現役ファーマーが教える!朝の体に効く野菜ジュースのメリットとレシピ

朝、なんとなく体がだるい。そんな日が続いていませんか?
目覚めても頭がぼんやりしている、仕事のエンジンがなかなかかからない、便秘ぎみでスッキリしない…。
そんなあなたにこそ試してほしいのが「朝の野菜ジュース」。
実は“ジュース”という形だからこそ、吸収が早く、体が喜ぶメリットがあります。
現役の野菜生産者である私が、朝の野菜ジュースがなぜ体に良いのかを科学的に解説し、家庭で簡単に作れる「一品レシピ」もご紹介します。
吸収のゴールデンタイム「朝」に野菜ジュース
人間の体は、起床後は胃や腸が空っぽの状態であるため、食べ物の栄養素を効率よく吸収しやすいと考えられています。特に、朝食前に野菜ジュースを摂取すると、胃腸への負担が少なく、野菜に含まれるビタミンやミネラルなどの栄養素を手軽に摂取できると言われています。
また、起床直後は胃腸の活動が本格的に始まる前のため、生の野菜のような固形物よりも、繊維質が少なめの液体状の野菜ジュースの方が、消化・吸収の面で体に優しいとされています。
朝に摂る野菜ジュースの3つのメリット
1. ビタミン・ミネラルをスピーディにチャージ
にんじん、ほうれん草、ケールなどに含まれるビタミンC・カリウム・鉄分は、体の代謝を助けたり、免疫機能を高めるのに有効です。
特にビタミンCは水溶性で体に貯めておけないため、毎日こまめに摂取する必要があります。
2. 食物繊維が腸を整える
野菜ジュースに含まれる食物繊維は便通の改善に役立つほか、特に水溶性食物繊維は腸内細菌のエサとなり、腸内環境の健康維持に貢献します。
そのため、野菜ジュースも腸の健康をサポートしますが、食物繊維を十分に摂るためには、生野菜もあわせて摂取することがおすすめです。
3. 血糖値の安定に貢献
野菜ジュースは、朝の急激な血糖値の上昇を抑える効果も期待できます。
特に野菜を中心としたジュースは、糖質の吸収をゆるやかにするため、朝食後の眠気やだるさを防ぐ助けにもなります。
4. 忙しい朝でも手軽に野菜が摂れる
厚労省が推奨する「1日350gの野菜摂取」は、なかなか難しいもの。
そんなときは、野菜ジュースを活用することで、複数の野菜の栄養素を手軽に摂取できます。
毎朝の習慣にするための3つのコツ
- 前日の夜に材料を切って冷蔵保存
朝はミキサーに入れるだけ。1分で作れます。
- 洗い物を少なくする器具を選ぶ
ミキサーとタンブラーが一体型の「ボトルブレンダー」なら片付けも楽ちん。下記は手軽にサッと使いたい人向けのニトリのボトルブレンダーです。
- 飲む時間を「自分だけのリズム」にする
朝イチじゃなくてもOK。「歯を磨いたら飲む」など習慣に紐づけると続きやすくなります。
現役農家おすすめの一品レシピ
「美肌・疲労回復に!にんじんとりんごの朝ジュース」です。にんじんとりんごを使った手作りジュースです。オリーブオイルを数滴加えると吸収率がグッと高まります。
作り方や材料の詳細は「美肌・疲労回復に!にんじんとりんごの朝ジュース」よりご確認いただけます。