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美容業界が大注目、ヒト幹細胞配合のコスメ

美容2020.04.21

ヒト幹細胞は、次世代アンチエイジング成分として、美容業界で大注目されている成分です。今回、ここではヒト幹細胞を使ったコスメについて詳しくご紹介していきます。

ヒト幹細胞とは?

まず、幹細胞を簡単にご説明しますね。
幹細胞とは、自己複製能(同じ能力を持った細胞を複製する能力)様々な細胞に分化する能力を持つ特殊な細胞です。
この2つの能力により発生や組織の再生などを担う細胞であると考えられています。

幹細胞の性質を利用して怪我や病気を治す「再生医療」という新しい治療法の研究や、体内の細胞の状態を身体の外で再現して病気のしくみを調べる研究が進んでいます。主にIPS細胞やES細胞(胚性幹細胞)などが挙げられます。

そのほかに、幹細胞そのものではなく、「幹細胞培養液」を使用した再生医療があります。
幹細胞培養液を利用した再生医療では、幹細胞を培養する際に、幹細胞が分泌する成分を大量に含んだ培養液を使用します。培養液には、組織を構成するコラーゲンやヒアルロン酸、サイトカインなど多種多様なたんぱく質等の成分が含まれ、今までなかった成分も多く含まれていることが解っています。

この幹細胞の培養液の技術を応用して「ヒト幹細胞培養液」を使った化粧品が、次世代アンチエイジングコスメとして注目されているのです。

幹細胞そのものが配合されることはありません。この幹細胞培養液には、高いエイジング効果が期待できる成長因子(グロスファクター)やペプチドなどの栄養素が非常に多く含まれているのです。

ヒト幹細胞の種類

幹細胞の種類は、大きく分けて3つあります。

種類I:植物由来

傷ついた細胞を再生させる力を持つ、特定の植物の細胞を使った幹細胞。

注目されている植物

  • リンゴ
    スイス原産の4ケ月腐らないと言われている「ウトビラー・スパトラウバー」の幹細胞を抽出・培養。高い抗酸化力で肌老化にアプローチします。
  • エーデルワイス
    ミトコンドリアに働きかけ、コラーゲンやヒアルロン酸を生成する働きがあると言われている、注目の幹細胞エキスです。
  • アルガンツリー
    モロッコの希少植物で生命力が強く、古くから肌の修復機能があるとされ、新芽からとれる幹細胞エキスはスキンケアに広く用いられています。
  • ライラック
    ライラックの葉から採取した幹細胞を培養したもの。
    スキンケアはもちろん、シャンプーなどのヘアケアアイテムにも、用いられています。

種類Ⅱ:動物由来

ヒトの皮膚幹細胞と構造が似ている羊の毛や胎盤などから摂取された幹細胞。
プラセンタサプリなどは、動物由来のものが多く使用されています。
体質により、拒絶反応を起こす懸念もあるので注意が必要です。

種類Ⅲ:動物由来 ヒト由来

ヒトの細胞に基しているもので、皮下脂肪から採取したものや、臍帯血(へその緒)から採取したもの。

ヒト幹細胞と植物幹細胞の違い

「細胞の活性化」とは、細胞の表面には特定の形をしたカギ穴(レセプター)というものがあり、そのカギ穴にピッタリと当てはまるカギ(リガント)となる物質が結びついて、双方が合致して、はじめて活性が始まります。

つまり、カギ穴にきちんと当てはまるカギをさしてあげないと、エンジンが掛からないのと同じことなのです。

植物由来の幹細胞コスメには、抗酸化作用や潤いを与える効果があると言われていますが、そもそも植物の細胞には、レセプターとリガントの仕組みがありません。

植物由来のヒト幹細胞はレセプターとリガントの仕組みがないので、植物由来のヒト幹細胞の成分が人間の細胞に対してどのように作用するかは明らかではない点も多いのが現実です。

