40代から聞き取りづらくなる?!耳穴をふさがない大人世代のデジタル集音器

2026年9月3日にユーキャンから、耳穴をふさがず快適に使え、スマホ不要で簡単に操作できるデジタル集音器「テルマホン」が発売となりました。発売に伴い、新製品「テルマホン」発表会が開催されました。
聞こえとは、単に音が聞こえるかどうかではなく、人との会話や趣味、外出など、毎日の楽しみを支える大切な要素です。
「テレビの音量が大きいと言われるようになった」「会話を聞き返すことが増えた」「大勢の中では聞き取れないこともある」といった課題があることが、ユーキャンのモニター調査から明らかになりました。
「まだ補聴器を使うほどではない」「耳の中に機械を入れることに抵抗がある」「複雑な機械を使いこなすことが不安」といったことから補聴器を使わずに過ごしていることも。
そこで開発したのが、耳をふさがずに使用できる「オープンイヤー」タイプの集音器です。
オープンイヤーで、スマホ不要で使いやすい集音器
耳穴をふさぐタイプには、装着時の圧迫感や閉塞感などもあり、使用をためらう方も少なくありません。
専用アプリのダウンロードは不要で、スマホを使わないため煩雑さが軽減されます。ケースで収納はもちろんのこと、音量調節と充電も行えます。

「より気軽に使えるものを提供したい。ただ、いざ考え始めると、『気軽に使える』とは何だろうというところから整理する必要がありました。集音器というと小型化がひとつの方向性です。しかし私たちは、小さければ小さいほど良いとは考えませんでした。手に取りやすく、付け外しがしやすく、失くしにくい。そんな“ちょうどいい大きさ”にも価値があると思ったのです。スマホとの連動も技術的には可能でしたが、あえて採用しませんでした。」(ユーキャンの開発担当者・浅村健二さん)
子音の聞き分けに着目、言葉のクリアさを追求した音響設計
聞こえの研究・開発を手掛けるテルマエンジニアリングと共同で開発。
加齢で聞き取りにくい子音がサ行、タ行、カ行、ハ行には含まれています。
サ行、タ行、カ行、ハ行などの子音の多くは3~6kHz付近の高い周波数が含まれているため、加齢により聞き取りづらくなります。
- 聞き取りづらい例
「ひろい」と「しろい」、「しぶや」と「ひびや」などの子音の聞き分け
20代と比べると40代でもすでに聞き取りづらくなっていることが下記のグラフからわかります。

人の耳が本来持つ働きを活かした「空気伝導」と、サウンドフィルターを通した「耳珠伝導」、さらにデジタル技術を組み合わせること(特許申請中)で、言葉が聞き取りやすくなるよう設計。
特に子音の聞き分けに関わる周波数帯(2~6kHz付近)に着目して開発されました。
「音質面では、長年にわたり聞こえの研究・開発に携わってきたテルマエンジニアリング・中島照正氏の技術を活かし、ヒアリングデバイス特有の不快音を抑えながら、柔らかく心地よい音を実現しました。『自分の親世代である 70 代、80 代が本当に使いやすいか』『自分自身が贈りたいと思えるものになっているか』を基準に確認を重ねました。」(ユーキャンの開発担当者・浅村健二さん)