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長寿の植物 シマアザミと長命草

食・料理
YOKARE編集部
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長寿の植物 シマアザミと長命草

南国の長寿の島に生息する「シマアザミ」と「長命草(ボタンフウソウ)」という栄養豊富な植物。
シマアザミが生息するのは奄美群島。奄美群島で2番目に大きな島である徳之島は温暖な気候で豊かな自然があふれた長寿・健康の島として知られています。昭和54年にギネスブックに長寿世界一と記録された泉重千代翁さんや、本郷かまどさんが生まれ育った島でもあります。
そんな長寿の島に自生する「シマアザミ」と、日本最西端の島や与那国島に自生する「長命草(ボタンフウソウ)」に期待されている効能や栄養価について紹介します。

シマアザミとは?

シマアザミは、キク科アザミ属の多年草。鹿児島県奄美群島の海岸近くに自生し、一般的なアザミと比べると大型で、草丈は1m前後となります。春には白色、または淡紅紫色の花が咲きます。島民の間では、古くから薬草として、佃煮や、煮付けといった食材としても利用されていて、滋養のある「奄美のスーパーフード」として親しまれてきました。

また、脂質低下作用が期待されるシマアザミの機能性から「いつまでも若々しく」という想いと、離島の厳しい状況下で長年努力を重ねて来られた人たちの「暖かい春を待ち望む」気持ちを込めて『向春草(コウシュンソウ)』とも呼ばれています

長命草(ボタンボウフウソウ)とは?

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長命草(ボタンフウソウ)は、日本最西端の沖縄県与那国島に自生するセリ科の植物。葉がボタンに似ていることから、ボタンフウソウとも呼ばれています。また、栄養価がとても高く、パワーベジタブルとも呼ばれています。

 

長命草の特長

  • 栄養成分が豊富
    長命草は、明日葉、ケール、大麦若葉と比較して、ポリフェノールだけでなく、カルシウム、マグネシウム、食物繊維などがより多く含まれています。多忙な毎日、野菜不足、疲れやすい、太りやすい…気になる生活習慣を見直したい方におすすめの野菜といえるでしょう。
  • ポリフェノールが豊富
    ルチンやクロロゲン酸などのポリフェノールが豊富に含まれています。ポリフェノールは活性酸素を除去する働きをします。カラダのサビを防ぐため、動脈硬化や生活習慣病の予防に有効であると言われています。長命草に含まれるポリフェノールの量はゴーヤの約8倍と言われています。

シマアザミの特長

  • ポリフェノールが豊富に含まれ、抗メタボに期待?
    シマアザミは、抗酸化作用の強いポリフェノールが豊富に含まれ、その含有量は明日葉、ケール、大麦若葉に比べて約3〜6倍を誇ります。さらに、脂肪肝抑制作用など、抗メタボリックシンドローム効果もあるといわれています。
  • 必須栄養素αリノレン酸を含んでいる
    αリノレン酸は植物のみで合成され、人間の体に必要不可欠な必須脂肪酸です。今話題のオメガ3脂肪酸で、健康に対して積極的に働きかけます。αリノレン酸は、体内でDHAやEPAに変換され、血液をサラサラにしたり、アレルギーを抑える作用があります。人間の体内では作ることができないため、食品から摂取しなければなりません。主として、昔から日本人はイワシやサバ、マグロなどから摂取していました。一般的な食物油にはαリノレン酸はほとんど含まれていませんが、シマアザミ 油は約50%がαリノレン酸です。
  • 善玉ホルモン「アディポネクチン」
    琉球大学とNPO法人奄美機能性食品開発研究会共同研究により、シマアザミを食すことで、善玉ホルモン「アディポネクチン」が私たちの健康に深く影響することが分かってきました。シマアザミに含まれる高濃度のポリフェノールがアディポネクチンに関与し、力を発揮していると考えられています。アディポネクチンの平均値は100歳以上の女性で20.3μg、若い女性で10.8μgと長寿の方は倍近くあることも公表されています。

太陽の光をふんだんに浴びて育つシマアザミと長命草には、ポリフェノールや食物繊維が豊富に含まれています。

以上、栄養豊富な2つの植物シマアザミと長命草を紹介しました!粉末状のものやサプリメントとして販売されているので、取り入れてみてはいかがでしょうか?

参照:https://shimaazami.jp

        http://h-islands.com/info.html

  

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