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多種多様のランを販売するteamLab Flower Shopから新たな商品が登場

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YOKARE編集部
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多種多様のランを販売するteamLab Flower Shopから新たな商品が登場

東京・豊洲の「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」にあるFloating Flower Gardenは、 8,000株以上の生きたランの花々が、空中に咲いているインタラクティブな庭園です。

空間は花々で埋め尽くされていますが、来場者がランに近づくと、花はゆっくりと上がり始め、中に入るための空間が生まれます。来場者が空間に入ると、ランの花は再び背後から降りてきて、来場者はランの花々の中に埋没します。禅の庭園で、禅僧が大自然と一体化するように修行を行っていたように、本作は花と一体化することをコンセプトとした庭園です。

ランの魅力

多くのランは、木の上や岩など、土のない場所で生息しています。他の植物でいっぱいであった土の上ではなく、他の植物のいない木の上や岩など、土のないところに最適化していきました。植物にとっては非常識的に環境が悪いがゆえに、競争のない世界に最適化したランの多くは、進化のもっとも最後の方に現れたと考えられ、今もなお多様化し続けています。進化は何を選んだのか、考えさせられます。

また、ランは花粉媒介を行う特定の昆虫との共進化の例で知られており、パートナーの昆虫の行動する時間に合わせて香りが強くなります。そのため、作品空間は、朝、昼、夕、夜と、空間の香りが刻々と変わっていきます。本作品のランは夜行性の昆虫がパートナーであるランが多いため、夜の超高密度のランによる香りは、圧巻です。

チームラボ《Floating Flower Garden:花と我と同根、庭と我と一体》©️ チームラボチームラボ《Floating Flower Garden:花と我と同根、庭と我と一体》©️ チームラボ

咲いていたランを自宅でも楽しめるニットスカルプチャーや水耕栽培用のグラスも新たに登場

咲いていた多種多様のランを販売するフラワーショップ「teamLab Flower Shop」。

販売されているランは、Floating Flower Gardenでは、全てラン科の花々です。

自宅に飾ってそのまま育てることができるニットスカルプチャー「Living Knitted Sculpture」と多種自宅で簡単に育てることができるグラス「One of the Floating Flower Garden」、2つ商品が新たに登場。

Living Knitted Sculpture

Living Knitted Sculpture

チームラボ「Living Knitted Sculpture」 ©チームラボ

編みの起源は古く、旧石器時代にまでさかのぼると言われており、最初期の編み細工は、1本の連続した糸を編んで作った網です。今回は「かぎ編み」という方法を用いています。一つとして同じものはありません。1本の連続した糸を丁寧に手編みした網に《Floating Flower Garden》で咲いていたバンダというランを結びつけて、そのまま育てることができます。


バンダは土の上では育たず、高い木の上に住み着いて育ちます。花言葉は、「身軽」や「個性的」。網と一体となったバンダは、身軽なので、自由に空中に置いてください。生命力溢れる根が、空中から水分を吸収します。
編まれた網とバンダは一体となって、一つの彫刻になります。そして、それは日々成長していきます。作品の一部が、新たな場所に広がり、生きた彫刻となるのです。

生命力溢れるバンダは、うまく育てると、年に数回「華やかな恋」と呼ばれる花を咲かせ、根を含めて2m近くになっていきます。バンダは、50年以上生きるとも言われ、新たな株が生まれていくことにより、永遠に生きるかもしれません。

この作品は、アーティストのMASAKO.Y[※1]とニットデザイナーのHana Minowa[※2]とのコラボレーション作品です。

One of the Floating Flower Garden

One of the Floating Flower Garden

チームラボ「One of the Floating Flower Garden」デンドロビューム属©チームラボ

自宅で簡単に育てることができるグラス「One of the Floating Flower Garden」 です。ランを生命力溢れる根ごと鑑賞できます。
作品空間で咲いているランは、本来、土のない木の上で育ちます。花が散っていても、丁寧に育てると再び花を咲かせ、非常に長く生きます。ランは、50年以上生きるとも言われ、新たな株が生まれていくことにより、永遠に生きるかもしれません。


※1 MASAKO.Y
オーストラリア、ニューヨーク、ロンドンに単身留学。 2018年から東京を拠点にアーティストとして活動を開始。 豊富な修学経験から、彫刻や絵画などの美術作品の他、空間デザイン、衣装、広告、プロダクトデザインなど幅広く活躍。100%アクリル絵の具のみで金屏風を発表するなど、母国・日本の文化的な歴史を再考しながら、現代における新しい表現の拡張に傾注。
現在、コンセプチュアルアート施設「SANSUI」を建設中。

※2 Hana Minowa
ロンドンを拠点に活動するニッター、テキスタイルアーティスト。ニットウェアのもつ彫刻的な性質を探究したいという思いから、ロンドン芸術大学セントラル セント マーチンズに進む。巧みに操られた一本の撚り糸から生まれる質感と構造の無限の可能性に特別な関心を抱き、様々な番手の毛糸や繊維、技巧の実験を通じて、自身の作品に影響を与える共通のテーマである時間、記憶、痕跡を表現している。

 

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