血行を促進する手のツボ「八邪穴」【ネルマエ・ヨカレ#2】
秋になり、少しずつ冬を迎える季節。体が冷えて血の巡りが悪くなると、免疫力も下がってしまいます。体温が1度下がると、基礎代謝がおよそ12%低下し、免疫力も30%ほど低下すると言われています。
そこで血行促進して、冷え解消となるツボを紹介します。
八邪(はちじゃ)と八邪穴とは?
八邪の「邪」はカラダに影響を与える邪悪な気である邪気を意味します。
八邪穴は手の甲側にある第1~5指の間にあり、軽く手を握ると浮き出る骨(中手骨頭)の間にあります。
- 第1・2中手骨頭の間は大都穴(だいこあな)
- 第2・3中手骨頭の間は上都穴(じょうとあな)
- 第3・4中手骨頭の間は中都穴(ちゅうとあな)
- 第4・5中手骨頭の間は下都穴(かごあな)
東洋医学では気が滞りやすい場所と考えられていて、刺激を与えることで代謝や気の巡りが良くなるといわれます。やる気が出ないときや眠気を覚ましたいときにも効果的。
ツボの押し方
逆の手の親指と人差し指で挟むようにつまんで刺激します。約7秒間圧迫したり揉んだりします。7秒間つまんでから、引っ張ると刺激は増します。これを何回か繰り返します。
爪が伸びていると肌に傷ができる可能性があるので気をつけてください。