も選択肢の1つです。
機能性表示食品は、販売企業が安全性と機能性の科学的根拠を整備し、消費者庁に届出を行うことで有効性をうたうことが可能です。
肌が乾燥しがちな方に向けた機能性表示食品は、これまでに500商品以上の届出があり、そのうち約200商品が販売されています。
主に次のような表示を商品パッケージに記載しています。
- 肌の水分保持に役立ち、乾燥を緩和する機能が報告されています。
- 肌の潤いを逃がしにくくする機能が報告されています。
- 紫外線を浴びた肌を乾燥から守り、肌の潤いを守る機能が報告されています。
- 肌の乾燥が気になる方の肌の水分量を高め、乾燥を緩和する機能が報告されています。
代表的な配合成分
- ヒアルロン酸ナトリウム
- グルコシルセラミド
- アスタキサンチン
肌の乾燥に対応した機能性表示食品には、どのような成分が配合されているのでしょうか。
主なものに、ヒアルロン酸ナトリウム、グルコシルセラミド、アスタキサンチン、GABA、N-アセチルグルコサミン、乳酸菌などがあります。
このうち代表的なのは、ヒアルロン酸ナトリウム、グルコシルセラミド、アスタキサンチン。
ヒアルロン酸はムコ多糖の1種。高い保水機能があります。機能性表示食品にはヒアルロン酸ナトリウムの形で配合されています。
グルコシルセラミドはセラミドとグルコースが結合したもので、スフィンゴ糖脂質の1つ。私たちの肌に存在し、細胞と細胞を結合させる作用があります。機能性表示食品ではコメやコンニャク、パイナップルなどを由来とするグルコシルセラミドを配合しています。
アスタキサンチンはカロテノイドの1つで、エビ・カニ・サケなどに豊富に含まれています。機能性表示食品では、藻類を原料としたアスタキサンチンが主流です。
この冬は機能性表示食品にチャレンジ!肌の乾燥が気になる寒い季節には、十分なスキンケアや加湿器が必須です。これらに加えて、機能性表示食品にもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。