知っておくと買い物が変わる!?雨・台風・気温差と野菜の関係

スーパーで「今日は野菜が高い」と感じたことはありませんか?
実は、それには”天気”が深く関わっています。野菜は気象の影響を強く受けるため、味・価格・品質が大きく揺れ動くことがあります。
この記事では、天気と野菜の関係を解説しながら、「今日の天気なら、どの野菜を選ぶべき?」 が分かる買い物のコツを紹介します。
天気の変化で野菜の状態は変わるの?
野菜は、気温や雨量、日照時間といった気象条件を敏感に受け取ります。
たとえば、雨が続くと土の水分が増え、野菜は普段より多くの水を吸い上げます。その結果、葉物野菜では細胞が膨張し、水っぽく、味が薄いと感じやすくなります。
また、台風のような荒天は葉の破れや倒伏などを引き起こし、品質の低下や出荷量の減少につながります。これが価格の高騰や野菜不足を招くこともあります。
一方、気温の急変も大きく影響します。夜に気温が急激に下がると野菜の呼吸が抑えられ、日中に作られた糖が消費されずに残るため甘みが強く感じられます。
天気は、私たちが思っている以上に野菜の品質や価格を左右しています。天候と野菜の関係を踏まえて、上手に野菜を買えるようにポイントを伝授していきます。
雨が続くと野菜はどうなる?価格が上がりやすいワケ
雨が続いているとき、スーパーで葉物野菜が高くなったり品質が落ちていると感じることがあります。
なんだか葉物が水っぽい…
雨が続くと土の中の水分が増え、野菜がいつも以上に水を吸い上げます。
その結果、葉物はみずみずしい反面、味がぼやけやすくなる 傾向があります。
また、雨によって野菜の価格が上昇します。下記のような理由があります。
- 畑に入れず 収穫できない
- 濡れによって 痛みが増え、出荷量が減る
- 品質が不安定で 選別ロスが増える
結果として、市場に出回る量が減り、価格が上がりやすくなります。
雨が続いて野菜の価格が上がっているとき、どのような野菜を買うと良いでしょうか。
葉物が高い週は、根菜類(人参・玉ねぎ・じゃがいも)やきのこ類が安定しておすすめです。

サラダ用に買うならキャベツよりも“サラダ用カット野菜”の方が状態が良い場合あります。
水っぽい葉物は、炒め物・味噌汁など加熱料理で活用しましょう。
台風後に野菜が高くなるワケ。物流 × 供給減のダブル影響
台風が過ぎた直後、野菜の価格が一斉に高くなることがあります。
台風後の野菜の高騰は、 物流の停滞と畑の被害の両方が起きるためです。
① 物流が止まる
道路冠水・強風・フェリー欠航などで、収穫した野菜が市場へ届けられない。
② 畑の被害で収穫量が激減
葉が裂けたり、根が弱り品質が落ちます。また、作物が倒れて収穫できないこともあります。
天候被害が続くと、出荷できる野菜が大きく減少し、価格が高止まりする期間が長引くこともあります。
台風後、どのような野菜を買うと良いでしょうか。
前述の通り、台風後は全体的に高騰しがち。そのため、天候の影響を受けにくい下記の野菜 を選ぶと節約につながります。
- 冷凍野菜
- カット野菜
- もやし
- 豆苗

気温差が激しい日は野菜が甘くなる?
天気の変化は悪いことばかりではありません。
実は、寒暖差の大きい日は野菜の甘みが増す という嬉しい効果もあります。
寒暖差で甘くなる仕組み
昼間の光合成で糖を作り、夜にその糖を呼吸で消費します。夜の気温が下がると呼吸が抑えられ、糖が残り甘みが増すのです。
寒暖差が激しい時期に、どのような野菜を買うと良いでしょうか。
甘みが感じられやすい冬野菜はとくに狙い目です。
ほうれん草、白菜、ブロッコリーは 10〜3月が旬 で、寒暖差が大きいほど甘さが際立ちます。

“寒じめほうれん草”のように、寒さを利用して糖度を高めた野菜は特に人気です。
また、直売所は朝採れが多く、より甘さを感じやすい点でもおすすめです。
天気は、野菜の 味・品質・価格 に直結しています。天気と野菜の豆知識を知っておくだけで、日々の野菜選びが楽しくなるかもしれません。