なぜ夏バテが起こるの?夏バテの主な3つの要因
夏後半になって、「体が怠い」「なかなか体の疲れが取れない」と感じることってありますよね。夏の疲れ・だるさや夏バテの主な要因を紹介します。
夏バテの主な3つの要因
夏バテはいくつもの要因が重なって起こります。
1.自律神経機能の低下
自律神経とは循環器や消化器、呼吸器の働きを調整する神経のこと。自律神経のバランスが崩れることによって夏バテが起こると考えられています。
自律神経のバランスが崩れるとはどういうことでしょうか。
自律神経は暑いと熱を放出し、寒いと熱を外に逃さないように体温調整する働きがあります。
しかし、暑い夏では「外で汗をかいた後、冷房の効いた室内へ行く」ということはよくあります。熱を外に逃がしたり、逃さないように防いだりを繰り返すことによって自律神経の働きが乱れてしまうのです。
2.体内の水分が不足(脱水)
夏は体温を下げるためにたくさんの汗をかきます。1日中安静にしていても2600㎖もの水分が失われます。その分を飲料や食事で補うことになります。
エアコンの室内や寝ている時も、夏は気づかないうちにいつも以上に水分が失われます。そのため水分補給が十分にできず脱水状態になり、体が疲れやすくなってしまうのです。体内の水分維持のためには1日およそ1.2~2ℓの水分補給が必要です。
脱水は水分だけでなく、電解質を失うことでも起こります。
汗をかくと同時に電解質も失われるため、電解質が含まれるスポーツドリンクを利用するのも良いでしょう。ただし、糖分を多く含む飲料水もあるため摂取しすぎないよう注意が必要です。
3.胃腸の働きが弱くなる(消化機能の低下)
暑さで汗をかくことによって体温を下げようとします。それに加えて夏は冷たい飲み物を多く摂りがちにります。これらによって体が冷え切ってしまい、胃腸を冷やすことになります。胃腸が冷えてしまうと当然働きも弱まりますので、胃もたれや下痢などの消化不良や食欲不振に陥ってしまいます。
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