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世界の父の日と贈り物

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YOKARE編集部
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世界の父の日と贈り物

多くの国で6月の第3日曜日は「父の日」。
母の日の花がカーネーションなのに対し、父の日はどのような花を送るのでしょうか。

父の日の由来

「母の日」をならって、アメリカ合衆国のジョン・ブルース・ドット夫人が「母の日」にならって、父親に感謝するために、父の墓前に白いバラを供えたのが始まりと言われています。

1910年に、ジョン・ブルース・ドット夫人は幼い頃に母親を亡くし、6人の子供たちを男手一つで育ててくれた父親を讃えるため、キリスト教会の牧師にお願いして父の誕生月である6月に礼拝をしてもらったことがきっかけと言われています。

1966年、アメリカ合衆国第36代大統領リンドン・ジョンソンは、父の日を称賛する大統領告示を発し、毎年6月の第3日曜日を父の日に定めました。1972年になり、アメリカではニクソン大統領は正式に国の記念日に制定しました。

ジョン・ブルース・ドット夫人は、1978 年に 96 歳で亡くなりました。

各国の父の日

「父の日」のお祝いは世界中で行われ、各国の伝統に応じて日付が異なります。

「父の日」の発祥であるアメリカ

「父の日」の発祥であるアメリカでは、毎年6月の第3日曜日が「父の日」です。アメリカと同様に多くの国で6月の第3日曜日を「父の日」としています。

アメリカでは、父の日を提唱したドット夫人が、父のお墓に白いバラを供えていたことから、父の日の花としてバラが贈られるようになりました。その後、母の日のカーネーションと同様に存命のうちは赤いバラ、亡くなった父親には白いバラを贈るのが一般的になりました。

日本の「父の日」

日本も6月の第3日曜日が「父の日」です。現在の日本では父の日に黄色のバラを贈る習慣があります。黄色いバラを贈るようになったきっかけは、1981年に設立された日本ファーザーズデイ委員会か開催している父の日黄色いリボンキャンペーンでした。これをきっかけに父の日=黄色が定着していきました。

韓国の「父の日」

韓国では毎年5月8日は「父母の日(어버이날:オボイナル)」。贈るものですが、定番の赤いカーネーションです。韓国では、街中に色鮮やかなカーネーションなどの贈り物のプレゼントが並ぶそうです。花と共に別のプレゼントを一緒に贈ることも多く、現金や商品券などの「お小遣い」のようです。韓国では日頃から親へお小遣いを渡すことは習慣としてあるようです。

台湾の「父の日」

台湾の「父の日」は8月8日です。中国語で 8 が「バ」を意味します。中国語でお父さんという意味の爸爸(ババ)、8 月 8 日は「パパ」に似ているように聞こえ、語呂合わせから父の日は決まったそうです。中国でも、8 月 8 日はが父の日でもありましたが、6月の第3日曜日に変更されました。

ヨーロッパの「父の日」

スペイン、イタリア、ポルトガルでは、父の日は父親の守護聖人である聖ヨセフの祝日である 3 月 19 日に祝われます。
ベルギーやオーストリアでは、6月第2日曜日。
ドイツでは、父の日は復活祭から40日後の昇天祭と同じ日に祝われます。

北欧諸国の「父の日」

当初はアメリカの日付が使用されていましたが、1949 年に北欧諸国がこの日付を 11 月の第 2 日曜日に移動することを決定しました。

これは、母の日から半年後に設定するためでもありましたが、クリスマス前の閑散とした取引期間に売上を増やすためにも選ばれました。エストニアやフィンランド、アイスランド、ノルウェー、スエーデンなどの北欧は1 月の第 2 日曜日です。

デンマークは、日付の変更について国民に知らせるのを忘れたため、父の日は6月初旬のもう一つの祝日である憲法記念日と同じ日のままとなりました。

父の日に贈る花

バラ

父の日に贈られる花の中で、1番人気の花はバラ。母の日にカーネーションを贈るように父の日の定番のお花です。

日本では、父の日には「黄色いバラ」を贈る方が多くいらっしゃいます。黄色いバラをメインに他の色のバラや花と組み合わせた花束を贈ることもおすすめです。

黄色いバラの花言葉には「美」「友情」「献身」「可憐」「あなたを恋します」 「嫉妬」「薄れいく愛」「別れましょう」などがあります。父の日の贈り物としては適さない花言葉も含まれています。人によっては気になってしまうかもうしれません。

また、白いバラの花言葉には「心からの尊敬」「純潔」という意味があり、父の日にはピッタリな花言葉ですが、白いバラは「故人に贈る色」というイメージがあるため、他の花と組み合わせて贈る方が無難です。

バラ

ヒマワリ

父の日=黄色というイメージが定着している日本では、「ヒマワリ」も父の日に人気の花です。ヒマワリの花言葉は「憧れ」「敬慕」、父の日にふさわしい花言葉です。また、バラと比べて華美なイメージがなく、気軽に父親に贈りやすいでしょう。

ヒマワリ

ユリ

花言葉は「無垢」「威厳」です。
ガーベラユリの品種の中では「カザブランカ」が有名です。スカシユリやテッポウユリといった品種も人気です。スカシユリの花言葉は「親想い」「子としての愛」。

ユリ

ガーベラ

かわいらしくて元気なイメージの「ガーベラ」も、父の日に贈る花として人気。
黄色のガーベラの花言葉は「親しみやすさ」、バラやヒマワリに比べると安価です。

ガーベラは色の選択肢も豊富です、お父さんの好みの色をプレゼントするのもいいでしょう。

ガーベラ
 

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