グラスでワインの味わいが変わる?好みに合わせて楽しむワイングラスの選び方

誕生日や記念日にいただいたワインを、家で飲む時にどんなグラスで飲んだら良いのか迷うことって無いですか?グラスの大きさや形で味わいが変化するのかがわかればグラスを選ぶ時に迷うことがなくなります。
今回はワインの味わいが変化する理由をお伝えして、自分なりのワインの楽しみ方を見つけられる考えかたをご紹介します。
グラスでワインの味わいが変わる理由
ワインに合うグラスを選ぶ前に、なぜワインの味わいが変わるのかを知っておく必要があります。
ワインによってワインの味わいが変化する理由が知っていれば自分なりにワインを楽しむ事ができるようになります。
ワインの味わいが変わるのは「酸化」「揮発(きはつ)」「温度変化」などが主な要因です。
これはワインに限ったことではなく、すべての飲み物に共通のことなので、酸化と揮発・温度によって味が変化します。
「酸化」「揮発」によるワインの味わいの変化
ワインは抜栓したときから空気に触れて酸化が始まり、さらにワイングラスに注ぐ時に酸化は進みます。空気に触れる量が多いほど酸化が進んで味わいが変化します。
揮発とは液体が気体になって空気中に蒸発することです。ワイングラスに注がれたワインの液体の面積が大きいほど、グラスのなかに香りが広がります。これは揮発による香りの広がりです。
例えばフルーツの皮をむかないときは香りの量が少なく感じ、皮をむいたら香りの量を多く感じます。果汁が酸素とふれあい空気中に行き渡ったからです。
その他には空気とふれあい酸化や揮発することで渋みが和らいだり、味わいが滑らかになったりするのでグラスのなかでワインを回してより多くの空気と触れさせて味わいの変化を楽しんでください。
ワイングラスの選び方がわからないときは、大きめのグラスを使うことをおすすめします。
「温度変化」によるワインの味わいの変化
酸化や揮発の他には温度変化も重要なポイントです。
グラスに注いだワインは少しずつ温度が上がっていきます。温度が上がっていくにつれて香りの量が増え甘みがより感じられたり、酸味をより感じたりするのです。
ジュースを冷えた状態で飲むのと温度が上がった状態で飲む時には香りの多さや甘み・酸味の感じ方が違うのと同じです。
冷えている方がより香りが閉じたり甘みを感じにくくなったりするので、グラスの中で自分の好みの味わいになる温度でワインを楽しんでください。
一般的に赤ワインのフルボディは16〜18℃、ミディアムボディは14〜16℃。
白ワインのコクのあるものは10〜13℃、スッキリしたものは7〜10℃と言われます。
赤ワインの渋みが好きな方は冷やしたり、白ワインの酸味を楽しみたいのなら少し高めの温度にしたり好みに合わせることで、一本のワインでも味わいの変化を楽しめます。
ワインに合わせたグラスの選び方
どのようにワイングラスを選ぶべきか具体的に解説します。
ワインは同じ地域で同じぶどうを使って作られたワインでも、造り手の数だけ味わいの種類があります。
これが正解というものはありませんが、それぞれのワインの特徴を理解することで、ワインの味わいを楽しめます。
赤ワインに合わせたグラス
赤ワインは果汁・果皮・種子すべて破砕して発酵させた後に搾って造られるので果実味・渋み・酸味が特徴です。
豊かな香りを楽しむためにグラスは大きめでグラスの口が少しすぼまっているものを選ぶようにしましょう。
口が広がっているグラスだとせっかくの香りが飛んでしまいます。グラスのなかに香りを閉じ込めるイメージ。
大きめでグラスのボール部分が丸みを帯びたバルーン型とスリムなチューリップ型のグラスがありますが、バルーン型は酸味を楽しむタイプでチューリップ型は果実味を楽しむタイプなのでワインのタイプによって使い分けるとより楽しめます。

白ワインに合わせたグラス
白ワインは果汁・果皮・種子すべて破砕して搾った後に発酵させ造られるので酸味と果実味が特徴です。
白ワインの場合、温度を上げて酸味を楽しみたいなら大きめのグラス、冷えたまま果実味を楽しみたいならすこし小さめのグラス。
グラスの大きさに関係なく香りを逃さないように口が少しすぼまっているグラスを選びましょう。
スパークリングワインに合わせたグラス
スパークリングワインは何と言っても泡立ちがポイント。
泡が弾ける時に香りも飛びやすいので細長く泡が長持ちしやすく香りが飛びにくいグラスがおすすめ。
ワイングラス以外で楽しむ方法
ワインは酸化や揮発・温度変化で味わいが変わるのはおわかりいただけたでしょうか?自分の好みに調節する方法をお伝えします。
空気に触れることで変化するので、より空気に触れる面積を多くすれば変化しやすくなるので、素焼きの器を使ってみてください。
素焼きの器の表面は細かい凹凸があるので、注いだワインの空気に触れる面積が大きくなり酸化と揮発が進んで味わいの変化も大きくなります。
注ぎ方の違い
より味わいの変化を楽しむなら、注ぎ方を変えてください。
始めの一杯はできるだけ空気に触れないようにグラスを横に寝かせて静かに注いで飲むのがおすすめ。
二杯目はグラスをテーブルに立てて空気を含ませるようにワインを注ぎます。注ぎ方を変えるだけで味わいが変わるのでぜひお試しください。
器や注ぎ方を変えるだけでワインの味わいは変化しますので、自分の好みや召し上がる料理に合わせて自分なりの楽しいワインを見つけてください。