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ロコモティブシンドロームとは?ロコモチェックをしてみよう!

カラダ
YOKARE編集部
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ロコモティブシンドロームとは?ロコモチェックをしてみよう!

「ロコモ」「抗ロコモ」など聞いたことはありませんか?ロコモとは、ロコモティブシンドロームの略称です。高齢化社会では生涯にわたって健康でいることが重要と言われています。そのキーワードとして「ロコモティブシンドローム」が挙げられます。今回は、ロコモティブシンドロームについて紹介します。

ロコモティブシンドロームとは?

ロコモティブシンドローム(運動器症候群)とは、骨や筋肉、関節などの運動器が衰え、「立つ」「歩く」などの移動機能が低下した状態ことです。2007年に日本整形外科学会よって新しく提唱された概念です。略称はロコモ。 ロコモティブシンドロームが進行すると、徐々に日常生活の自立度が低下し、要介護になる可能性が高まります。

運動器とは?

運動器とは、体を動かすことに関わる骨や筋肉、関節、神経などのことです。 運動器疾患とは、身体運動に関わる何かしら機能が低下したり、患ったりしている状態のことです。

運動器疾患の例

  • 骨折
  • 変形性関節症
  • 腰痛や頚部痛
  • 肩痛
  • スポーツ障害
  • 脊髄損傷
  • 関節リウマチ

要介護の原因は運動器疾患が多い!?

ロコモティブシンドローム(運動器症候群)は、移動機能が低下した状態のことを指します。ロコモティブシンドロームが進行すると介護が必要になったり、日常生活に支障きたしたりしてしまいます。 では、ロコモティブシンドロームが原因で、要介護になっているのか確認してみましょう。

ロコモティブシンドロームが原因で、要介護になっているのか

出典:『国民生活基礎調査 平成25年度』(厚生労働省)

脊髄損傷、関節疾患、骨折・転倒など運動器疾患により、要支援や要介護が必要なった人のおよそ25%を占めています。要支援や要介護の原因は、「高齢による衰弱」も含めるとおよそ36%が運動器疾患によるものと言えるでしょう。

ロコモティブシンドロームの原因

加齢による筋力の衰え

運動器は30代から徐々に衰えはじめます。骨や筋肉量も20〜30歳にピークを迎え、その後は緩やかに減少していきます。

食事によって栄養を摂取したり、体を定期的に動かしたり、健康維持のために気をつけた方がいいでしょう。乱れた生活をしたり、便利な社会でエレベーターやエスカレーターを使ってなるべく体力を使わないようにしたりすると30〜40代のタイミングで衰えを感じやすくなります。

そのまま、体の衰えを放置し、生活習慣を変えないでいますすと、ロコモティブシンドロームが発生しやすくなります。 また、運動器の低下によって、段差につまずいたり、自転車で転んだり、怪我を誘発する可能性もあります。 筋力が減り、疲れるから動きたくなり、さらに筋力が低下してしまうような負のスパイラルに入る前にロコモティブシンドロームの予防を行いましょう。

運動器疾患による移動機能の低下

筋力の低下だけでなく、骨や関節、筋肉の疾患によってロコモティブシンドロームになってしまうこともあります。 骨粗鬆症、変形性関節症、変形性脊髄症などは、立ったり歩いたりすると痛みが生じるので、活動量が減りがちです。 痛みがあるから動きたくなり、活動範囲や交友範囲が減ってしまうような負のスパイラルに入る前にロコモティブシンドロームを改善するようにしましょう。

あなたは大丈夫?! ロコモティブシンドロームのチェック

ロコモティブシンドロームになっていないか簡単にチェックしたい方は下記のセルフチェックをやってみましょう。 1つでも当てはまると、ロコモティブシンドロームの心配があります。

日本整形外科学会のセルフチェック

  • 靴下を片足立ちではくことができない
  • 家の中でつまずいたり、滑る時がある
  • 掃除機や布団の上げ下ろしなど、重たい家事がつらい
  • 2kgのものを持ち歩くことが辛い
  • 歩くのは15分が限度
  • 青信号のうちに横断歩道を渡ることができない
出典:ロコモ チャレンジ!推進協議会のホームページ

ロコモティブシンドロームの予防

ロコモティブシンドロームの予防は、栄養バランスの良い食事と適度な運動です。 毎日の生活の中で、階段を使ったり、休憩時間は散歩したり、雑用を自ら率先してやったりすることでロコモ予防につながります。

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