イライラする、冷え性がひどくなった…30代なのに更年期になるの?
最近冷え性がひどくなった気がする、感情の起伏が激しく気持ちを抑えられなくなった、など、これまで感じたことのない心身の不調は、若年性更年期障害のせいかもしれません。筆者は30代前半ですが、現在、更年期の症状と日々向き合う生活を送っています。一般的に、40代~50代で発症する人が多い更年期ですが、さまざまな原因により、20代~30代で発症する人もいるのです。
この記事では、若年性更年期障害について、筆者の体験談や家庭でできる対処法など紹介します。
更年期かも?と気付いたきっかけ
筆者が「更年期かも?」と気付いたきっかけは、生理前関係なく感情の起伏が激しくなったこと、冷えや動悸を感じるようになったこと、生理不順になったことが主なきっかけです。特に、感情の起伏が激しくなったことが、若年性更年期障害を疑う大きなきっかけでした。
感情の起伏が激しくなる…おかしいかも
PMS(月経前症候群)とは異なり、生理前関係なく感情をコントロールすることが難しいと感じることが増えました。30代を過ぎたころから、1つのことをずっと気にしてひどく落ち込んだかと思えば、考えるよりも先にヒステリックに怒鳴ってしまっている、など、生理前関係なく、自分で感情をコントロールできなくなっていることに気が付いたのです。何かがおかしいと感じたのは、感情の起伏が激しくなったことが最も大きな理由です。
冷えや動悸を感じる
元々冷え性でしたが、30代を過ぎたころからさらにひどくなりました。どの程度の冷え性かというと、真夏の昼間、冷房が効いた部屋で家族と過ごしている際、家族は半袖・短パンなのに対し、筆者は長袖・上着・厚手の靴下を履いて過ごしていました。年中手足の先が冷たく、ほかの人よりも明らかに寒がることが増えたと感じています。また、このころより動悸を感じるようになり、運動していないのに心臓がバクバクし、苦しさを覚えることが増えました。
生理不順になった
筆者は生理予定日前後に生理が来る体質ですが、生理予定日が2週間以上すぎても来なかったり、長く空くと3か月ほど来なかったりすることが増えました。規則正しく来なくなったときはあまり気にしていませんでしたが、続くようになると、さすがにおかしいかもしれないと感じ始めたのです。
若年性更年期の症状が出たのはなぜ?
30代前半で若年性更年期の症状に悩まされた原因は、ストレスがかかりすぎたことによるホルモンバランスの乱れが主な原因でした。20代後半で2児を出産し、その後、実家を頼れない距離でワンオペ育児をしてきました。それにより、知らぬ間に過度なストレスがかかり続けたことでホルモンバランスが大きく乱れてしまいました。
更年期によい食材
更年期の症状を和らげるには、更年期によいとされる食材を毎日の食事で取り入れることも1つの方法です。簡単に取り入れられる食材を、いくつか紹介します。
大豆製品
大豆製品に含まれるイソフラボンは、エストロゲン(女性ホルモン)と構造が似ているため、エストロゲンに似た作用を生じると言われています。骨粗しょう症の予防や更年期障害の軽減などに有用と言われています。
アボカド
アボカドに含まれるビタミンEは、ホルモンバランスを調整する役割を担っています。また、不飽和脂肪酸も含まれていて、LDL(悪玉)コレステロールを減らし、HDL(善玉)コレステロールを増やす働きがあります。エストロゲン(女性ホルモン)が減少すると、LDLコレステロールの値が高くなるため、不飽和脂肪酸を摂取したい食材です。
レバー
レバーは鉄分豊富な食材ですが、鉄分には貧血予防のほか、イライラや疲れやすさにも効果を発揮してくれます。
ホルモンバランスの乱れに注意
30代前半でも更年期障害を発症します。感情がうまくコントロールできないことや動悸による苦しさなどに悩まされたり…。現在「更年期化も?」と思うことがあれば、早めに婦人科を受診することがおすすめです。若年性更年期障害に限らず、更年期障害は、ストレスや不規則な食生活などによるホルモンバランスの乱れが原因で発症します。発症すると日々の生活が鬱々としてしまいます。このような状態にならないためには、規則正しい食生活やストレスの解消を意識して生活することが大切です。