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大市場を形成する「食後の血糖値」対策の機能性表示食品

カラダ
YOKARE編集部
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大市場を形成する「食後の血糖値」対策の機能性表示食品

血糖値が気になり始めたら、早めの対策を!

消費者庁が所管する機能性表示食品制度で、「食後の血糖値が高めの方」に向けた商品群は大きな市場を形成しています。血糖値が気になり出したら、適度な運動と食事の見直しを基本に、機能性表示食品の活用も考えてみませんか?販売中の主な関連商品を紹介します。

「食後の血糖値が高めの方」を対象とした機能性表示食品の代表的な配合成分とは?

「食後の血糖値が高めの方」を対象とした機能性表示食品の配合成分には、たくさんの種類があります。そのなかで最も人気があるのが「難消化性デキストリン」。

これに「イヌリン」と「イソマルトデキストリン」が続き、これらの成分が“3強トリオ”です。

難消化性デキストリンを配合した代表的な商品とは?

難消化性デキストリンは、トウモロコシのデンプンから製造される水溶性食物繊維。十分な科学的根拠があることや使い勝手の良さから、さまざまな食品に利用されています。

難消化性デキストリンを配合した「食後の血糖値が高めの方」に向けた商品は、100品目ほど販売されています。

制度がスタートした直後に販売され、ヒット商品となったのが、キリンビールのノンアルコール飲料『パーフェクトフリー』。血糖値対策だけでなく、「食後の血中中性脂肪の上昇を穏やかにする作用」も合わせたダブル効果をうたっています。

東洋水産は『玄米と麦のぞうすい』シリーズを販売。「お腹の調子を整える作用」も併せ持ち、電子レンジでチンするだけのレトルト食品です。

ほかにも、大正製薬の『グルコケア 粉末スティック』、江崎グリコの『DONBURI亭』、森永乳業の『森永トリプルヨーグルト』も存在感を示しています。

イヌリン配合の機能性表示食品は約40品目が販売中

イヌリンはチコリやゴボウなどに含まれる水溶性食物繊維。有効性の科学的根拠が豊富な点も強みです。

イヌリンを配合した「食後の血糖値が高めの方」に向けた機能性表示食品で、現在販売されているのは40品目ほど。

代表的な商品に、クラシエフーズの『美食家の知恵』シリーズがあります。粉末状でコーヒーや緑茶などに混ぜるだけ。味も香りもほとんどしないため、ドリンクの風味を邪魔しません。同商品は「血中中性脂肪を下げたい方」「お腹の調子を整えたい方」を合わせて、3つの機能性をうたっています。

イソマルトデキストリン配合の包装米飯も人気

イソマルトデキストリンも水溶性食物繊維の1種。トウモロコシのデンプンに酵素を作用させて製造されます。色や味がほとんどなく、食品の風味を損なうことがなく、使い勝手の良い食品素材です。

人気商品にカルビーのシリアル『フルグラ 食後の血糖値の上昇が気になる方へ』、はごろもフーズの『食後の血糖値の上昇が気になる方のパパッとライス』などがあります。

 

『フルグラ 食後の血糖値の上昇が気になる方へ』は、オーツ麦・ライ麦粉・小麦ふすまや、レーズン・イチゴ・パパイヤなどのフルーツを原材料に使用。

『食後の血糖値の上昇が気になる方のパパッとライス』はパック入りのご飯。ヒットシリーズの包装米飯「パパッとライス」から、機能性表示食品として登場しました。


食生活改善と適度な運動、これに機能性表示食品をプラスして対策を!

今回紹介した「難消化性デキストリン」「イヌリン」「イソマルトデキストリン」のほか、「大麦由来β-グルカン」「サラシア由来サラシノール」を配合した機能性表示食品も注目されています。

このカテゴリーはサプリメントだけでなく、毎日の食事に利用しやすいように、レトルト食品、米飯、飲料などさまざまな加工食品がそろっています。

血糖値が気になり出したら、食生活の改善と適度な運動を軸に、機能性表示食品も上手に利用してみましょう。
 

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