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ビーフンとフォーの違い、どちらも健康に良い?!

食・料理
YOKARE編集部
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ビーフンとフォーの違い、どちらも健康に良い?!

ビーフンもフォーも米粉を原料として作られた、モチモチした食感の麵ですが、ビーフンは中国フォーはベトナム生まれです。
きしめんのような幅広の麺がフォーで、そうめんのように細い麺がビーフンです。
この記事では、ビーフンとフォーの違いについて、様々な角度からお伝えします。

ビーフンとフォーの共通点と違いについて

ビーフンとフォーの共通点は、どちらも主原料は米粉で、水で溶かしてペースト状にしたものを材料としているところです。

しかし、ビーフンに使われている米粉は、日本に住む私たちがに日常的によく食べている「うるち米」の米粉で、フォーはベトナムで食べられている「ベトナム産米」の米粉を原料としています。

同じように思えるビーフンとフォーですが、発祥地、製造方法、形状、調理方法などが違います。
また、がっつりとお腹を満たしたときにはビーフンが、ダイエット中ならフォーがおすすめのようです。

なぜなら、ビーフンの方がフォーに比べてカロリーも高く糖質も高いからです。

ビーフンとフォーの製法の違い

ビーフンは、米を水に浸してから水分をきって蒸します。

餅状になった生地を押し出し法という製造方法で、細かい穴から押し出し、紐状に成形します。再度ゆでたり蒸したりし、その後乾燥させます。

フォーは、金属板などの型に流し入れて、薄く伸ばしてクレープ状にして蒸し、冷ましてから線状にカットし、乾燥させます。

ビーフンとフォーの形状と調理方法の違い

ビーフンは、素麺(そうめん)のような形状で細長く透明感があり、炒め物やスープによく使われます。

ビーフン

 

フォーは、きしめんのような幅広ので形状で、ベトナムの伝統的なスープ料理に使われます。フォーの一般的なスープは、牛骨や鶏骨を長時間煮込み、香辛料で風味づけします。

フォー

ビーフンとフォーの発祥地と歴史の違い

ビーフンは中国が発祥地です。
ビーフンの起源は紀元前220年頃で、秦の始皇帝が中国統一を成し遂げた頃と言われています。

フォーはベトナムが発祥地です。
フォーの起源は、はっきりとせず、フランスの紡績工場などでのまかない飯が、ベトナムに伝わったとも言われています。ビーフンのように長い歴史があるわけではなく、フォーが食されるようになってから100年ぐらいのようです。
ベトナムでは、フランス料理のポトフに麺を入れてアレンジしたようで、「ポトフゥ」の「フゥ(炎)」が語源だと言われています。

ビーフンとフォーのメリットとデメリット

ビーフンやフォーはヘルシーなイメージがありますが、麺類を単体で比べた場合、うどんやそうめん、そばなどが100kcal台なのに比べ、ビーフンが377kcal、フォーが265kcalもあります。

糖質においても、うどんやそうめん、そばなどが20g台のところビーフンが79.9g、フォーは58.4gです。

それでもなぜビーフンやフォーがヘルシー料理なのかは、バランスがとれた一品料理だからです。

夏の食事に、冷たい麺類を薬味であっさりと食べた場合、たんぱく質やビタミン類が不足しがちで夏バテを招きます。

また、ほとんどの麺は小麦粉を使用しているため、グルテンによる腸の障害や肌荒れの原因になることもあります。

ビーフンやフォーを使った料理のメリットは、グルテンフリーであることと、肉や野菜を使うので一品料理でも、まんべんなく栄養素を摂取することができることです

ただし、ビーフンやフォーをおかずに、ご飯などを食べるとカロリーオーガーになり、夏太りの原因となります。どの麺料理でも、炭水化物に炭水化物を足す食事は、生活習慣病を招きかねないのでデメリットと言えます。

ビーフン料理を食べるメリット

ビーフンは米粉でつくられたグルテンフリーの麺なので、小麦アレルギーを持つ人でも食べられます。
日本で発売されているビーフンは、1人前が50gで、190kcalぐらいですが、、料理に使う食材によってカロリーがプラスされます。

お肉や野菜を入れた焼きビーフンだと、一皿あたり500kcalほどになります。
具材に、たんぱく質がを含む肉や魚介類、ビタミン類を含む野菜類を使うとバランスの取れた一品料理になります。

簡単な焼きビーフン料理

ビーフン

2人分の材料は下記になります。

  • ビーフン100g
  • 焼き豚6枚
  • もやし、2分の1袋
  • 細切りのにんじん、ピーマン適宜
  • 炒め用のゴマ油大さじ1杯
  • 調味料(紹興酒大さじ1杯、塩小さじ2分の1杯 、オイスターソース大さじ2分の1杯、顆粒のチキンスープの素小さじ1杯をお湯少量でといておく。コショウ少々、水大さじ2杯)

ビーフンは表示通りに戻して、水切りをしておきます。鍋に炒め用のゴマ油大さじ1杯をいれて、焼き豚、にんじん、ピーマン、もやしを炒め、ビーフンも加えて炒めます。調味料を全てボールに入れてまぜ合わせたものを加えて混ぜます。

フォー料理を食べるメリット

小麦から作られる麺類と違い、ビーフンと同様に米粉で作られています。
米粉は油分を吸収しにいので、ダイエット食ともいえます。
使用する野菜やお肉、魚介類を選ぶことで、たんぱく質と炭水化物、脂質ビタミン類などのバランスがとれた料理に仕上がります。
野菜を多めにトッピングしたフォーはGI値が低めのため、血糖値の急上昇度を押さえてくれます。
糖尿病や糖尿病予備軍の人にもおすすめしたい料理です。

簡単なフォーを料理

フォー

2人分の材料は下記になります。

  • フォー100g
  • 中くらいのむきえび8尾
  • タマネギ4分の1個
  • ニラ2分の1束
  • モヤシ2分の1袋
  • スープの材料(塩小さじ2分の1杯、酒小さじ1杯、顆粒のコンソメスープの素小さじ1杯をお湯少量でといておく。ナンプラー大さじ1杯、コショウ少々、水800cc)

フォーは水に浸し、水切りする必要があります。ニラは5㎝くらいに切り、タマネギは薄切りにし、モヤシは水洗いしてザルに上げておきます。
エビは背ワタを取り、水800ccで3分ほどゆで、ゆで汁を取っておき、スープの材料をすべて入れ、フォーと用意した野菜も入れて煮ます。エビの尾の殻を残してむき、最後に入れて盛り付けます。
 

ビーフンとフォーもどちらも体に優しい米粉

ビーフンとフォーの違いは、発祥地、製造方法、形状、調理方法が違うだけで、どちらも体に優しい米粉を原料としています。
ほとんどの麺は小麦粉で作られているため、摂りすぎるとグルテンによる弊害が心配されますが、ビーフンやフォーはグルテンフリーのため、安心して食べることができます。
また、暑い夏の食事はあっさりとしたそうめんやそばを食べがちですが、栄養の偏りが心配です。
具だくさんで、ちょっぴりスパイシーなビーフンやフォー料理で、この夏を乗り切りましょう。
 

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