トライアスロンはどのような競技?2023年の大会は?
トライアスロンはどんな競技?
トライアスロンはスイム(水泳)、バイク(自転車ロードレース)、ラン(長距離走)の3種目を連続して行う競技で、1974年にアメリカで誕生しました。
アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴで開催された「ミッションベイ・トライアスロン」が始まりです。
2000年シドニーオリンピックから、トライアスロンはオリンピックの正式競技となりました。
2016年リオデジャネイロパラリンピックからパラリンピックの正式種目にもなっています。
トライアスロンの語源は?
ラテン語の接頭語で3を意味する「tri-」と、競技を意味する「athlon」を組み合わせたことから「トライアスロン(triathlon)」と言われるようになりました。
トライアスロンの順番は?
水泳・自転車ロードレース・長距離走の順番で行われます。
競技距離は?
オリンピックディスタンス
オリンピックディスタンスは、広く普及するために、より短い距離で確立されたレースです。
スタンダードディスタンス、ショート・ディスタンス(短距離)とも言われ、スイム1.5km・バイク40km・ラン10kmの合計51.5kmで行われます。
- スイム1.5km
- バイク40km
- ラン10km
現在はトライアスロンのレースの多くがこの距離設定となっています。
スプリントディスタンス
オリンピックディスタンスの半分の距離で、スイム0.75km・バイク20km・ラン5kmの合計25.75kmで行われます。
- スイム0.75km
- バイク20km
- ラン5km
ロングディスタンス(長距離)
スイム3km以上、バイク91km以上、ラン22km以上のレースのことです。
アイアンマンレース
スイム3.8km・バイク180.2km・ラン42.2kmの合計約226kmで行われます。
- スイム3.8km
- バイク180.2km
- ラン42.2km
1978年にハワイのオアフ島で開催されたのが「アイアンマン」の始まり。
オアフ島ではホノルルマラソン(42.195km)、ワイキキ2.4マイル・ラフウォータースイム(3.86km)、アラウンド・オアフ112マイル・バイクレース(180km)という3つのレースが既に開催されていました。
「スイマーとサイクリスト、ランナーのうち、誰が一番強いのか?」「だったら同時にやってみて決めようじゃないか!」とアメリカ海兵隊員による宴上のたわいもない話題から、総距離226kmのアイアンマンレースが生まれそうです。
競技人口は?
1970年代にアメリカで広がったスポーツで、現在では競技人口が世界で210万人。日本の競技人口は 2015年の時点で37 万 5000 人。
トライアスロンの大会はいつ行われているの?
学生向けのトライアスロン大会
主要な学生選手権は下記になります。
2023/6/4(日) | 広島県尾道市 | 西日本学生トライアスロン選手権尾道因島大会(2023) |
2023/6/25(日) | 栃木県那須塩原市 | 東日本学生トライアスロン選手権 那須塩原大会(2023) |
2023/9/3(日) | 香川県観音寺市 | 日本学生トライアスロン選手権観音寺大会 |
2023年の世界大会(メジャーゲーム)
世界トライアスロンシリーズ(World Triathlon Championship Series)は、トライアスロンの世界最高峰の大会シリーズ。
ワールドトライアスロンが毎年開催しており、距離は基本的にオリンピックと同じスタンダードディスタンス(スイム1.5km・バイク40km・ラン10km、合計51.5km)で行われています。
世界の複数か所で大会を行い、年間を通じた合計ポイント数で年間優勝を争います。最終戦となるファイナルは上位選手が出場できます。
日本では、横浜大会を横浜市の山下公園を中心とするコースで2009年から開催されています。2023年は5月13日(土)・14日(日)に開催されました。