それに対してヒト由来の幹細胞培養液には、細胞のカギ穴(レセプター)に一致するカギ穴(リガント)となる成長因子などのサイトカイン(細胞活性のカギとなる伝達物質)が豊富に含まれていることが解っています。

このため、組織再生効果があるとされ再生美容の分野や、化粧品の有効成分として効果が高いと美容業界で今後、大いに注目、期待されています。

ヒト幹細胞培養液に含まれる代表的な成長因子

ヒト由来の幹細胞培養液には、幹細胞が作るたくさんのタンパク質成分を含有します。
特定の細胞の増殖や分化を促進する「内因性のタンパク質」である成長因子が200種類以上も含有されています。

ここでは、代表的な成長因子を4つご紹介します。

  • EGF/表皮細胞成長因子
    表皮幹細胞に表皮細胞増産のシグナルを出し、ターンオーバーを促進、シミ、くすみの改善に。
  • HGF/肝細胞増殖因子
    肌組織においては、細胞増殖促進、細胞運動促進、抗アポトーシス、血管新生などの組織再生に関わります。
  • PDGF/血小板由来成長因子
    線維芽細胞の増殖を促進します。
  • VEGF/血管内皮細胞成長因子
    新生血管を形成するための大きな役割を果たします。

ヒト幹細胞の肌への効果

まずは、肌の老化が進むプロセスをご説明していきます

肌の老化プロセス

  1. 細胞活性が低下
  2. 成長因子の減少
  3. 線維芽細胞と表皮幹細胞の減少
  4. お肌の美容成分(コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸)の減少
  5. 張りや弾力、潤いの低下、しみ、くすみ、シワなどが現れる

これまでのスキンケアは、基本的には水分・油分、減少したコラーゲンやヒアルロン酸などの美容成分を補うことで美肌効果が期待できるというものでした。

しかし、ヒト幹細胞培養美容液は、先程ご説明したとおり、成長因子を補充して線維芽細胞や表皮幹細胞を増やす。その結果、お肌の美容成分が増殖し、エイジングケアができる!という流れになります。

ヒト幹細胞培養液配合のコスメの主な効果としては

  • シワの予防&改善
  • 美白効果
  • たるみの改善
  • 抗酸化作用

が挙げられます。ヒト幹細胞培養液配合のコスメを使い続けることで細胞を活性・再生させ、上記の効果を得られるため、これまでのスキンケアよりも長続きし、高い効果が得られると話題です。

ヒト由来幹細胞と相乗効果のある美容成分・保湿成分

ヒト幹細胞由来に加えて他の美容成分や保湿成分を一緒に使い続けることで、相乗効果が期待できます。

おすすめの美容成分・保湿成分

  • セラミド
    保湿成分に優れている。人が本来持っている成分であるもので肌馴染みがよく、肌に適度な油分を与えます。
  • ヒアルロン酸
    1gに6リットルの水分を抱え込むと言われてるほど、保水力が高いので乾燥肌におすすめです。
  • ペプチド・レチノール
    シワが気になる方に適しています。
  • ビタミンC誘導体
    還元作用があり、メラニンの生成を抑えるので、美白効果が期待できます。

ヒト幹細胞培養液コスメの選ぶときに注意する点

「ヒト幹細胞培養液」は安全性・安定性の両面からも厳密な取り扱いをすべき原料です。ドナーの状態や、培養技術などにも目を配っているか。まずは、原料基準を満たしているか、資料を提示してもらうかなどその安全性を確認したいものです。

幹細胞培養液は、「配合率が高い=効果が期待できる」というわけではありません。
また、ヒト幹細胞培養液だけなら、どんなお肌にも使えますが、他にどのような美容成分が配合されているかも重要です。

ご自分のお肌の悩みに合わせて選びましょう。製品のエビデンスがしっかりとれているものを参考にすると良いでしょう。

ヒト幹細胞培養液コスメには、様々な種類があり配合されている成分や価格も多彩です。
悩みに合わせ、ピッタリ合ったアイテムを選んで、ご自身のお肌に新時代の美を実現しましょう!