当帰(トウキ)
ハーブや漢方など多岐に使用されている「トウキ(当帰)」
トウキ(当帰)は、江戸時代に栽培が推奨され、産地によって大和当帰、越後当帰、伊吹当帰、常陸当帰、仙台当帰と呼ばれていました。トウキの根を湯通しして乾燥したものを「当帰」と呼び、冷えや貧血や鎮痛などの改善を目的に、漢方処方において、婦人病薬の主薬として配合されています。それ以外にも薬膳・薬草料理屋、ドレッシングやお茶などの加工品、健康食品やサプリメント、ハーブとして調味料にも利用されています。
また今まで利用しなかったトウキの葉を乾燥し、粉砕したトウキリーフパウダーも販売されています。
中国でも漢方に用いられていますが、中国で使われているトウキはカラトウキと呼ばれて品種です。日本のトウキとは品種が異なります。
- 学名:Angelica acutiloba
- 属科:セリ科
- 和名:トウキ
トウキ(当帰)の特徴
女性の悩みを改善するトウキ(当帰)
トウキの根は、婦人病や冷え性、鎮痛に効能がある漢方薬「当帰芍薬散」に配合されることで知られています。冷え、貧血、月経不順などに悩む女性、産後など体の調子の悪い女性をトウキの力で「あるべき状態に戻す」という当帰の効能が、名前の由来になっていると言われています。
シミの改善に役に立つトウキエキス
美容成分としてトウキエキスは、カテプシンの活性化を促進し、シミの奥に過剰蓄積したメラノソームの構造を分解し、シミを改善する働きをします。