ミニ野菜・ベビー野菜は小さいけども優秀な栄養価?!
最近スーパーの食品売り場などでもよく見かけるようになったミニ野菜・ベビー野菜。ミニ野菜・ベビー野菜は、一人でも食べきれる量や大きさの野菜です。単身世帯にはちょうどいいサイズと量で、人気が高まっています。 そんな注目のミニ野菜・ベビー野菜のメリットは、量や大きさだけではありません。実は栄養でも非常に魅力があります。今回はミニ野菜・ベビー野菜の優秀さについてお伝えします。
ミニ野菜・ベビー野菜とは?
ミニ野菜・ベビー野菜とは、その名の通り、普通のサイズよりも小さな野菜のこと。 ミニチュアサイズのものが多いので、見た目がとても可愛らしいのが特徴です。使ったことがない人にとっては、どうやって調理をしたり、食べたりしたらよいのか分からないかもしれません。でも知らないままでいたらもったいないくらい優秀な野菜です。 ミニ野菜とベビー野菜は、いずれも小さくて可愛らしい野菜全般に使われますが、分ける場合は以下のように分類されています。
ミニ野菜とは
通常の野菜より、小さなサイズで成熟している野菜のこと。
ミニ野菜の例
- ミニトマト
- ミニ大根
- ミニチンゲンサイ
- ミニニンジン
- ミニかぼちゃ
- 芽キャベツ
ベビー野菜とは
通常の方法で栽培すると大きく成長をするが、小さいうちに早採りできる野菜のこと。
ベビー野菜の例
- ベビーリーフ
- ベビーコーン
ミニ野菜・ベビー野菜の栄養価
ミニ野菜やベビー野菜は、通常サイズの野菜よりたくさんの栄養が含まれていたり、成長の初期段階ならではの栄養が凝縮されていたりと、栄養面で非常に優れています。
ミニトマトの栄養
どこでも手に入れやすく、料理やお弁当に彩りを添えてくれるミニトマト。トマトが苦手な子でも、ミニトマトなら食べられるというケースも多くあります。 ミニトマトとトマトを比べた場合、ミニトマトの方にたくさん栄養が含まれているものがあります。特に注目したいのがリコピン。通常のトマトに比べて、約2倍のリコピンが含まれています。リコピンには抗酸化作用があるので、体内細胞の老化や動脈硬化、がんなどを防いでくれます。
- リコピン
- 鉄分
- ビタミンB
- ビタミンC
- ベータカロテン
芽キャベツの栄養
その名前から、通常のキャベツの新芽状態のものと勘違いされやすい芽キャベツ。実はキャベツと芽キャベツは同じものではありません。キャベツのルーツは、青汁の原料となるケールですが、そのケールを品質改良したものが芽キャベツです。生で食べることも多いキャベツに対して、芽キャベツは苦みや辛味があるため、煮たり炒めたりして食べる料理に適しています。特に多く含まれている栄養は、ビタミンCです。その量は通常のキャベツの約4倍で、美容と健康の両面に効果を発揮します。
- ビタミンC
- 鉄分
- 葉酸
- カリウム
- イソチオシアネート
ヤングコーン
中華料理によく使われるヤングコーン。ヤングコーンはとうもろこしが成長して大きくなる前に早採りしたものです。とうもろこしが夏の野菜であることからも分かるとおり、ヤングコーンの旬は5月から6月。この時期にはスーパーで皮付きの新鮮な採れたてヤングコーンを見かけることがあるかもしれないので、ぜひ手に取ってみてください。 ベビーコーンには、リノール酸が多く含まれています。リノール酸には善玉コレステロールを増やす働きがあるので、動脈硬化、心筋梗塞、脳血栓などを未然に防いでくれます。
- リノール酸
- カリウム
- 食物繊維
- ビタミンB
- ビタミンE
ミニ野菜・ベビー野菜の栽培方法
ミニ野菜やベビー野菜は、プランターなどを用意すれば、簡単に家庭で栽培することができます。 大きく成長させる必要がないので、通常の野菜に比べて病気や害虫の心配も少なくて済みます。 さらにメリットをあげると、栽培期間が短いこと。種まきからひと月程度で収穫できるものも多くあるので、家庭菜園初心者の方こそ、ぜひチャレンジしてみてください。