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紅麹(ベニコウジ)

成分の話
YOKARE編集部
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紅麹(ベニコウジ)

紅麹菌を繁殖させて作られる紅麹

紅麹菌(ベニコウジカビ)を繁殖させたでんぷん質食品(主に米)を紅麹(べにこうじ)と言います。蒸した米に紅麹菌を混ぜて発酵させます。 紅麹は古くから、中国(福建省)や台湾、沖縄など一部の地域で作られ、発酵食品として利用されてきました。豆腐ようや紅酒などは紅麹を使って作られる発酵食品です。

  • 学名:Monascus purpureus
  • 科名:モナスカス科
  • 和名:紅麹

乳酸菌と同様に紅麹菌は何種類もの菌株あり、菌株によって生み出す成分が異なります。近年では、菌株の改良も行われています。

紅麹の特徴

紅麹は、コレステロール低下や血圧低下などの効果があり、最近注目を浴びています。

モナコリンKがコレステロールを下げる?

M. rubber、M. pilosus、M. pubigerusなど一部の菌株に、モナコリンKなどの成分が含まれています。このモナコリンKは海外では医薬品として認められ、血清コレステロール降下薬として使われています。 日本では非認証ですが、錠剤やカプセルなどサプリメントとして市販されています。 紅麹に含まれるモナコリンKは、コレステロール生成の抑制、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)値の低下に作用するのではないかと考えられています。

GABAが血圧を下げる?

紅麹を作る過程でGABAが生成されます。GABAはアミノ酸の一種で、抑制性の神経伝達物質として機能し、ストレスを軽減したり、集中力を高めたり、脳内の血流を改善したりすると言われています。また、血圧を下げる効果があることがわかっています。 GABAは認知症やアルツハイマーへの効果も期待され研究が進められています。

参考:特定非営利活動法人 日本食品機能研究会

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