エステ美容で人気の「ハーブピーリング」
最近、ピーリングがエステ美容で流行っていますが、今回はその中でも話題が高まってきているハーブピーリングお効果効能や、注意点などについて、詳しくご紹介していきます。
ハーブピーリングが人気の理由
ピーリングとは肌表面にある古い角質や余分な角質を取り除き、お肌の表皮細胞の新陳代謝(ターンオーバー)を促進するものです。
ターンオーバーとは、肌の代謝サイクルのことで、お肌の一番上にある表皮層というところで起こる細胞の生まれ変わりのことです。
表皮は4層で成り立っており、下から基底層・有棘層・顆粒層・角質層で基底層で新しい細胞が生まれ、形を変えながら徐々に表面に押し上げられ、角質層に到達すると垢となって剥がれ落ちます。この一連のサイクルをターンオーバーといい、周期は28日周期が正常な周期です。
しかし、加齢によりこの周期がどんどん遅くなりいつまでも古い角質が肌に残ることで角質がごわつき乾燥やシミ・くすみ・ニキビなどの肌トラブルや老化肌につながります。
一方、ターンオーバーの周期が早すぎる場合も、外的刺激に弱い肌になります。
トラブルを抱えた肌には、外的刺激の強い施術より、なるべく低刺激で肌に優しい施術が適しています。
そのため、肌の負担を減らしつつターンオーバーのサポートをするハーブピーリングが注目を集めているのです!
ハーブピーリングとは
名前の通り、ハーブなどの植物や海藻由来の成分を配合した薬剤を使用して肌のピーリングをする施術のことです。
ハーブピーリングはグリーンピールとも呼ばれ自然治癒を重視したホリスティック医学をもとにしながらフランスやドイツなどで長い間研究されてきました。
そんなハーブピーリングが美容法としてアジアでも取り入れられたのは2000年代に入ってからです。それまでは、ケミカルピーリングやパウダーピーリングといったものが主流でした。
従来の肌表面の古い角質を剝がすだけの一般的なピーリングと異なり、ハーブピーリングは自然由来で肌の負担を減らしつつターンオーバーのサポートをするものとして注目を集めています。
ハーブピーリングの種類
ハーブピーリングの大きな特徴として皮膚の剥離(剥がれ落ち)があることが挙げられます。実は、ハーブピーリングは2つの種類があります
皮膚の剥離があるタイプ
皮膚の剥離があるハーブピーリングには、次のような特徴があります。
- 施術中に痛み
- 施術当日のメイク・洗顔できない
- 当日から翌日にかけて赤み・むくみを感じる
- 3~4日後にかけて皮膚の剥離がある
ハーブの棘上成分を肌に浸透させて肌のターンオーバーを促すため、施術中は痛みを感じることがあります。
また、メイクや洗顔も施術後24時間はできないなど不便な点やダウンタイムは1週間弱あることも。
その代わり、肌質改善の効果を実感する方も多く即効性を求める方には効果的とも言えます。
皮膚を剥がないタイプ
皮膚を剥がないハーブピーリングには、次のような特徴があります。
- 施術中の痛みがない
- 施術当日からメイク・洗顔可能
- 赤みやむくみがない
剥離がないタイプは生薬や漢方の成分を配合している薬剤など棘上成分が少ないものを使用しています。
肌への負担が少ないため、肌トラブルが心配な方にはおすすめですが、剥離があるタイプと比べて即効性にはかけるため継続して効果を実感できるものです。
ハーブピーリングで期待できる肌の効果
ハーブピーリングの施術では以下のようなお肌の悩みに効果的です
- ニキビ肌
- 毛穴の開きや黒ずみ
- 小じわ・たるみ
- シミ・くすみ
- 赤ら顔
- 乾燥肌
紫外線対策を入念に!
ハーブピーリングの施術を受ける前後は色素沈着を防ぐため紫外線対策を徹底的に行いましょう。
特に、剥離があるタイプのハーブピーリングは赤みや痛みなどの違和感や皮膚がかなり繊細な状態にあるため注意が必要です。
紫外線対策を徹底してください。
今回はハーブピーリングについてご紹介しました。注意点もありますが、信頼できるサロンで、しっかりとしたカウンセリングを受け、施術すれば美肌を手に入れることができますよ!