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熱中症対策におすすめの清涼飲料

カラダ
YOKARE編集部
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熱中症対策におすすめの清涼飲料

熱中症で救急搬送された報道を連日耳にします。この夏は例年以上に酷暑の日々が続き、熱中症への警戒も毎日のように呼びかけられています。皆さんはそれぞれに対策を講じられていらっしゃるでしょう。ここでは清涼飲料を中心に考えてみました。

熱中症の原因と予防

熱中症を引き起こす要因として「環境」「からだ」「行為」の3つの条件が考えられています。人には体温調整する機能がそなわっており、通常は暑さで体温が上昇すると汗や皮膚温度で体内の熱を外に放出するという反応をおこします。温度や湿度の高さは体温の上昇と熱を外に放出する反応のバランスが崩れ、熱を体内にとどめ脱水症状をひきおこします。

熱中症の予防
  • 無理なく暑さに体を慣らしていく
  • 涼しい服装、日陰の利用(帽子、日傘、木陰)
  • 水分、塩分の補給(NG水のがぶ飲み、アルコール摂取)

熱中症対策を表示して良い商品とは?

「熱中症対策」という用語の使用は、一定の商品において一定の条件をみたしていれば可能で、熱中対策、熱中症予防などの紛らわしい用語は禁止されています。

全国清涼飲料工業会が発表した『「熱中症対策」表示ガイドライン』によると、ナトリウム濃度が100ml当たり40㎎~80㎎含有する清涼飲料水は、店頭ポスター、POP、CMにおいて明記することとしています。

おすすめの熱中症対策飲料

熱中症は発汗によって体内の水分、塩分を失うことによって起こります。対策としては失われた水分塩分を補給することで予防につながります。

熱中症対策飲料で水分や塩分を補給するとともに、カリウム(細胞の水分を保持)やビタミンC(抗酸化作用)ミネラルなども摂取できると良いでしょう。そのような観点でおススメドリンクを選択してみました。

スポーツドリンク系(100ml中)

スポーツドリンク系の100ml中の食塩、炭水化物、カリウムを比較しました。食塩の含有量は大きく変わらないので、その他の成分のバランスが飲料水の特徴とも言えるでしょう。

  食塩相当量 炭水化物(糖分) カリウム
アクエリアス 0.1g 4.7g 8㎎
ポカリスエット 0.12g 6.2g 20㎎
グリーンDA KA RA 0.1g 4.4g 10㎎
ミウ スポーツアップ 0.11g 14.0g 2700㎎
ソルティライチ 0.118g 8.4g -

果汁系(100ml中)

果実系の飲料水やジュースにも、塩分(ナトリウム)やカリウムが含まれており、実は熱中症対策に適しています。

  食塩相当量 炭水化物(糖分) カリウム
うめソルティ 0.11g 6.5g 10mg未満
塩と夏みかん 0.13g 4.5g -
塩のはちみつレモン 0.10g 8.8g 10mg未満
塩日向夏 0.14g 4.5g -


経口補水液(100ml中)

軽度から中等度の脱水症における水・電解質の補給、維持に適した病者用食品です。通常の水分補給であれば、スポーツドリンクなどで十分ですが、他の飲料よりも水分と塩分を早く体に補給できるため、熱中症などで起こる脱水症に適しています。

  食塩相当量 炭水化物(糖分) カリウム
OS-1(オーエスワン) 0.292g 2.5g 78mg
アクエリアス経口補水液ORS 0.249g 2.7 g 80mg
アクアソリ 0.20g 1.9g 78mg
エブリサポート 0.292g  2.5g 78mg


経口補水液はスポーツドリンクでは追いつかない初等から中等の症状の方のために開発された飲料です。水分を呑み込めない方のためにはゼリー状もあります。

熱中症対策飲料摂取の注意点

日常生活において人は一日に2~3.5ℓの水分を失うといわれています。そのため一日にグラス一杯(200㎖)を8回にわけて摂取するのが理想です。

酷暑の夏、発汗量は外で活動する人と主に室内活動の人とでは大きな差があります。室内で行動する方がスポーツドリンクを愛飲するのは塩分過多になる恐れがあります。また糖質も多いので摂取は計画的にドリンクの温度は5~10℃が適温です。冷たすぎると胃腸に負担をかけます。温かいドリンクは体温を上げます。

コーヒー、紅茶、緑茶などのカフェインが含まれている飲料は熱中症対策としてはNGです。カフェインには利尿作用があり、体内から水分を排出してしまうからです
 
熱中症対策飲料は飲むタイミングを見計らって、こまめに摂取するのが良いとおもいます

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