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冬バテの症状とは?働く女性が冬に抱える不調と対策

カラダ
YOKARE編集部
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冬バテの症状とは?働く女性が冬に抱える不調と対策

気温も下がり、寒さを感じる冬。イベントも多く忙しい季節でもあり、働いている人は年内にやりきりたい仕事や年始からの仕事の準備などでバタバタしがちな季節でもあるのではないでしょうか。

  • 毎年冬になると体調がすぐれない
  • なかなか朝起きれない
  • 疲れが取れず疲労感が残っている

上記のような不調が続いている女性も多いのではないでしょうか。女性だけでなく男性も冬の寒さと忙しさで不調を感じる時期ですよね。冬の不調は冬バテが原因かもしれません。今回は、冬バテの症状と対策を紹介します。

冬バテとは

夏バテは、暑さに体がついていかずに体調に不調をきたすことです。食欲不振になったり、全身の倦怠感が取れなかったりする症状です。夏バテの主な原因は、室内と室外の寒暖差からくる自律神経の乱れによって起こる胃腸機能の低下、栄養不足や脱水傾向などが主な原因です。 冬バテも夏バテと同じで気候が原因となっておこります。冬の寒さと忙しさなどによるストレスを感じると、交感神経の働きが優位になり続けてしまい、緊張している状態が続きます。つまり、交感神経が活発になり続け、リラックスモードの神経である副交感神経が機能しにくくなり、心身ともに休まらない状態になってしまいます。これは冬バテの大きな原因です。

抑えておこう!自律神経の働き

まず自律神経には交感神経と副交感神経があります。 副交感神経は、血管を拡張させたり、ホルモンを分泌させたりします。そのため、副交感神経が夜に優位に働けば、リラックスすることができ、疲労感を取ることができます。寝つきが良くなり、良い睡眠を取るためには、副交感神経が優位にさせることが重要です。 交感神経は、日中の活発な活動で使われている神経です。昼間に何もしないと夜になってから交感神経が働いてしまいます。ストレスでも自律神経は乱れますが、規則正しく朝はちゃんと起きないと自律神経の乱れにつながってしまうのです。

冬になるといつまでも布団で寝ていたいのも冬バテ?

動物にとって冬は冬眠の季節です。人間も同じで、冬は余計な体力を消費しないように反応します。布団でぬくぬく寝ていたいのは冬バテには入らないので安心してください。

冬バテの原因

仕事や多忙によるストレス

年末は忘年会、年始は新年会。年末年始は祝祭日も多く出勤日が少ないので、業務も集中してこなす必要があります。その上、夜は飲み会などの用事もあって多忙になりがち。飲み会が続くと、食生活も乱れて、胃腸の調子が悪くなることも。また、体力も気力も普段よりも使い、疲れが溜まってもおかしくありません。

アルコールの摂取

アルコールを摂取すると体内でアルコールを分解するために、ビタミンB1が大量に消費されます。ビタミンB1はエネルギー生産に重要な役割を果たすので、ビタミンB1が欠乏することで疲れや食欲不振などの症状につながります。

冬の寒さ

冬のような寒い時期は、筋肉を収縮させることで熱を作り出そうとします。しかし、筋肉の収縮することで、血管が収縮し、血流が悪くなります。冬になると、首こりや肩こりが増えるのも血流の悪さが原因の一つでしょう。

日照時間の短さ

冬になると日照時間が短くなります。朝早くお弁当の準備をしたり、早い出勤をしたりする方は、まだ起きた時は暗くて太陽を浴びることもできないことも。太陽を浴びることで、セロトニンという幸せホルモンが分泌されます。 日照時間の短さが体内時計のリズムを狂わしてしまっていて疲労が溜まっている可能性も…。

冬バテ5つ対策

シャワーで済ませずにゆっくりお風呂に入る

お風呂にゆっくり入り、カラダを温めることで、血流がよくなり、肩こりや首こりの解消にもつながり、リラックス効果があります。浮力を感じることで副交感神経が優位になり、心身ともにリラックスができ、スムーズに眠ることができます。 お風呂に入ってリラックスすることは良い睡眠につながります。

ビタミンB1を取り入れる

アルコールを摂取すると大量にビタミンB1を消費してしまいます。お酒好きな方は食事をせずにお酒だけ飲む傾向がありますが、ビタミンB1を摂取するようにしましょう。例えば、豚肉・ハム・さば・ぶり・枝まめ・ナッツ・ぬか漬けが、豊富にビタミンB1を含んでいます。

クエン酸を取り入れる

肩こりなど疲労は、疲労物質の乳酸を分解することで解消するかもしれません。クエン酸は乳酸の分解を促してくれるので摂取するようにしましょう。 また、ビタミンCは抗酸化力があり、体内で発生した活性酸素を取り除いてくれます。 レモンやグレープフルーツやオレンジなど柑橘系の果物にクエン酸やビタミンCは多く含まれていて、疲労回復におすすめです。 

運動をする

ストレッチやヨガのように少しカラダを動かすだけでも運動力が増し、体温が上がります。カラダの体温が上がるだけで免疫力もアップします! またウォーキングは有酸素運動で深い呼吸ができるので、副交感神経が刺激され、血流が良くなります。深い呼吸を意識的にすると良いでしょう。ジョギングは呼吸が早く、浅くなります。さらにジョギングは運動負荷が高いため、交感神経が活性化され、副交感神経のレベルは下げてしまいます。冬バテにウォーキングの方がオススメです。

太陽を浴びる

太陽を浴びることで気分の落ち込みを解消できます。セロトニンという気分を明るくするホルモンは、太陽を浴びることで分泌されます。疲れた時こそ、意識的に太陽を浴びるようにしましょう。

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