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40歳以降の人生を左右する食への投資!アーモンドがもたらす効果とは

食・料理
YOKARE編集部
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40歳以降の人生を左右する食への投資!アーモンドがもたらす効果とは

江崎グリコは、1月23日の「アーモンドの日」にちなみ、渋谷未来デザインと現代女性が抱える健康課題に、アーモンドのもつ「抗酸化」作用がもたらす効果を伝えることを目的にイベントを開催した。

「わたしたちのウェルネスアクション×アーモンドの抗酸化、現代女性の健康課題を考える」と題して行われたセミナーのダイジェストをレポート。「わたしたちのウェルネスアクション」とは、女性の健康課題解決やウェルネス向上に取り組むために渋谷未来デザインが立ち上げたプロジェクト)

わたしたちのウェルネスアクション

「わたしたちのウェルネスアクション」によると、渋谷の女性のタイプを4つのタイプに分類でき、6割が「ハッピーレッドタイプ」だという。「ハッピーレッドタイプ」とは、健康満足度が高く、医学的問題がある(心は元気、体は不健康な)人のこと、健康に問題がある女性が多いことがわかる。

慶応義塾大学医学部教授の井上浩義先生とバイリンガルMCのRIBEKAさんが登壇。酸化ストレスという観点から、現代女性の健康とアーモンドの抗酸化作用について紹介した。

40歳を過ぎると酸素がカラダに悪いことをする

尿酸が生成される際に発生する活性酸素は、本来、体内に侵入した異物を攻撃し、体を守る役割を持っている。しかし、活性酸素は余ってしまうと問題が発生する。

この余った活性酸素が細胞にダメージを与え、老化に向かうことを酸化ストレスという。体に蓄積した活性酸素が、自身のカラダを傷つけてしまうのだ。

「年齢が上がるにつれて、余った活性酸素を消去する酵素が減ります。」と井上先生と加齢によって起こる活性酸素が余る原因を説明。

その結果、集中力の低下、しわができやすい、疲れやすいといった症状が出る。「集中力の低下はしょっちゅう、しわは仕方ない、疲れやすいは働き方次第」と井上先生が言うと笑いも起きた。しかし、LDLコレステロールは酸化されて起きる動脈硬化に関しては気をつけた方がいいと語気を強めた。

細胞まで届くビタミンEが、活性酸素から細胞を守る

酸化ストレスの原因としては、運動不足、過度な運動、ストレス、喫煙、紫外線、バランスの悪い食生活などが挙げられる。

老化を防ぐためには運動をしなければと考えてしまいがちですが、過度な運動はやめた方がいいようだ。「長距離を走る人の寿命が短い海外のデータがある」と40歳以降の過度な運動に関しても指摘した。

口から取れる抗酸化物質は下記の3つ種類になる。

  • 水溶性ビタミン(ビタミンCなど)
  • 脂溶性ビタミン(ビタミンEなど)
  • ポリフェノール

これらの中で、抗酸化物質を活性酸素が発生する細胞まで届けられるのは、脂溶性ビタミン(ビタミンE)になる。細胞は脂できているので、細胞に近づき作用できるのは脂に溶ける性質の脂溶性ビタミンというわけだ。

ビタミンEを多く含むアーモンドはオレイン酸も食物繊維も豊富

「タラコやアボカドもビタミンEが豊富に含まれていますが、アーモンドもっとたくさん含まれています。アーモンドの52%が脂でできていて、その成分はオレイン酸です。オレイン酸はオメガ9脂肪酸(n-9系脂肪酸)の代表的な成分、オリーブオイルを飲んでいるのと同じ。」とアーモンドの実力を伝えた。

アーモンドに含まれるビタミンEは、ゴマの100倍。アーモンドに含まれるオレイン酸は大豆の7.6倍

さらにアーモンドの起源は砂漠地帯、砂漠で生きていくために遺伝子となるタンパク質も含まれているが、特に注目すべきは食物繊維。レタスの9.2倍もの食物繊維がアーモンドには含まれる。「アーモンドは食物繊維が豊富というのはすごく意外だった」とRIBEKAさんも。

「女性の2.3人に一人は大腸がんを患っているが、食物繊維を食べていれば減少する」と井上先生。加えて、アーモンドの食物繊維は短いために私たちの腸にとって良い。

アーモンドは酸化だけでなく糖化にも作用

AGEs(エージーイー:終末糖化産物)は、糖とタンパク質が結びついてできる老化物質の一つ。井上先生は、「摂取したAGEsの7%が体に蓄積されますが、アーモンドのある成分は食べたAGEsを捕まえて、そのまま糞便として排出する効果があることがわかってきています。」と酸化だけでなく糖化にもアーモンドが作用することを紹介。

さらに、酸化と糖化はお互い影響し合うため、酸化と糖化の2つは一緒に考えてほしいと伝えた。酸化と糖化を防ぐためには、紫外線を上手に避けて、糖化が進まないような食事で、抗酸化と抗糖化のダブルアンチエイジング効果を狙うことだ。

セミナーではすぐに実践できそうな抗酸化と抗糖化のダブルアンチエイジングが紹介された。

すぐに実践できそうな抗酸化と抗糖化のダブルアンチエイジング
  • LED照明に切り替える
    「蛍光灯は紫外線が出ています、LED照明は紫外線出ていません。」と井上先生がアドバイス、自宅の蛍光灯をLED照明に変えるだけでも紫外線対策になる。
  • 朝にアーモンドを食べる習慣をつける
    朝起きたら紫外線を浴びるため、体内に活性酸素が発生するため、アーモンドの効果的な摂取タイミングは朝食。日中の活動前に摂取することは活性酸素の除去に効果的に作用。

アーモンドミルクはSDGsにもつながる

海外ではアーモンドミルクへのシフトが進んでいる。アメリカでは80%以上がアーモンドミルクを飲んだ経験がある。日本では50%程度にとどまる。動物由来のミルク(牛乳など)と比較すると、植物性ミルクであるアーモンドミルクは圧倒的に環境負荷を抑えることができるのも魅力的だ。

 

若いうちから食に投資すべき

「機能性のある食材をバランスよく食べると、どうしても食費は高くなります。特に女性は長寿になっていて、40歳以降の人生をどう生きるかが人生を決めるような時代です。40歳以降の人生を豊かに生きるためにも、若いうちから食に投資すべきです。」
さらに、40歳までに自分に最適な食材は何かを取捨選択を終えていることがベストだと加えた。

参加者の多くがアーモンドやアーモンドミルクを買って帰ったのではないだろうか。セミナーを通じて、アーモンドの健康効果が多くの人に伝わったのではないだろうか。

 

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