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シングルビーンズ?Bean to Barって何?カカオチョコレートの選び方

食・料理
YOKARE編集部
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シングルビーンズ?Bean to Barって何?カカオチョコレートの選び方

シングルビーンズやシングルオリジンという言葉をご存知でしょうか?実はチョコレート業界でじわじわ注目を集めているワードです。Bean to Bar(ビーントゥバー)は、2000年代後半からアメリカでクラフトチョコレートのムーブメントを起こした火付け役とも言えます。クラフトというのは手作り感のあるという意味で、クラフトビールに続き、クラフトチョコレートにもクラフトブームが波及しました。 今回は、シングルビーンズやBean to Barについて紹介します!

シングルビーンズのチョコレートって?

シングルビーンズは、単一産地のカカオ豆だけを使って作ったチョコレートのことです。シングルオリジンとも言われます。コーヒーの場合、シングルオリジンといえば、農場単位で考えられ、同じ農場で同じ銘柄の豆で作ったスペシャルコーヒーのことになります。ストレートコーヒーは原産国や地域でカテゴライズしたものです。

シングルビーンズが人気の理由は?

豆の個性を生かすのが「シングルビーンズ」と呼ばれる単一産地のカカオ豆を使って作るチョコレートです。 シングルビーンズのチョコレートは、生産や品種による個性を楽しめます。カカオ豆の産地によって味が違う?カカオの生産ランキングと原産国の特徴をみてみよう!で大まかなカカオ豆の特徴を解説していますので、ご参考に。

Bean to Barって何?

今チョコレート界を席巻しているトレンドは「Bean to Bar」です。 Bean to Barは「Bean(豆) to Bar(板チョコ)=豆から板チョコへ」という単語が表す通り、ショコラティエが豆の買い付けや焙煎を行い、バー(板チュコ)にするまでの製造を一貫して行うことです。 そして、Bean to Barではショコラティエが配合を自分で選べますが、ひとつの原産国・生産地のカカオだけを使ったシングルオリジンを使って作られることが多いです。

Bean to Barでは、カカオの持つ酸味や苦味やフレーバーをダイレクトに味わえることができる可能性が高いです。 Bean to Barでは、品種や産地などの原料によるチョコレートの味の違いを比べたり、色々な楽しみ方ができます!

日本でBean to Barで有名な「Minimal(ミニマル)」は、富ヶ谷本店、銀座 Bean to Bar Stand、白金高輪 Factory & Store、東武池袋 Metro Kitchen & Storeの4店舗あります。

Minimal(ミニマル)

出典:https://www.instagram.com/minimal_beantobarchocolate(@minimal_beantobarchocolate)

Bean to Barはフェアトレードにつながるメリットも?

カカオ農園は、決して豊かな状況ではなく、地域的にも貧困率が高いところもあります。先進国が安く買い、高く売って、利益をあげるという仕組みが成り立っています。本来であれば、農園に適切な対価を支払う必要があっても、後進国の人々は立場が弱くその状況を変えていくことは難しい状況でした。 フェアトレード=適切な価格でトレードすることで、学校に行けずに農園で働いている子どもたちが学校に行けるようになるなど経済格差を無くしていくことができます。

フェアトレード

さらに後進国の農園の労働環境を整備したり、安全な製法で生産していく仕組みを作ったりとフェアトレードをしていく中で様々な改善をしていく必要があります。環境問題、労働問題、教育不足などの社会課題が改善されていくメリットがフェアトレードにはあります。 Bean to Barは、シングルオリジンのものが多く、直接農園に買い付けにいき、こだわってチョコレートを生産します。また、豆の個性を引き出すために作り方にもこだわりがオーガニックで豆を生産するなど、本来の素材を生かせるようなこだわりの製法でチョコレートを作ることが多いです。

バレンタインやクリスマスにシングルビーンズのチョコレートを!

シングルビーンズのチョコレートやBean to Barで販売されているチョコレートは、スーパーで売っている板チョコよりも価格が高くなります。大体3〜10倍のお値段はします。 通常より高価なこだわりチョコレートは、バレンタインやクリスマスのような特別の日に試してみてはいかがでしょうか。

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