松の樹皮のエキス「ピクノジェノール」は美肌など女性の強い味方?!
「ピクノジェノール」は、女性特有の症状から美肌、老化予防に絶大な効果効能があり、機能性食品としては優れた素材です。日本では、1996年になって初めてピクノジェノールは輸入・発売されることになりました。海外では市販薬として国が認めており信頼されています。
ピクノジェノールとは、フランス南西部のボルドー地方とピレネー山脈の間の大西洋海岸のみに生育する「フランス海岸松」の中でも、樹齢30〜50年以上の松の樹皮から抽出される水溶性のエキスのことです。
樹皮1000㎏から抽出されるピクノジェノールは、なんと1kgほどしかない貴重なエキスなのです。このエキスには40種類以上の抗酸化物質として知られる多様な「フラボノイド類」が含まれています。
ピクノジェノールに含まれるフラボノイドの効果とは
ピクノジェノールは、強力な抗酸化作用があり、酸化=錆びることを防ぐ働きをします。
錆びることの原因と言えば、活性酸素。私たちの体は常に酸素を取り込んでいますが、この体内に取り込まれた酸素の約2%が活性酸素になると言われています。
簡単に言うと、活性酸素が増えすぎると他の物質を酸化させてしまいます。
しかし、活性酸素は、単なる「悪」ではなく、殺菌力が強いので体内のウイルスや細菌などを撃退してくれるものでもあります。必要以上に増えすぎると正常な細胞や遺伝子を攻撃(酸化)してしまうのです。
これが、生活習慣病やさまざまな病気、肌のシミやシワなど引き起こされる老化現象の原因です。
この活性酸素が増える主な原因として、下記が挙げられます。
- 煙草
- お酒の飲み過ぎ
- 激しい運動
- ストレス
- 紫外線
ピクノジェノールに含まれる「フラボノイド」は、植物に広く含まれる緑や青、紫、赤などの色素物質で紫外線を吸収し、活性酸素を消去することによってDNA(遺伝子)の損傷や病気、老化から植物を守っています。
40種類以上のフラボノイド類の集合体であるピクノジェノールの抗酸化作用は強力な抗酸化物質として一般的に使われているビタミンCの20倍、ビタミンEの50倍の効果があると言われており、最強の抗酸化物質として知られています。
ピクノジェノールが美肌を助ける3つのメカニズム
1.活性酸素消去作用
ビタミンCとEは体内で抗酸化ビタミンとして常に活性酸素と戦っています。
ビタミンCは壊れたコラーゲンを修復し、ビタミンEは毛細血管を強化、血液の活性化を図ることで皮膚に栄養と充分な酸素を供給します。ピクノジェノールの抗酸化作用はビタミンCの20倍、ビタミンEの50倍の効果と言われています。
2.ビタミンCやビタミンEの働きを高める
ピクノジェノールはこのビタミンCやEと助けあって活性酸素を消去する効果を飛躍的に高める働きをします。ビタミンCは、酸化力の強くなったビタミンEを健全なビタミンEに修復する働きもあります。
ピクノジェノールは活性酸素を消去するために働いて酸化力が強くなってしまったビタミンCとEに電子をひとつ与えることによって、本来のビタミンCとEに戻してくれます。
さらに、ピクノジェノールはビタミンCとEの働きを助けるだけでなく、ピクノジェノール自身も皮膚の毛細血管を強化し血流を改善させて充分な酸素と栄養を皮膚に送りその修復を助けます。
3.皮膚組織、細胞(コラーゲン・エラスチン)を活性化・保護
ピクノジェノールは、皮膚の主要成分であるコラーゲンやエラスチンと結合し、損傷を受けたコラーゲンとエラスチンを再び活性化します。また、活性酸素や分解酵素による攻撃からコラーゲンやエラスチンを保護します。
それにより、皮膚組織の繊維が強化されて増量、皮膚の弾力が回復されます。
この3つのメカニズムによりピクノジェノールを摂取することにより体内から毛細血管を通じて皮膚の表皮や真皮の組織、そして細胞に直接作用して皮膚を守り、修復してくれます。
ピクノジェノールの期待される効果
ピクノジェノールは美肌効果のほかにも、女性の悩みを緩和する効果が期待されています。
月経痛が軽減、改善効果
ほとんどの女性が、しばしば下腹部や骨盤の痛みに悩まされているという経験を持っていると思います。
それらの痛みは、生殖器およびその周辺の臓器からくる生理的な現象といってもいいものです。
具体的に言えば、子宮内膜症の病巣を認めない月経困難痛において、ピクノジェノールはこのような症状の軽減や改善に効果が見られたことも研究機関から公表されています。
ただ単に痛みを消すということであれば従来の鎮痛剤がいくらでもあるのですが、ピクノジェノールは鎮痛剤のようにただ痛みを消すだけではないのです。
子宮内膜症の痛みの改善
正常な子宮や卵巣など生殖器の付属器官には、可動性があるのですが子宮内膜症になるとそれが損なわれてしまいます。
子宮内膜症は月経時に、はがれた子宮内膜が子宮内膣以外の場所に発生・増殖してしまうことにより起こる疾病ですが、これに大別して二通りのものがあります。
ひとつは、はがれた内膜が子宮の中に入り込み子宮が腫大してしまうもの。
もうひとつは、はがれた子宮内膜が卵管から月経血とともに腹膣内に逆流し直腸や卵管、卵巣に発生してしまい、そこで出血してしまうものです。
子宮内膜は出血を繰り返しながら、少しずつ周囲の臓器に癒着して可動性を失うことでさまざまな症状に見舞われるのですがピクノジェノールは、子宮内膜から発生するこれらの痛みを改善するだけでなく、子宮の可動性まで改善させる働きがあると言われています。その作用やメカニズムはまだまだ研究の段階ですが、ピクノジェノールの服用をすることで、子宮内膜症において月経痛を改善させることが示唆されています。ピクノジェノールにより痛みが自然の状態で改善されることから可動性が戻ってきたのではないかと言われています。
慢性疲労の回復
現代社会のストレスからくる慢性疲労は、昔のように一晩寝れば回復するわけではありません。疲れているのに眠れない、免疫機能が低下する、だるい、食欲減退、あるいは過食、アレルギー症状などの症状は、慢性疲労症候群です。
ピクノジェノールは、こうした慢性疲労症候群をとてもよく回復してくれます。辛い疲労症状のとき、栄養ドリンクをがぶ飲みしてしまいがちですが、ピクノジェノールは異なる感じでスッキリと疲労感が消えて身体が軽くなります。
慢性疲労症候群の方の赤血球は活性酸素によって著しく破壊されているということが明らかであり、これらはストレスによって体内の大量発生した活性酸素の害です。その為、新鮮な酸素や栄養素が体の組織に充分補給されなくなり疲労状態に陥るのです。
ピクノジェノールを摂取することで、活性酸素が消去されその結果、健全な赤血球が増えて体に元気を取り戻すと考えられます。
海外では市販薬として国が認め、信頼されているピクノジェノール
ピクノジェノールは、アメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局)という日本の厚生労働省にあたる公的機関で認められており、製法特許も下りていて、アメリカのサプリメントランキングでは常に上位です。
韓国ではΩKFDA(食品医薬品安全処)が認定しています。また、全国80ケ国以上で利用されており、市販薬として認定されている国もあります。
ピクノジェノールは、女性特有の症状から美肌、老化予防に絶大な効果効能があり、機能性表示食品としては優れた素材です。世界中でさまざまな研究が続けられている注目の成分をぜひ摂り入れてみてください。