汗は美肌に良い?気になる美容効果を徹底解説
冬場になると気温も低くなることから、汗をかきづらくなってきます。
汗をかくとお化粧が崩れたり、ベタベタするなど何かとわずわらしいですが、実はいい汗をかくと美肌効果があるということをご存知でしょうか?
そこで今回は、汗と美肌の関係について美容効果からいい汗のかき方まで詳しく解説していきます。
美肌を維持するために汗を取り入れてみたいという方はぜひ参考にしてみてください。
汗は美肌になぜ関係する?
汗は基本的に体温調節の役割を果たしていますが、皮膚に水分を補給して肌の潤いを保持する役割も果たしています。
また、一度汗をかくことにより、その汗が皮膚で吸収されるため、保湿し続けられるという効果もあります。
さらに、皮膚表面にある皮脂が程よくあることで、皮脂膜が肌に形成されるため、肌を乾燥から守る働きもしてくれます。
汗が美肌に関係するというのは、皮膚の水分補給や保湿に関係しているからというわけです。
汗を書くことの肌へのメリット
汗をかくことの肌へのメリットは、上記で紹介した保湿以外の保湿以外にもさまざまな肌へのメリットがあります。
具体的には以下のメリットがあります。
- 肌のターンオーバーを促進させる
- 老廃物の排出を促進させる
肌のターンオーバーを促進させる
汗をかくことで肌のターンオーバーを促進させます。
人間の皮膚は汗をかくことで、弱酸性を維持していますが、肌の新陳代謝を意味するターンオーバーは、皮膚が弱酸性状態の時に行われ、表面の角質層をはがれ落ちることで起きます。
汗をかかずにいると皮膚が弱酸性を保つことができず、ターンオーバーの周期が遅くなってしまいます。
ターンオーバーが遅れてしまうと、徐々に肌のバリア機能が弱くなってしまい、水分を維持することができず、肌の角質層が厚くなり、肌のくすみが目立つようになります。
老廃物の排出を促進させる
汗をかくことで老廃物の排出を促進させる作用があります。
汗には汗腺から出るサラサラした汗と、汗腺と皮脂腺の両方から出るベタベタとした汗がありますが、このうち老廃物が排出される汗はベタベタとした汗です。
ベタベタとした汗をかくことにより、体内の老廃物を排出でき、肌の新陳代謝を促進させることができます。
さらにベタベタとした汗は活性酸素のヒドロキシルラジカルという肌の乾燥やシミシワの原因となる物質も一緒に排出してくれるため、肌の新陳代謝だけでなく取ろうかの予防にもつながる可能性があります。
汗をかかない原因とは?
汗をかかない原因はさまざまなものがありますが、主に以下の原因が考えられます。
- 汗腺機能が劣化している
- 基礎代謝量が低下している
汗腺機能が劣化している
汗をかかない原因として、汗腺機能が劣化していることが挙げられます。
汗腺は、体温が常時最適になるように調整を行う機能が備わっており、暑くなると汗腺が開いて汗を出したり、寒い時には汗腺が閉じるようになっています。
しかし、現代ではエアコンなどの空調が発達したことにより、自ら体温調節をする機会が減ったため、汗腺の機能が徐々に衰えており、暑さを感じた時にうまく発汗することができなくなっています。
特に幼少期からエアコンの環境で過ごす機会も増えており、そういった方は汗腺が未発達のまま成長している可能性もあります。
汗腺機能は日常的に汗をかく習慣を身につけることで改善や強化できる可能性があるため、日頃から軽い運動を定期的に行うことがおすすめです。
基礎代謝量が低下している
基礎代謝量が低下していることも、汗をかかない原因として挙げられます。
基礎代謝量とは、呼吸や心臓の鼓動のように、人間の生命維持に使われるエネルギー量のことを指します。
基礎代謝量が高い人ほど体温が上がりやすく汗をかく量も増えやすくなるのに対し、基礎代謝量が低いとそれだけ体温も下がりやすくなり、汗をかきにくい状態になってしまいます。
特に年齢が経つにつれて基礎代謝量は減少する傾向にあるため、日頃から生活習慣を改善して基礎代謝量を意識的にあげていく必要があります。
具体的には、栄養バランスの採れた食事の摂取や、軽度な運動を定期的に行うなど工夫していきましょう。
美容にいい汗のかき方とは?
ここでは、実際に美容にいい影響のある汗のかき方について紹介していきます。
具体的には以下の方法があります。
- 水分をこまめにとり、汗を出しやすい状態にする
- 入浴を毎日行い汗をかく
- 軽度な運動で汗を出す
大切となるのは、毎日汗を体から出すことです。
上記で紹介した方法以外でも、汗を出すことができればどんな方法でも問題ありませんが、毎日継続することであるため、ご自身のライフスタイルに取り入れやすく、毎日継続しても苦にならない方法が良いでしょう。
入浴に関しては、熱すぎない程度の程よい温度で全身浴することがおすすめです。
発汗が目的であれば、短時間の入浴でも効果があります。
また、筋肉量を増やすことでも汗をかきやすくなりますが、特に面積の大きい筋肉(背筋、腹筋、太ももなど)を中心に鍛えることで効率よく基礎代謝をあげやすくなります。
いい汗をかいて美肌を維持しよう
汗をかくことで肌の保湿はもちろん、肌の新陳代謝を促進させたり、老廃物を排出したりと多くのメリットがあります。
現代では空調設備が整っているため、なかなか汗をかく機会が少なくなっていますが、入浴や運動など日常生活に取り入れやすい方法で汗を意識的にかくようにし、美肌を維持していきましょう。