桜の花びらを使った美容成分とは?ピンクの花びらが話題の美容成分の原料に

春の訪れとともに、私たちの心をときめかせてくれる桜。ひらひらと舞う淡いピンクの花びらは、実は美容分野でも優秀な美容成分の原料として注目されているんです。
今回は、日本人にとって特別な存在である「桜の花びら」由来の2つの美容成分に注目してご紹介します。
桜の力で糖化を食い止める美容成分「サトザクラ花エキス」
私たちがよく見かける里桜(大島桜)から抽出されるエキスは、肌の老化を加速させる糖化による「メイラード反応」を食い止める効果が期待されています。メイラード反応は糖化とも言われます。
メイラード反応とは、私たちの体内にある余分な糖が、肌の弾力の要であるコラーゲン(タンパク質)と結びついてしまう現象のこと。
イメージしやすい例は、クッキーやパン。高温で焼くことで焼き色がつきますが、これがメイラード反応です。

しなやかで透明なはずのコラーゲンが、糖と結びつくことで茶褐色に変色し、硬く変質します。大人女子の肌悩みトップである「シワやたるみ、ハリのない肌」と「透明感のない肌、肌のくすみ」を引き起こしてしまいます。
サトザクラ花エキスを肌に塗布後、メイラード反応を引き起こす物質を塗布して糖化を観察した実験では、糖化が抑えられたとの報告があります[1][2]。
糖とタンパク質の結合を初期段階で防ぎつつ肌状態をすこやかに保ってくれるなんて、桜の花のパワーはあなどれませんね。
さくら乳酸菌で発酵した新しい化粧品ベース成分「乳酸菌発酵水」
2026年1月にオリザ油化から登場したばかりなのが「乳酸菌発酵水」は、しだれ桜の花びらから抽出された希少な乳酸菌「さくら乳酸菌®/SAKULORA®」を使用。食品原料として誕生したがそのルーツです。
「腸にいい乳酸菌は、肌にもいいのでは?」という発想から、さくら乳酸菌®のスキンケアへの応用がスタート。体の内側を整える乳酸菌を、今度は体の外側である肌へと活かす開発が進められたのです。
化粧品の大部分は水で構成されています。「化粧品はほぼ水」という印象を払拭するべく開発を進め、化粧品のベースとして誕生したのが「乳酸菌発酵水」。
乳酸菌発酵水を肌に塗布した際に確認されている主な働きは、次のとおりです[3]。
- 保湿効果:肌に直接うるおいを与える
- コラーゲン産生促進:ハリや弾力を支えるコラーゲンの生成をサポート
- ヒアルロン酸産生促進:水分保持に欠かせないヒアルロン酸の生成を促す
「日本の美」や「春」といった季節を感じるコスメ選びを通して、楽しめることも期待されます。
桜の花は愛でるだけじゃない!秘められた美容パワーに注目
今回は、桜の花由来の美容成分について解説しました。
糖化にアプローチするサトザクラ花エキス、そしてベース成分の概念を変える乳酸菌発酵水。どちらも日本の春のシンボルである桜が、今や美容ケアの最前線で活躍しています。
これからは「美しさを愛でる桜の花」から「肌を守る美容成分としての桜の花」へ。
桜の花を使ったコスメは今後さらに開発され、どんどん「花開く」のかも?桜の花を使ったコスメの今後の動向にも要チェックです。
参考文献
[1]サトザクラ花エキスの基本情報・配合目的・安全性:化粧品成分オンライン
[2]桜の花エキス:オリザ油化株式会社
[3]オリザ油化の新化粧品素材「乳酸菌発酵水」を上市!ー化粧品の魅力を発酵の力で底上げする美容水ー:オリザ油化株式会社