栄養満点のハチミツの種類はどれ?ハチミツの正しい選び方
食べられるハチミツは、実に1000種類とも言われています。それぞれ色や香り、質感も違います。味だけでなく、含まれる栄養素や効能なども違うので、活用のレパートリーも広がります。日本で作られているはちみつの種類を紹介します。
ハチミツの種類
ハチミツには、種類があるのをご存知ですか?
- 純粋ハチミツ
ハチが作ったハチミツに何も混ぜられていないもの。
国産では、水分含有量が23%以下、海外産では20%以下という基準もあります。ただ、加熱処理をしていても純粋ハチミツを名乗れてしまうので、栄養価が高いハチミツかどうか判断しづらくなっています。 - 精製ハチミツ
ハチミツから、においや色を取り除き加工したもの。
においや色があると清料飲料水や食品加工には使いづらいため、用いられます。加工により本来の栄養素はこわれてしまい、糖分としての役割しか果たしません。 - 加糖ハチミツ
ハチミツに果糖ブドウ糖液を加えたもので、ハチミツの含有量が全体の60%以上のもの。
このうち、精製ハチミツと加糖ハチミツの2つは、加工品なので本来持つハチミツの栄養価が大きく損なわれてしまっています。
スーパーなどで見かけるハチミツは加糖ハチミツであることが多いです。
食べる美容液と言われているハチミツは、栄養の宝庫なので、純粋ハチミツを選ぶことがとても重要です。
純粋ハチミツの見分け方
混ぜ物がなく、加熱処理されていない本物の純粋ハチミツである「生ハチミツ」。純粋ハチミツには、加熱処理されている商品もあるため、見分け方をご紹介します。
純粋ハチミツ3つのポイント
- 安価すぎる
ハチミツは注意見分け方として、1番分かりやすいのは価格です。本物の純粋ハチミツである「生ハチミツ」は大量生産ではなく、手間がかかるため、生産量が多くないので一般的なハチミツに比べて価格が目に見えて高いです。純粋ハチミツと記載されていても、安価な場合は、加熱処理されている可能性が非常に高いです。 - 商品のラベルをチェック
商品のラベル、成分表示を確認してハチミツ以外の原料が使われていないかチェックしましょう。本物の純粋ハチミツの場合、原料の記載がハチミツのみです。また成分表示だけでなく、加熱処理されているかどうか記載がある場合もあるので、しっかりチェックするようにして下さい。 - 透明すぎる
ハチミツは注意何も加工されていないハチミツの場合、花粉などが含まれているので透き通ってなく濁りがあります。基本的に、本物の純粋ハチミツである「生ハチミツ」の場合透き通っておらず濁りがあることを覚えておきましょう。
純粋ハチミツの種類
ハチミツは、ハチミツの蜜のもとーーつまり、どんな花から採れたかでその種類が分けられます。世界には、実際に食べることのできるはちみつが、1,000種類以上存在すると言われているほど豊富な種類が存在しているのです。
日本で作られている純粋はちみつの種類をどのようなものがあるかを紹介します。日本で採取することのできるはちみつの種類とは以下の通りです。
日本で作られる純粋ハチミツ
- レモンはちみつ
- ヒマワリはちみつ
- レンゲはちみつ
- アカシアはちみつ
- 百花はちみつ
- そばはちみつ
- そよごはちみつ
- トチはちみつ
- オレンジはちみつ
- クローバーはちみつ
それではこれらのはちみつの特徴を説明していきます。
レンゲはちみつ
日本のハチミツの中で一番ポピュラーで「はちみつの王様」と呼ばれています。レンゲは植え前の田んぼに種を蒔き、田んぼにすき込まれて肥料とされてきましたが、化学肥料の普及や稲作の衰退で近年減ってきています。滑らかで上品な甘さでさっぱりしていて、人気のあるはちみつです。
アカシアはちみつ
レンゲはちみつに続いて、日本では有名なはちみつです。特に東北以北ではスタンダードなはちみつで、くせがなく食べやすいと言われています。また、他のハチミツと比べて結晶しにくく、冬でも固まりにくい特徴があります。ハチミツは主にブドウ糖と果糖で構成されていてブドウ糖が多いハチミツは固まりやすいです。アカシアはちみつは果糖が多く、固まりにくいので、使いやすいという一面も。