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みかん(温州みかん)

成分の話
YOKARE編集部
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みかん(温州みかん)

温州みかんは「うんしゅうみかん」と読みます

温州みかんは、日本独自の品種です。通常「みかん」と言うと、温州みかんのことを指します。 みかんは世界で900種類あり、ミカン類の原産地はインド、タイ、ミャンマーで、ミカン類が誕生したのは2000万~3000万年前と推定されています。ミカン類はインドから中国に伝わりました。 ウンシュウ(温州)ミカンは、400~500年前に中国から九州に入った何かのミカン類の種子から偶然に発生したものです。ウンシュウ(温州)ミカンは、中国の温州にちなんで名付けられましたが、中国の温州に同じものは見当たりません。

  • 学名:Citrus unshiu
  • 科名:ミカン科
  • 和名:ウンシュウミカン、温州蜜柑
  • 英名:Citrus unshiu

漢方では、みかん科の柑橘類の皮を乾燥させたものを陳皮(チンピ)と言い、吐き気や消化不良、血流改善、下痢に効く生薬として使います。医薬品、化粧品分野で汎用されています。

温州みかん(ウンシュウミカン)の特徴

ビタミンC、β-クリプトキサンチン、クエン酸、ペクチン、ヘスペリジン、シネフィリンなどが含まれています。ビタミンCがストレス緩和や美肌作用に、クエン酸は疲労回復や美肌作用に、ペクチンは水溶性食物繊維の1つでコレステロール値を下げる作用に有効です。シネフィリンは柑橘類でも温州みかんだけに含まれ風邪に有効な成分です。 また、温州みかん(ウンシュウミカン)の果皮から抽出されたチンピエキスは、精油(シネオ-ルなど)、糖類、フラボノイド配糖体(ヘスペリジン)、ルチンなどが含まれています。抗炎症作用、鎮静作用があり、肌荒れや日焼けによる炎症を抑える効果が期待でき基礎化粧品に配合されています。活性酸素を除去する抗酸化力もあり、エイジングケアや育毛シャンプー、育毛剤などに使用されています。

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