マカダミアナッツとヘーゼルナッツの違い
マカダミアナッツとヘーゼルナッツはとても形状が似ていますが、異なることは皆さんご存じでしょう。では何がちがうのかとなると「はて?」となるのが概ねです。どちらも栗と同じ堅果(殻に入っている)の種類で、殻の状態ですと見分けがつきます。大振りのどんぐりのようなのがヘーゼルナッツです。
他にどんな違いがあるのかーー形状が似ているナッツであるマカダミアナッツとヘーゼルナッツの違いを紹介します。
マカダミアナッツはハワイではなくオーストラリア原産!?
マカダミアナッツはハワイ旅行のお土産で有名ですが、オーストラリア原産です。オーストラリアのクイーンズランド州とニューサウスウェールズ州の熱帯雨林に自生していました。マカダミアナッツを最初に発見し、食zqべたのは先住民族のアボリジニの人々でした。
1880年代には農園が作られ、商業栽培は19 世紀後半になってからでした。
もちろんハワイでもマカダミアナッツは栽培されています。ハワイは、年間を通して温暖な気候がマカダミアナッツの栽培に適しています。
ヘーゼルナッツはヨーロッパに広まった!?
ヘーゼルナッツはトルコ辺りが原産地だと考えられていますが、特定することが難しく、トルコ以外にもヨーロッパ各地で古くから栽培されてきたと考えられています。
古代ギリシャ人やローマ人にヘーゼルナッツは愛されてきました。
現在では、ヘーゼルナッツはトルコ、イタリア、米国、スペインなど、世界中のさまざまな地域で栽培されています。ヘーゼルナッツは、その豊かな歴史と広範囲にわたる栽培により、甘い料理にも塩味の料理にも好まれる食材となっています。
マカダミアナッツとヘーゼルナッツの味の違い
マカダミアミルクとヘーゼルナッツミルクはどちらもナッツの風味がして美味しいですが、味は異なります。
マカダミアミルクはなめらかで濃厚な舌触りで、バターのような濃厚な味わいで、ほのかなナッツの風味があります。クリーミーで油脂感が強めです。一方、ヘーゼルナッツミルクは栗のようなほんのりとした甘味があります。少し癖のある風味と強い香りに特徴があります。
マカダミアナッツとヘーゼルナッツの栄養の違い
味の違い以外にも、マカダミアミルクとヘーゼルナッツミルクの栄養成分にも多少の違いがあります。
どちらも健康的に良いとされる一価不飽和脂肪が多く含まれています。
マカダミアナッツに多く含まれているオレイン酸はLDL(悪玉コレステロール)だけを下げHDL(善玉コレステロール)を下げない働きがあり、心臓病のリスクを軽減するのに役立ちます。
一方、ヘーゼルナッツミルクは、細胞を損傷から守る抗酸化物質であるビタミンEの優れた供給源です。ビタミンの一種であるビチホンとの相乗効果で血管を健康に維持するといわれています。
減量にはどっちがおすすめですか?
マカダミアナッツにはヘーゼルナッツよりも少し多めにカロリーが含まれています。マカダミアナッツ100gあたり約718カロリーですが、ヘーゼルナッツは628カロリーです。
肥満体対策としてマカダミアナッツにの方がおススメです。
マカダミアナッツは、一価不飽和脂肪の含有量が際立っています。LDL コレステロール値を下げ、脂質プロファイルを管理することで心臓にも良い影響を及ぼします。マカダミアナッツの健康効果は、体重と肥満の管理にも役立ちます。
どんな料理に相性がいいでしょうか?
どちらもチョコレートとの相性が抜群です。
美容目的ならば、無塩、無油の素焼きがいいようです。
細かく砕いてクッキーにしたり、パスタやパフェのトッピングにも使います。
ヘーゼルナッツはコーヒーの香りづけにも使われています。