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機能性表示食品最新レポート2021年!変化や状況は?

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YOKARE編集部
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機能性表示食品最新レポート2021年!変化や状況は?

薬事法ドットコムのレポートによると、機能性表示食品は消費者の間で認知度がかなり高まり、2015年に始まった機能性表示食品の届出数は、3700件を超えました。

機能性表示食品が始まるまでは、機能性を表示することができる食品は、これまで国が個別に許可した特定保健用食品(トクホ)と国の規格基準に適合した栄養機能食品に限られていました。

平成27年4月に、新しく「機能性表示食品」制度がはじまり、効果を明確に表現できなかった美容健康食品は、機能性表示食品によって効果を表現できるようになり、消費者に訴求しやすくなりました。 2015年4月から開始した制度ですが、活用する企業や機能性表示食品に積極的に取り組む動きが増えているため、届出数は制度が始まった頃より多くなっています。2020年の年末までに合計3,722件の届出が出ています。

 

機能性関与成分ランキング

機能性表示食品には、機能性を表示する根拠となる関与成分が含まれています。同じ関与成分でも、商品によって表示しようとする機能性は異なり、各社の工夫や戦略の参考にもなります。 また、1つの機能性表示食品で、複数の関与成分を含んでいるものがあるのですが、その場合は関与成分ひとつずつをカウントしています。 機能性関与成分のトップ10と件数は、以下のとおりです。

GABA 445
難消化性デキストリン 368
DHA 226
EPA 206
ルテイン 162
イチョウ葉テルペンラクトン 129
イチョウ葉フラボノイド配糖体 129
ビフィズス菌 122
乳酸菌   118
葛の花由来イソフラボン 109

関与成分の種類は、合計227でした。 ※薬事法ドットコム調べ ※薬事法ドットコムの分類方法

表示しようとする機能性ランキング

表示しようとする機能性は、少しずつ広がりを見せています。例えば、免疫のことを表示した商品が出てきたのは、コロナウイルスの感染者が日本で増えた後でした。 表示しようとする機能性のトップ10と件数は、以下のとおりです。

中性脂肪 639
血糖値 550
疲労感 425
血圧 357
保湿 324
認知機能 308
内臓脂肪 300
整腸作用 299
記憶力 283
BMI 247

ダイエット、生活習慣病、高齢者にかかわる症状、が主にランキング上位入りしています。

体の部位ランキング

機能性表示食品の「表示しようとする機能性」には、特定の体の部位が書かれていることもあります。体のどこを機能性の対象とした商品が多いのかがこれで分かります。体の部位のトップ10と件数は、以下のとおりです。

お腹 442
309
287
165
ひざ 141
48
43
30
29
26

お腹、肌、目、骨、ひざなどが体の部位だと多い場所になります。お腹を示した商品には、お腹の脂肪減少を狙ったダイエット系の商品もあれば、腸内環境を良くする商品もあります。 機能性表示食品は、件数が増え、機能性関与成分や表示しようとする機能性で広がりを見せています。

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