「食後の血糖値が高め」と言われたら、機能性表示食品やトクホの活用も
「食後の血糖値が気になる方」に向けた機能性表示食品や特定保健用食品(トクホ)は、今や一大市場を形成しています。これらの商品は食後の血糖値の上昇を穏やかにし、また生活習慣を見直す動機付けとなります。血糖値が気になり出したら、活用してみてはいかがでしょうか。
血糖値とは?
そもそも血糖値とは、どのようなものでしょうか。ご飯やパンなどに含まれる炭水化物は、私たちの体内でブドウ糖(グルコース)に分解され、血液中に入ります。血液中のグルコースの濃度を血糖値と呼びます。
健康な人でも、食後に一時的に血糖値は高くなりますが、通常であれば、インスリンが分泌されて2時間以内に正常値に戻ります。一方、2時間経っても血糖値が140mg/dl以上の場合は、食後の血糖値が高めと判断されます。当然ですが、放置しておくと悪化し、取り返しのつかない状態となってしまいます。
食後の血糖値が高くなるのを防ぐには、生活習慣の見直しが対策の基本
食後の血糖値が高くなるのを防ぐには、まず、日頃の食事で糖質の摂り過ぎに注意することが基本です。ラーメン、パスタ、うどん、パン、ご飯などが、糖質を豊富に含む食べ物の代表です。
食物繊維を多く含む食品を摂ることも効果的です。食物繊維には、食後の急激な血糖値の上昇を抑えてくれる作用があるからです。このほか、食後の軽い運動もお勧めです。
対策として、これらの取り組みが基本となります。機能性表示食品やトクホの利用はプラスアルファの位置づけとなり、生活習慣を見直す動機付けの役割が大きいと言えます。
「食後の血糖値が高めの方」に向けた機能性表示食品とトクホ
「食後の血糖値が高めの方」に向けた商品は、機能性表示食品として650件以上の届出が公表されています(2022年7月末現在)。トクホでは180件以上の商品が許可を得ています。
機能性表示食品もトクホも、摂取対象者は「食後の血糖値が高めの方」であり、糖尿病と診断された方ではありません。有効性を確認する試験の被験者も境界域までの方が対象で、「随時血糖値140~199mg/dl」などを要件としています。
食事と一緒に利用することで効果が期待できる!
注意しなければならないのは、有効性を確認した試験では糖質と一緒に摂取することを条件としている点。このため、食事とともに機能性表示食品やトクホを利用した場合には、食後の血糖値の上昇を抑制する効果が期待できますが、そうでない場合は期待できません。利用方法にも注意してくださいね。
配合成分は「難消化性デキストリン」「イヌリン」などが人気
「食後の血糖値が高めの方」に向けた商品の配合成分を見てみましょう。
機能性表示食品、トクホの両方でもっとも人気があるのが、難消化性デキストリン。これはトウモロコシからつくった水溶性の食物繊維です。
トクホではこのほか、小麦アルブミンや大麦若葉由来食物繊維などがあります。
機能性表示食品ではイヌリン、サラシア由来サラシノールも人気です。このほか、グアーガム分解物、イソマルトデキストリン、大麦β-グルカン、エピガロカテキンガレート、バナバ葉由来コロソリン酸、3-(4-ヒドロキシ-3-メトキシフェニル)プロピオン酸など、さまざまな成分があります。
商品形態を見ると、サプリメントと飲料が圧倒的に多いです。機能性表示食品については、コーヒー、緑茶、青汁、ヨーグルト、ゼリー、うどん、ぞうすい、食パン、ビスケット、スープなども登場。あなたの食生活に応じて、好みの商品を選択できる環境が整っています。
機能性表示食品やトクホをプラスして健康を維持
健康診断で「血糖値がやや高めですね」と指摘されたなら、まずは食事の見直しと運動が必要です。それに加えて、機能性表示食品やトクホの利用も、あなたの健康をサポートしてくれるでしょう。