自宅で手軽にできる！炭酸風呂のススメ
毎日仕事帰りの疲れを癒してくれるお風呂の時間は有意義にしたいものです。 かねてより、炭酸風呂は疲労回復や美肌に効果があるとされており、日常生活より健康なものにしてくれます。 しかし、実際炭酸風呂に入りたいと思っても、 近くにスパなどがなく、なかなか入れない方も多いのではないでしょうか？ そこで今回は自宅でも手軽にできる炭酸風呂の作り方を紹介していきます。 炭酸風呂に興味があり、生活に取り入れてみたい方はぜひ参考にしてみてください。
炭酸風呂はなぜ体にいいのか？
炭酸風呂には以下のメリットがあります。
- 血行促進
- 疲労回復
- 美肌効果
- リラックス効果
- 風呂掃除が楽になる
血行促進
炭酸風呂には血行を促進させる効果が期待できます。 炭酸風呂の中に含まれる炭酸ガスが毛穴から吸収されることで、血液中の二酸化炭素濃度が上昇します。血液は酸素不足となり、酸素濃度を上げるために、血管拡張を流し、血行が促進さるので、血行を促進させる効果が期待できるのです。 血行促進させることで肩こりや首こりなどはもちろん、冬の時期になりがちな冷え性の改善にもつながります。 さらに、血行が改善することで手足などの末端に溜まった余計な水分や老廃物が流れるため、むくみ症状なども改善が期待できます。
疲労回復
炭酸風呂に入ることで疲労回復効果も期待できます。 通常、入浴をした時に人間の体内ではヒートショックプロテインというタンパク質が増加します。 ヒートショックプロテインには細胞修復の作用があるため、疲労回復効果が期待できます。 このヒートショックプロテインは通常のお風呂と比べて炭酸風呂の方が多く現れるため、より疲労回復につながりやすくなります。
美肌効果
炭酸風呂には美肌効果も期待できます。 炭酸風呂に含まれる炭酸には大量の気泡があるため、入浴時にその気泡が皮膚に付着しているアカやゴミを洗い流してくれます。 さらに、炭酸の温水は弱酸性であるため、肌にやさしく、美容業界ではヘッドスパなどでも用いられています。 また、炭酸風呂に入ることで血行がよくなり血流量が増えるため、体温が上昇しやすくなります。 体温が上昇することで発汗作用が強くなるため、毛穴も開きやすくなり、毛穴につまった汚れも落としてくれる効果が期待できます。 上記のことから炭酸風呂は皮膚の汚れを落としてくれるため美肌効果が期待できるわけです。
リラックス効果
炭酸風呂はリラックス効果もあります。 炭酸風呂には非常に多くの気泡が含まれているため、細かな泡が肌にあたることで大きなリラックス効果を得ることができます。 1日の終わりに炭酸風呂を取り入れることで、疲れやストレスをリセットすることができるため、仕事などが忙しい方には特にオススメの入浴方法です。
炭酸風呂は自宅でも作れる
炭酸風呂は自宅でも簡単に作ることができます。 ここからは自宅での炭酸風呂の作り方について解説していきます。
お風呂掃除が楽になる
炭酸風呂を取り入れることでお風呂の掃除も楽になります。 炭酸風呂を作る際の材料として使う重曹が、浴槽についた汚れを落としてくれるからです。 炭酸風呂に入った後はなるべくお湯が温かいうちに浴槽を掃除することをおすすめします。
材料
- 重曹 適量（200g〜300g程度）
- クエン酸 適量（300g〜400g程度）
炭酸風呂の作り方
- お湯を湯船にはります。
- クエン酸をお湯に混ぜしっかりと溶かしていきます。
- 湯船に浸かる直前に重曹を混ぜます
- 湯船にたくさんの気泡が発生し炭酸風呂の出来上がりです。
基本的には、お湯にクエン酸と重曹を混ぜるだけで炭酸風呂を作ることができます。 上記の作り方ではクエン酸を入れてから重曹を混ぜていますが、面倒な方は両方いっぺんに混ぜてしまっても問題ありません。
炭酸風呂に入る際の注意点
炭酸風呂に入る際には以下の点に注意していきましょう。
- お湯の温度を40°c以下にする
- 炭酸風呂を作ったらすぐに入浴
- 30分以上は入らない
お湯の温度を40°c以下にする
炭酸風呂に入る際にはお湯の温度を40°c以下にしましょう。 この炭酸風呂は温度によって大きく影響を受けます。 具体的には、温度が高い状態だとお湯に含まれる炭酸ガスが抜けやすくなってしまうため、高くなりすぎないよう40°c以下に設定していきましょう。 若干ぬるいぐらいがちょうどいい温度と言えます。 炭酸ガスの血行促進効果により、通常のお風呂よりも体が温まりやすいからです。
炭酸風呂を作ったらすぐに入浴
炭酸風呂を作ったらすぐに入浴をしましょう。 炭酸風呂は作った時が最も発泡がピークになります。 炭酸風呂の効果を高めるためにも、気泡が最も多い炭酸風呂作成時にすぐ入浴することをおすすめします。
30分以上は入らない
炭酸風呂は30分以上など長時間入らないようにしましょう。 長時間にわたる入浴では、皮脂がはがれ過ぎてしまい逆に肌荒れを起こしてしまう可能性があります。 また、あまり長く入浴し過ぎるとのぼせてしまう可能性もあるため注意が必要です。 適切なのは20分から30分程度なので、時間配分にも気を配りましょう。
炭酸風呂で健康になろう 炭酸風呂に入ることで血行促進効果や疲労回復効果など様々なメリットが得られます。 特に、冬の時期になると冷え性になる方も多く、冷え性の改善につながる点もこの時期に嬉しいメリットと言えます。 炭酸風呂はクエン酸と重曹さえ用意すればすぐにでも作れるので、炭酸風呂を日常生活に取り入れて健康的な生活を送りましょう。
