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こむら返りの原因とこむら反りを起こしやすい人の特徴とは

カラダ
YOKARE編集部
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こむら返りの原因とこむら反りを起こしやすい人の特徴とは

こむら返りの原因 気持ちよく寝ていると、ピキッとふくらはぎに走る衝撃。一度経験するとクセになって頻繁に起こりやすくなることもあります。大きな怪我ではないとはいえ、睡眠の妨げになったり、気軽にストレッチができなかったりと、不安も大きくなりますよね。この記事ではこむら返りが起きる原因やこむら返りを起こしやすい方の特徴なども紹介しています。

こむら返りの原因とは

こむら反りとは、主にふくらはぎに起きる筋肉の痙攣のこと。こむらは漢字で「腓」、ふくらはぎのことを指します。ふくらはぎ以外にも、足指や太もも、背中なども攣りやすいところではあります。 主に睡眠中や運動中に起こりやすく、数分で症状はおさまるものの、ひどいときは翌日に筋肉痛のような痛みが出てくることもあります。

ミネラル不足

こむら返りが起きる原因の一つに、ミネラル不足が考えられます。筋肉というとタンパク質のイメージがあるかもしれませんが、筋肉の動きをよくするためにはミネラルの存在が欠かせません。脳から「動け」という指令が送られて、その指令を筋肉に届けて動かす。指令を伝達するのがミネラルの役割です。 ミネラルの中でも重要な役割を担っているのがマグネシウム、カルシウム、カリウム。特にマグネシウムは筋肉や神経の伝達をスムーズにするだけでなく、カルシウムやカリウムの調整にも使われます。ところが、汗をかいたり生活習慣の影響で不足しがちになってこむら返りを起こしやすくなります。

マグネシウムは、藻類、魚介類、穀類、野菜類、豆類などに多く含まれています。具体的には、あおさ、ヒトエグサ、ひじき、わかめ、牛乳、干しえび、大豆(ゆで)、キャベツ、ごぼう、セロリー、にんじん、ほうれん草(ゆで)に含まれています。

あおさ

血行不良や冷え

デスクワークや立ち仕事など、同じ姿勢が長時間続くとふくらはぎや足裏はかたくなって血行不良へとつながってしまいます。血行が悪くなると疲労物質が流れなくなり、筋肉のスムーズな動きをジャマして痙攣を起こしやすくなります。 また、血行不良になると足先も冷えやすいですよね。筋肉が冷えてくると痙攣しやすくなったり、ギュッと締め付けられるような異常収縮が起きやすくなります。寝ているときに布団から足が出ていたらこむら帰りを起こしてしまった。こういう話しもよく聞きます。

筋肉の使いすぎ

スポーツ選手に多いのが筋肉の使いすぎ。スプリンター、ランナー、ジャンパー、球技の選手などは、地面をグッと押すことで前に進みます。その頻度が増えれば増えるほど、ふくらはぎの筋肉はたくさん使われます。筋肉を繰り返し使うことで、徐々に緊張して固くなって足をつりやすくなります。

水分不足

人間の体は約60%が水分でできていると言われており、特に筋肉は約80%が水分です。例えば夏に運動をしていて大量の汗をかくと、筋肉から水分とミネラルが失われてしまいこむら返りを起こしやすくなります。発汗によるこむら返りの場合には水分とミネラルの両方が不足してくるので、どちらかではなく両方を意識するようにしましょう。 また、普段あまり水分を摂らない方も注意が必要です。冬にこむら反りを起こしやすくなるのは、寒くて水分を摂らなくなること、血行不良が原因として考えられます。

こむら反りを起こしやすい人

こむら反りを起こす原因はありますが、こむら返りを起こしやすい人の特徴というのもあります。思い当たる節がある方は、気をつけるようにすると不安は減ってきます。

緊張しやすい人

何もしていないのに気づいたら肩や首に力が入ってしまう 呼吸が浅い いつも腰が張っている感じがする ちょっと背伸びしようとするとすぐにピキッとくる こういった方はリラックスが苦手で体が緊張しやすい状態で生活している可能性が高いです。緊張している=筋肉がいつもこわばっている、ということなのでスムーズな力の伝達がうまくいきません。その結果として、こむら返りを起こしやすくなります。

高齢の方

高齢になってくると筋肉量も低下しますし、運動量自体も若いころと比べると落ちてくるため筋肉や関節がかたくなりやすいです。そうなると血液循環も悪くなって、筋肉が痙攣を起こしやすくなります。 また、水分の摂取量も少なくなりがちです。お手洗いに行く頻度が増えてしまうので、できるだけ水分を摂りたくない。そうなると体の循環が悪くなり、こむら返りを起こしやすくなるという悪循環です。

妊娠中の方

妊娠中は体がどんどん変化していくので、さまざまな要因が考えられます。まずは血液循環の低下です。子宮が大きくなることで血管を圧迫してしまい、血液が流れにくくなります。特に下半身から心臓に戻る血液がストップしてしまうとふくらはぎに溜まってしまい、むくみやこむら返りを起こしやすくなります。 また、お腹が出てくることで体の重心は少しずつ前になります。そのままだと倒れてしまうので体を後ろにグッと引いて生活する必要があります。ここで頑張る筋肉がふくらはぎです。知らず知らずのうちに足の指やふくらはぎで踏ん張っているため、使いすぎの結果としてこむら返りになります。 さらに、妊娠に伴って増える女性ホルモンの影響で血液の流れが悪くなったり、赤ちゃんの生育に必要な栄養や酸素・体液を送り届けるためにお母さんの血液が薄くなるといったことも妊娠中のこむら返りの原因として考えられます。

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