肌の老化に良い！？月桃の効果効能を徹底解説！

みなさん、月桃（げっとう）という薬草をご存知でしょうか？

この、月桃は美肌効果や抗菌作用、エイジングケアやアトピー性皮膚炎の治療、などに効果・効能のある薬草です。月桃葉はお茶にして飲んだり、アロマオイルにも使われていたりします。
今回は、まだあまり知られていない、この月桃の肌への素晴らしい効果・効能をご紹介していきます。

月桃って何？

そもそも、この月桃とは一体どのようなものなのか？と言うところからご説明していきます。
月桃は漢字から桃の仲間と連想しそうですが、桃の仲間ではありません。ショウガ科ハナショウガ属の多年草です。沖縄では「サンニン」と呼ばれ、家の庭や近所の森などにも自生する植物で、古くから親しまれています。

沖縄で人気のアイスクリームショップ「ブルーシール」では、アイスクリームのフレーバーの１つにもなっていたことも。旧正月の鬼餅（カーサームーチー）に防腐効果がある月桃の葉が伝統的に用いられていることは有名です。

ショウガ科のハーブなので、香りはスパイシーで爽やかな甘味のある香りで葉の長さは40~60㎝ほどになり濃い緑色でツヤがあります。葉から甘い香りがするのでアロマオイルや香料に利用されています。

月桃の花は、春から夏にかけて、白やピンク色のつぼみを付けます。見た目はふっくらしており、とてもみずみずしく桃の実のような姿をしていることが、月桃と言う名の由来です。その中から蘭のような黄色い花を咲かせます。

秋には、赤い実を結びます。

月桃はストレスを緩和、リラックス効果や女性のリズムに寄り添った植物と言われ、月の満ち欠け力を持つことも月桃の名前の由来です。女性と関わりの深い植物です。

月桃葉の肌への効果

優れた抗酸化作用

月桃の肌への効果として、まず優れた抗酸化作用があることです。
ポリフェノールが赤ワインの30倍以上含まれておりアンチエイジングに効果的とされています。
月桃には、肌のシミやシワの原因である「酸化」を抑制する効果があると言われており、基礎化粧品などにも利用されています。

「酸化」とは簡単に説明すると、ある物質と酸素がくっつくこと（化合すること）。

この酸化は体の中の全体で起こり、酸化によって細胞が傷つけられることがあります。これが酸化ストレスです。

酸化ストレスとは、生活習慣、病気の存在、ストレス、老化などの原因により、体を傷つける活性酸素の産生が過剰となり、それを消去する抗酸化能（抗酸化システム、抗酸化酵素）とのバランスが崩れた状態をいいます。

紫外線や喫煙、大気汚染物質やストレス、過度の運動など日常生活で生じる酸化ストレスは体内で大量に活性酸素を生じさせ、これが蓄積されていくと酸化から肌を守るシステムが追いつかなくなり酸化の悪影響が肌トラブルとなって現れてきます。

肌老化を加速させるもっとも大きな原因が光老化です。光老化とは、日光を長年浴び続けることによって起こる「肌のしみ、しわ、たるみなどの皮膚の変化」のことです。

具体的に説明すると、紫外線ダメージにより、肌の中で細胞や遺伝子、コラーゲンなどの弾力線維を傷つられ、様々な物質が酸化ダメージを受けた結果、シミ・シワ・たるみ・くすみなど肌の老化を促し、肌の免疫力も低下させます。

この酸化から肌を守るシステムが抗酸化作用ですが、抗酸化作用は体内で生成されていますが、生活習慣や加齢とともに徐々に減っていきます。

お肌の老化を防止し、アンチエイジングケアが期待できるのが、月桃の優れた抗酸化作用です。

月桃葉に期待される美容効果とは

• 抗菌・抗炎症作用
  月桃は抗菌・抗炎症作用が高く、ニキビやあせも、かぶれやアレルギー、アトピーの症状を緩和したり、荒れやすいお肌を落ち着かせ肌トラブルを防ぐ効果も期待できます。
• 毛細血管の修復
  肌と毛細血管にはとても深い関係があり、肌に張り巡らされている毛細血管が老化しゴースト血管となることで肌細胞へ栄養や酸素を十分に与えられなくなると、シミやシワ・たるみやくすみなどの肌老化が発生します。月桃に含まれる「タイツー活性化物質」というものが血管の老化を防止。その働きにより年齢とともに脆くなる毛細血管を拡張する作用があると認められているため、血管から若々しく保つことができます。

沖縄では広く活用されている月桃

美肌に、さまざまな優れた効果を発揮してくれる植物です。
身近なところでは、お茶や健康食品、お化粧品やアロマオイルなどで活用されていますので、ぜひ日々のお手入れに取り入れてみて下さいね！