メニューを閉じる
メニューを開く
  • 食・料理
  • 美容
  • カラダ
  • 食育
  • SDGs

栄養価が高い旬の食材がオススメ、秋が旬の野菜や果物を楽しもう!

食育
YOKARE編集部
プロフィール画像
栄養価が高い旬の食材がオススメ、秋が旬の野菜や果物を楽しもう!

秋になると夏場に落ち込んだ食欲も回復し、食事が楽しくなります。旬の食材は栄養価が高く、味覚も優れていますので、意識して選ぶようにしましょう。秋に旬を迎える野菜・果物・魚を紹介します。

なぜ旬の食材がいいの?

昔から「旬の食材を食べましょう」と言われてきました。なぜ旬の食材が良いかというと、栄養価が高いからです。

女子栄養大学の研究によると、カボチャ・トマト・ニンジン・ホウレンソウなど約40種の食材を分析した結果、ほとんどの野菜で、時期によって栄養価に高低があることがわかりました。栄養価が高い時期が3カ月ほどあり、これは旬の時期と重なっています。旬の時期を外れると、栄養価が低くなることも確認されました。

特にβ-カロテンやビタミンCは、季節変動が大きいと報告しています。β-カロテンについて見ると、トマトは最大月と最小月で約2倍、ブロッコリーは約4倍の差があります。ビタミンCについては、ホウレンソウの場合、約4倍も違うことが確認されました。

同じ野菜でも旬とそれ以外の時期では、栄養価が大きく違うわけですね。

旬の食材は価格も安い

旬の時期はほかの時期と比べて、野菜や果物の価格が安くなる傾向があります。加えて、どのスーパーでも旬の時期には十分な量が店頭に並び、手に入れやすいですね。

こうした点も、旬の食材を選ぶ理由の1つです。

秋が旬の野菜 カボチャ、サツマイモ、ニンジン・・・

秋が旬の野菜には、カボチャ・ニンジン・ゴボウをはじめ、サツマイモ、ジャガイモなどがあります。キノコ類はシイタケ・シメジ・マイタケ・マツタケなどです。

サツマイモ

サツマイモは蒸しても、焼いてもおいしいですね。サツマイモにはビタミンCやカリウム、食物繊維が豊富に含まれ、健康にも貢献してくれます。100gあたりにビタミンCが29mg、カリウムが480mg、食物繊維が2.2g含まれています。

カボチャ

カボチャは夏に収穫が盛んになるのですが、すぐに食べるよりも追熟した方がおいしくなることから、秋が旬となります。店頭への出荷も秋がピークとなり、もっとも安く購入できます。カボチャはβ-カロテンが豊富。食物繊維も100gあたりに2.8g含まれています。


秋が旬の果物 ブドウ、リンゴ、柿・・・

秋が旬の果物には、ブドウやリンゴをはじめ、柿・ナシ・ザクロなどがあります。旬の果物は味覚も優れているので、まさに“食べごろ”です。

ブドウ

ブドウは品種によって旬の時期にズレが見られますが、もっとも多くの種類が出回り、食べごろを迎えるのが秋。アントシアニンやレスベラトロールといった成分名を耳にすることが増えましたが、ブドウはこれらのポリフェノール類を多く含んでいます。

リンゴ

リンゴは1年中、小売店で購入できますが、最もおいしく食べられるのが秋。ブドウと同様、品種によって時期はズレますが、秋にピークを迎えます。「1日1個のリンゴは医者を遠ざける」ということわざがあるように、リンゴは健康に良い食品として知られています。特に食物繊維やカリウムが豊富です。

秋が旬の魚 サンマ、カツオ、サケ・・・

秋になると食べたくなるのは、何も野菜や果物だけではありません。サンマやカツオなどの魚類も楽しみです。

秋が旬の魚には、サンマやカツオ(戻りガツオ)をはじめ、イナダ、秋サケ、スズキなどがあります。

サンマ

かつては庶民の魚として、秋になると毎日のように食卓に上っていましたが、漁獲量が減って価格が高騰し、今では購入をためらうことも。サンマには良質なたんぱく質が含まれています。鉄分、ビタミンA、カルシウムも豊富です。

カツオ

カツオの旬は春と秋の2回。4月ごろから獲れるカツオを「初ガツオ」、秋ごろに獲れるものを「戻りガツオ」と呼びます。特に、戻りガツオは脂が乗っていて、DHAやEPAという健康に役立つ脂肪酸が豊富に含まれています。

食欲の秋、栄養価が高い旬の食材を食卓に!

食欲の秋には、栄養価が高い旬の野菜や果物などをしっかりと食べましょう。健康を維持するためには、食材選びも大切。そして、よりおいしく食べるためにも、旬の食材を選ぶことをオススメします。

SHARE