血圧が高めの方に朗報!機能性表示食品の生鮮バナナがおすすめ
日頃、当たり前のように口にするバナナ。子どもにも大人にも人気のフルーツですが、「高めの血圧を下げる」効果を期待できる生鮮バナナが販売されていることをご存じですか?血圧が高めの方には、どうせ食べるなら機能性表示食品の生鮮バナナがオススメです。
バナナが血圧が高めの方に良い?!
バナナが「血圧が高めの方」に良いと言われても、ピンとこないかもしれませんね。これは、バナナに豊富に含まれる「GABA」という成分の働きによるものです。
GABAの正式名称はγ-アミノ酪酸。アミノ酸の1種で、水に溶けて、腸管から吸収されやすい性質を持っています。
GABAは哺乳類の脳・脊髄などに存在し、興奮を抑える作用があります。GABAを摂取すると、神経伝達物質であるノルアドレナリンの分泌を抑え、抹消血管の交感神経系の伝達を抑制し、血管の収縮を緩和します。その結果、血圧を下げると考えられています。
これに着目して、機能性表示食品の届出企業では、「ランダム化比較試験」と呼ばれる信頼性の高い試験の論文を収集し、効果を総合的に評価しています。
安全性については、長い期間にわたって多くの日本人が大量に消費してきましたので、心配ないでしょう。
機能性表示食品の生鮮バナナの主な機能
ストレスや疲労感の軽減にもGood?!
機能性表示食品の生鮮バナナは、容器包装に「高めの血圧を低下させる機能があることが報告されています」と表示しています。
このほか、GABAにはストレスや疲労感を軽減する働きがあることもわかってきました。機能性表示食品でも「一時的な精神的ストレスを緩和する機能」や「一時的な疲労感を軽減する機能」を訴求した生鮮バナナの届出が、消費者庁のホームページで公開されています。
機能性表示食品の生鮮バナナのメリット
1~2本で1日当たりの成分量の50%が摂れる
現在、機能性表示食品の生鮮バナナの届出は20件超(2023年3月14日現在)を数えます。(株)ドールや(株)スミフルジャパンなどが販売しています。
サプリメントと違って生鮮食品の場合、毎日たくさん食べると食事のバランスが崩れてしまいます。このため、機能性表示食品制度では「〇個食べると、機能性が報告されている1日当たりの機能性関与成分量の△%を摂取できる」という表示が認められています。
生鮮バナナについては、「可食部120g(1~2本)」などで、1日当たりのGABAの量を「50%」摂取できると表示しています。
「高めの血圧」が気になるからと言って食べ過ぎると、栄養バランスが崩れて、健康面で逆効果となる可能性もあります。表示をよく読んで、適量を摂取するように心がけましょう。
バナナは食物繊維やビタミンB群も豊富
バナナにはGABAだけでなく、さまざまな栄養成分が含まれています。代表的なものに、食物繊維があります。不溶性食物繊維が多いのが特長で、100g当たりに1.0gを含有。これに対し、水溶性食物繊維は同0.1gです。
ビタミンB群も豊富です。B1が同0.05mg、B2が0.04mg、ナイアシンが0.7mg、B6が0.38mgなど。ミネラル類については、カリウム・マグネシウム・リンなどを含んでいます。
おいしく味わいながら、高めの血圧をケア
多くの方が、バナナを朝食やおやつとして利用しています。これまで食物繊維が豊富という理由などから、食べていたかもしれませんが、血圧が高めの方は、どうせ食べるなら、機能性表示食品の生鮮バナナを選ぶとよいでしょう。
通常のバナナと同じようにおいしく食べることができて、高めの血圧を下げる効果も期待できます。日々の食生活に、機能性表示食品の生鮮バナナを取り入れてみてはいかがでしょうか。