血糖値の上昇を抑えるための、塩麹を使ったメイン料理を紹介

わが家では、夫が糖尿病と診断されてから、食生活を変えました。
糖尿病とは血糖値が持続的に高くなった状態のこと。糖尿病は完治しない病気とされていますが、悪化を防ぐことが大切。
空腹時血糖値を正常域内で安定させるために、食事を上手に選び血糖値が過度に上がらないように気をつけることが重要です。
取り入れたものの一つに塩麹(塩糀)があります。
塩麹(塩糀)は、米麹(米糀)に水と食塩を加えて発酵・熟成させた調味料です。
発酵食品は、腸内環境が良くなります。そのため、血糖値の急激な上昇を防ぐことができます。
マルコメの研究では、健常成人を対象に、血糖値が高めの成人に適量の塩糀を摂取させた場合、空腹時血糖が低下することを見出したという結果があります。
さらに、発酵食品は、肉や魚に漬け込むと、軟らかくなりうまみを引き出してくれるのが魅力。ここでは、塩麹を使ったレシピを紹介します。
塩麹の料理の基本
私が作っている塩麹の料理は、フライパンで蒸し焼きが基本です。
茹でるよりも、ビタミンCなどの栄養素を逃さないからです。
油を控えたいときは、レンジで調理することもあります。
塩麹炒めは少し多めに作って、タッパーで冷凍しておくこともできます。好きな時に、レンジで温めて食べることができるので便利です。
調味料は、塩麹とコショーです。
控えめに調味料を使います。味を確かめて、足りないときはプラスしましょう。
コショーの代わりに、ヒハツを使ってもOKです。
わが家の定番4選!塩麹を使ったメイン料理
まずは、たんぱく質を使ったメイン料理を紹介します。
鶏むね肉の塩麴炒め

材料
- 鶏むね肉・300g
- 塩麹・20g
- 油 ・少々
- コショー・少々
- 好みでヒハツ
作り方
- 鶏むね肉を、一口大に包丁で切ります。
- ボールに肉と塩麹・コショーを入れて揉みこみ、10分置きましょう。
- フライパンに油を少々引いて肉の片面を焼いたら、裏返して蓋をして蒸し焼きにします。
次にいつも作っている野菜料理とたんぱく質をプラスした野菜プラスたんぱく質の料理を紹介します。
きのこの塩麹炒め
材料
- きのこ(しいたけ・しめじ・えのきだけ・まいたけ・エリンギ)…200g
- 塩麹・15g
- 油・少々
- コショー・少々
- 好みでヒハツ
作り方
- しいたけは薄切り、エリンギは短冊に切ります。まいたけ・しめじは食べやすい大きさにほぐしましょう。
- フライパンを熱し、油を少々入れてきのこを炒めます。
- 水を少々入れて蓋をして蒸し焼きにし、火が通ったら塩麹とコショーで味つけします。
たんぱく質をプラスしたい場合は、厚揚げを、水で薄めためんつゆで炒めてきのこの塩麹炒めの上に載せます。
ブロッコリー・キャベツ・パプリカの塩麹炒め
材料
- ブロッコリー・80g
- キャベツ・30g
- パプリカ・30g
- 塩麹・10g
- コショー・少々
- 好みでヒハツ
作り方
- 野菜を食べやすい大きさに切って、レンジで2分温めます。
- フライパンに油を少し引いて、野菜を炒めましょう。
- 少し水を入れて、蓋をして蒸し焼きにします。
- 塩麹とコショーで、味を整えて完成です。
さらに、たんぱく質をプラスしたい場合はフライパンにおから50gを入れて、炒めます。野菜の塩麹炒めにおからを入れて、マヨネーズ50gを混ぜたら完成です。
わかめと大根のサラダ
材料
- 乾燥わかめ…5g
- 大根…70g
ドレッシング
- 水…20㏄
- 酢…30㏄
- ラカントS…10g
- 塩麹・小さじ…2分の1
- だしの素・小さじ…2分の1
- オリーブオイル…少々
- 好みでヒハツ
作り方
- 乾燥わかめは、お湯で戻しておきます。
- 大根は、薄切りにして水分を絞っておきましょう。
- わかめと大根を合わせて、ドレッシングをかけると完成です。
たんぱく質をプラスしたい場合は、いかとえび100gを塩麹で炒めて、わかめのサラダの上に載せます。
血糖値の上昇を抑えたい人だけでなく、ダイエット中の人にもおすすめ
今回は、私がいつも作っている塩麹のレシピを紹介しました。
たんぱく質をプラスしたレシピは、ダイエット中の人にもおすすめです。なぜなら、たんぱく質は脂肪燃焼効果が期待できるからです。
私が購入しているのが、藻塩の塩麹です。藻塩はカリウムが豊富なので、塩分の吸収が穏やかになります。
塩麹のメニューは美味しいので、毎日作っても飽きません。