メニューを閉じる
メニューを開く
  • 食・料理
  • 美容
  • カラダ
  • 食育
  • SDGs

スマホ使用で目の疲れ?「目のピント調節」の機能性表示食品が味方に

カラダ
YOKARE編集部
プロフィール画像
スマホ使用で目の疲れ?「目のピント調節」の機能性表示食品が味方に

ついついスマホを見過ぎて、「目が疲れる」「目がかすむ」といった方も多いはず。そうした方には「目のピント調節」をうたう機能性表示食品がオススメ。どんな成分を含み、どのような科学的根拠があるのかを解説します。

「目のピント調節」をうたう商品は160件超

機能性表示食品制度は、企業の責任によって安全性と機能性を確認し、消費者庁へ届け出るという仕組み。これまでに5,500件を超える届出があり、そのうち「目のピント調節」をうたう商品の届出は約160件を数えます(2022年7月9日現在)。現在販売中の商品数はその半分程度で、80商品を超えています。

「目のピント調節」をうたう機能性表示食品については、早くから大手通販企業などが宣伝活動を繰り広げてきました。きっと、あなたも耳にしたことがあるのではないでしょうか。

配合成分はビルベリー由来アントシアニン、アスタキサンチンが人気

「目のピント調節」の機能性表示食品に配合される成分(機能性関与成分)の代表は、ビルベリー由来アントシアニンアスタキサンチンです。

ビルベリーは、フィンランドやノルウェーなど北欧を中心に自生する植物。その果実は青紫色をしていて、ポリフェノールの1種「アントシアニン」を含んでいます。北欧では太陽が沈まない白夜があり、24時間紫外線を浴びるため、ほかの地域のものよりもアントシアニンを多く含みます。

アスタキサンチンは、エビ・カニ・サケなどに多く含まれる色素(カロテノイド)の1種。健康食品では、藻類に含まれるアスタキサンチンを使用したものもあります。

これらのほか、クロセチンやルテインなどを配合した商品が販売されています。

ピント調節により、目の疲れを軽減

各商品に表示されている機能性を見てみましょう。代表的なものを以下に挙げます。

  • 目のピント調節機能をサポートし、焦点を合わせやすくすることで目の調子を整える。
  • ピント調節力を改善することで目の疲労感を和らげる。
  • 正常な目のピント調節機能を維持することで、日常的なパソコンなどのVDT作業による疲労感を軽減。

約160件の届出を見ると、「目のピント調節」と同時に「目の疲れの軽減」を訴求する商品が多いと言えます。

どのような試験で機能性を確認しているの?

機能性表示食品として販売するためには、機能性の科学的な根拠が求められます。各企業では、どのような試験を行うのでしょうか。

原則として、健康な成人男女を2つのグループに分けて、一方のグループに配合成分を含む食品、もう一方のグループには配合成分を含まない食品(プラセボ)を一定期間、毎日摂取してもらいます。その結果、2つのグループ間に見られる効果の違いを分析します。

一例を挙げると、アスタキサンチン配合のある商品では、1日6時間以上のVDT(Visual Display Terminals)作業に従事し、日常的に目の疲れを訴える人を対象に、アスタキサンチンを含む食品のグループとプラセボのグループを比較。4週間にわたって毎日摂取してもらい、疲れ目の評価指標となる調節力を測定し、またアンケートによる自覚症状を調査しています。

その結果、調節力については、同成分を含む食品のグループはプラセボのグループと比較して有意に高いことがわかりました。アンケート調査の「目がかすむ」「肩・腰がこる」でも改善が見られたと報告しています。

スマホを見過ぎないことに加え、機能性表示食品の活用も

デジタル化が進んだ今日では、どうしてもスマホやパソコンを見る時間が長くなりがちですが、ほどほどに控えて目を労わってくださいね。

目が疲れたり、かすみがちと感じたりする方は、機能性表示食品の活用も有力な選択肢となります。
 

SHARE