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骨の健康が気になり出したら…機能性表示食品の「生鮮モヤシ」がオススメ

食・料理
YOKARE編集部
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骨の健康が気になり出したら…機能性表示食品の「生鮮モヤシ」がオススメ

「モヤシは栄養分が少ない」と思っていませんか?「モヤシっ子」という言葉もあり、何だか頼りない食材のように感じてしまいますね。ところが、実際は違って、あなたの骨の健康を守ってくれるモヤシもあるのです。機能性表示食品の生鮮モヤシについて解説します。

大豆モヤシには大豆イソフラボンが豊富

モヤシは植物名ではありません。豆類などの種子を水に浸して、暗い場所で発芽させたものをモヤシと呼びます。

モヤシの原料となる種子には、主に緑豆(りょくとう)、黒豆、大豆などがあります。

日本では緑豆を原料種子に用いる「緑豆モヤシ」が一般的で、スーパー店頭で大量に置かれています。

緑豆モヤシ

緑豆モヤシ

これに対し、大豆を原料種子に用いた「大豆モヤシ」は大豆の栄養成分が豊富で、大豆イソフラボンが多く含まれています。

大豆モヤシ

大豆モヤシ

 

大豆イソフラボンはポリフェノールの仲間であるフラボノイドの1種で、大豆のえぐみ成分と考えられています。この大豆イソフラボンに特有の有効性に着目したのが、機能性表示食品の生鮮モヤシです。

「中高年女性の骨の健康に役立つ」旨を表示

2023年5月10日現在で、機能性表示食品の生鮮モヤシの届出は15件。これらの商品は大豆イソフラボンを機能性関与成分とし、容器包装には次のような表示が見られます。

  • 大豆イソフラボンには骨の成分の維持に役立つ機能があることが報告されています。
  • 大豆イソフラボンは骨の成分を維持する働きによって、中高年女性の骨の健康に役立つことが報告されています。

大豆モヤシを食べることで、骨の健康維持が期待できるわけですね。各商品では、1日あたりの摂取目安量を200gとしています。

大豆イソフラボンの1日あたり摂取量は70~75mgが上限

機能性表示食品として販売するには、安全性と機能性に関する科学的な根拠を消費者庁へ提出しなければなりません。

安全性については、大豆モヤシを全国の多数の国民が摂取してきたという食経験により、確認されています。ただし、注意しなければならないのは摂取量です。

内閣府の食品安全委員会は、大豆イソフラボンの安全な1日摂取目安量の上限を70~75mg(糖が外れた構造の大豆イソフラボンアグリコンに換算した値)に設定しています。内訳は食事から摂取する量が40~45mg、特定保健用食品(トクホ)などとして摂取する場合の量が30mgです。

機能性表示食品についても、このルールを参考にする必要があります。もし、通常の食事に上乗せする形で利用する場合には、生鮮モヤシの1日摂取目安量である200gだと、おおよそトクホと同様の30mg前後となります。食べ過ぎないように、1日摂取目安量を守ってくださいね。

有効性の科学的根拠とは?

機能性表示食品の生鮮モヤシについては、機能性を証明するために、研究レビューと呼ばれる手法が取られています。これは、世界中の研究論文を収集して、総合的に検討するというものです。

収集した個々の研究内容を見ると、日本人の成人を対象としたヒト試験によって、大豆イソフラボンを含む食品と、そうでない食品(プラセボ)を摂取した2つのグループについて、尿中骨吸収マーカー(デオキシピリジノリン)の量を比較。

その結果、大豆イソフラボンを摂取したグループはプラセボのグループと比べて、有意にデオキシピリジノリンの量が低かったと報告しています。

食生活に機能性表示食品の生鮮モヤシを取り入れよう!

前述したとおり、モヤシにも種類があり、大豆モヤシには大豆イソフラボンが豊富に含まれています。

骨の健康が気になり出した中高年女性には、機能性表示食品の生鮮モヤシがオススメ。日常の食生活に取り入れて、骨の健康をサポートしてみましょう。
 

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