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川越市市制施行100周年にちなんで川越の名物紹介

食・料理
YOKARE編集部
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川越市市制施行100周年にちなんで川越の名物紹介

埼玉県川越市は、人口35万人の中核都市で、古くから「小江戸」と呼ばれる観光都市です。
川越の特産品は数多くありますが、さつまいも、和菓子、うなぎの蒲焼、醤油、地ビールなどが有名です。
川越市は都心から30分~1時間くらいで行け、都市機能を持ちながらも情緒豊かな街です。
この記事では、主に川越の名物を紹介します。

川越といえばさつまいも

江戸時代から栽培されていたさつまいもは、当時では数少ない甘みのある食べ物として、川越の地元ではよく食べられていたようですが、「川越いも」の焼き芋が、江戸っ子にも人気があったようです。
よく耳にする『九里四里(栗より)うまい十三里』というフレーズは、江戸から川越までの距離を表しているそうです。
今では、焼き芋だけでなく、川越産のさつまいもは、サツマイモチップスや、まんじゅう、ソフトクリーム、プリンなどに加工されています。

サツマイモチップス

小江戸おさつ庵の「おさつチップ」は、極薄切りにしたさつまいもを揚げたサクサクと歯触りの良いチップスです。

まんじゅう

菓匠右門「いも恋」は、さつまいもとつぶあんが、山芋ともち米で作られた皮で包まれています。モチモチとした食感が人気です。埼玉県の「彩の国認定 優良ブランド品」に認定されています。

ソフトクリーム

「芋屋初代仙次郎」の仙次郎ソフトは濃厚な味で、いもようかんとサツマイモチップスがトッピングされています。

イモプリン

プリン専門店、川越プリンの「どんだけ~芋プリン」は、角切りイモの入ったプリンの上に、プリンソフト、芋モンブランクリーム、芋チップスがトッピングされています。

大学芋パフェ

大学芋の専門店「川越いわた」は、大学芋の専門店です。スティックタイプの大学芋「小江戸スティック」と、さつまいもアイスを合わせた「大学芋パフェ」が人気です。

  • さつまいもの栄養について
    さつま芋には、胃腸の働きを促して便秘やむくみを解消する働きがあります。また、虚弱体質の改善や疲労回復効果も期待できると言われています。
    主な栄養成分は、カリウム、カルシウム、食物繊維、ビタミンCなどです。

川越になぜうなぎ屋さんが多いのか

川越周辺は河川が多く、昔から川魚がたくさんとれ、海がない埼玉県では、魚と言えば主に川魚でした。昔は河川の水もきれいで、天然のうなぎがたくさんとれ、庶民の貴重なたんぱく源でした。

今では高級料理のかば焼きも、家庭料理として普通に食べられていました。また、川越には醤油蔵があったため、醤油を使ったタレも豊富で、各店のオリジナルのタレが開発されてきました。

川越周辺のうなぎ屋さん

小川菊・川越いちのや・うなぎ林屋・東屋・うなぎ鯉 ぽんぽこ亭・Washoku大穀 川越菓子屋横丁店・うなぎ傳米・いちのや アトレ川越店・深井屋・うな吉Washoku大穀 川越店・うな吉・うなぎ茶屋ひろ・うなぎ車屋・いも膳 うなぎ専門店 うなっ子・ぽんぽこ亭 川越まるひろ店・うなぎ笹船・たち花・うなぎ川ばたなどたくさんのうなぎ屋さんがあります。

川越でうなぎの食べ歩きができるお店もあり、串焼きりんりん屋では、焼き立ての串焼きがいただけます。

  • うなぎの栄養について
    うなぎには、疲労回復効果や老化防止、視力の回復、めまい、むくみ、関節痛などに効果があると言われています。
    主な栄養成分は、アスパラギン酸、オレイン酸、パントテン酸、EPA、DHA,カルシウム、コンドロイチン、ビタミンA、B1、B2、D、Eなどです。 

川越の醤油

日本人の食生活に欠かせない調味料のひとつが醤油ですが、醤油製造の機械化が進むなかで、埼玉県川越市では、今も江戸時代から受け継がれる醤油蔵で、伝統的な醤油づくりを続けているところが多く見られます。
麹つくりに必要な材料は、大豆・小麦・塩で、約3日間かけて麹を作ります。
このとき「濃口醤油」をつくるには食塩水を混ぜ合わせ、「再仕込み醤油」をつくるには生醤油を入れます。
これでできた「もろみ」を約1年以上かけて熟成させます。
もろみは初期の段階では麹菌によって、その後では酵母や乳酸菌によって分解され、熟成が進みます。
熟成を終えたもろみを少しずつ布に広げ、それを何層にも重ね、3日間かけてじっくり搾り出してできたものが「生醤油」です。

川越の地ビール

1994年、規制緩和により小規模醸造に門戸が開かれ、日本各地で「地ビール」が流行しました。
川越の地ビールではCOEDO(コエドビール)が有名で、毬花、瑠璃、伽羅 、漆黒 、紅赤などが知られていますが、こちらのコエドビールにて初めて造られたビールは、その特産品さつま芋を醸造したビールでした。不揃いの形で廃棄されるさつま芋を有効活用しようというものだったそうです。
素朴でどこか懐かしい味の、職人の手仕込みのビールは多くの人に愛飲されています。

その他の川越市の魅力のある食べ物

江戸時代からさつまいもが豊富に栽培されていた川越では、芋うどんも特産物の一つです。
この芋うどんは、うどん独特の歯応えと芋の旨みが混じり合った優しい味のうどんで、一般的なうどんよりもやや細めです。


また、「元祖日本一なが~い黒糖ふ菓子」(松陸製菓)の麩菓子も有名です。
職人さんの手で麩から手作りされている、95cmという長さを誇るこのお菓子はインスタ映えすると、若い人に人気があります。

  • 麩の栄養について
    麩は小麦粉を原料とした食品です。小麦粉に水を加えて練り、水ででんぷんを洗い流すと、粘りの強いグルテンが残ります。そこにもち粉を加えて、茹でたり蒸したりしたものが「生麩」、小麦粉を加えて焼いたものが「焼き麩」です。麩は、低糖質、低脂質、高たんぱく食品で、ナトリウムやカルシウム、鉄・亜鉛といったミネラルを含んでいます。

江戸時代に川越藩の城下町として繁栄した川越は、江戸のように栄えた町だったため、小江戸と呼ばれ続けて現在に至ります。
酒造り商家が立ち並ぶ中、「時の鐘」や、縁結びの神社「川越氷川神社」など見所が多く、年間600万人の観光客が訪れる人気の街です。
都心からのアクセスもよいので、ぜひお越しください。

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