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カカオ

成分の話
YOKARE編集部
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カカオ

カカオの品種は3種類のみ?!

チョコレートとココアの原料であるカカオ豆。 カカオ豆の原産地は中南米で、西アフリカや東南アジアに移植されて広がっていきました。カカオの品種は、3系統しかなく、フォラステロ種・クリオロ種・トリニタリオ種になります。

  • フォラステロ種…スペイン語で「Forastero」は「よそ者」という意味。全体の85〜90% の生産と言われています。ガーナやコートジボワール、ナイジェリア、ブラジルなどで栽培されていて、日本でも最も親しまれている品種です。
  • クリオロ種…スペイン語で「Criollo」は「現地で育った」という意味。病害に弱く、絶滅に瀕しているカカオの品種です。ベネズエラ・メキシコの中米地域の一部の地域で栽培されています。
  • トリニタリオ種…クリオロ種とフォラステロ種の交配でできた品種で、トリニダード島で生まれたのでトリニタリオと名付けられました。10〜15%の生産料です。

標高30m〜300mで赤道を挟んで南北20度以内の高温多湿な環境でカカオの樹は育つので、栽培地域が限定されることもあり、カカオは今でも3品種になっています。

カカオの特長

カカオの特長は、なんと言っても「ポリフェノール」。カカオポリフェノールは血管を拡張し、血行をよくします。カカオポリフェノールの強い抗酸化力は、活性酸素によってコレステロールが酸化し引き起こす動脈硬化の予防にも期待されています。活性酸素を引き起こすトラブルは、動脈硬化以外にもシミやそばかすや肌荒れにも効果があります。 また加齢によって減少する脳の栄養分BDNF(Brain-derived neurotrophic factor)。カカオポリフェノールは、脳への血流量を増やし、BDNFを含む血流を脳に送り、認知機能を高めるという研究結果が発表されています。 さらにカカオ豆のタンパク質であるカカオプロテインも近年注目を集めています。カカオプロテインの難消化性(消化されにくい性質)には便通改善の働きが期待されます。

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