2023.10.29

食べる美容液「ハチミツ」？！ハチミツの美容効果とは

天然の甘味料として普段の料理やお菓子に使われるはちみつ。このハチミツに含まれる栄養価がとにかく素晴らしいです！

ビタミン、約27種類のミネラル、約80種類の酵素、約22種類のアミノ酸、ポリフェノールなど、なんと190種類もの豊富な栄養素が含まれています。そのためハチミツは「食べる美容液」とも呼ばれています。美肌効果はもちろん、その豊富な栄養素と体への効果から、古来は医薬品として使われていました。

さらに食べられるハチミツは1000種類とも言われています。ハチミツの種類によって、色や香り、質感も違います。味だけでなく、含まれる栄養素や効能なども違うので、活用のレパートリーも広がります。ハチミツの種類については「」で詳しく説明しているので、ご覧ください。

そこで今回は、美味しく女性の美のサポートをしてくれる美容の効果・効能をご紹介していきます。

ハチミツの歴史
ハチミツの美容効果が注目され始めたのは紀元前3000年代頃の古代エジプト・ギリシャの時代だと言われています。古代ローマ皇帝ネロの妻も、ハチミツとロバの乳を混ぜたローションを使っていたとか。また、古代エジプトの医学書には、内服薬及び外用薬としてハチミツの活用が描かれているそうです。

ハチミツの栄養成分

ハチミツに含まれる栄養成分には、美容効果が非常に高い成分が多く、特に良質なビタミン類・ミネラル類が豊富に含めれています。

ハチミツには、腸内環境を整えるグルコン酸が豊富に含まれています。
この、グルコン酸は大腸まで届いてビフィズス菌を増やし、悪玉菌を抑制してくれる作用がありますが、ハチミツには大豆や味噌の30倍もグルコン酸が含まれているのです。

腸まで生きたまま届く有機酸はグルコン酸が唯一、と言われているくらい貴重で、生きたまま腸まで届き、ビフィズス菌のエサとなります。
また、ハチミツにはオリゴ糖も含まれているため、腸活にとても最適と言われています。

ハチミツは甘いから太ると思われがちですが、ハチミツは血糖値の上昇が緩やかな為、脂肪を体内に取り込むインスリンの分泌も抑えられるため、脂肪が体につきにくくなります。

ハチミツの主成分は約80％が糖分、20％は水分です。
この糖分はフルコース（果糖）とグルコース（ブドウ糖）という単糖類です。

単糖類は体内に入れた時に、これ以上分解する必要がなく、すぐにエネルギーに変わります。
ハチミツは、ブドウ糖よりも果糖の方が多く含まれています。

しかも、砂糖に比べてカロリーは20％ダウンなのに、甘さは砂糖の約３倍です。
砂糖の代わりにハチミツを使えば体に良く、太りにくいためダイエットに効果的です。

寝る前にハチミツを大さじ１杯食べる、ハチミツダイエットがおすすめです。

就寝する30分～１時間前に、40度くらいの白湯に溶かして飲むと体が温まり、さらに脂肪燃焼効果があると言われています。

美肌に欠かせない栄養成分である、ビタミン・ミネラル・アミノ酸・有機酸・酵素・ポリフェノールなど、多種多様な栄養素を含んでいるハチミツ。肌に対しての効果を見ていきましょう。

殺菌作用
半永久的に腐らないと言われているほど、殺菌力が高いハチミツ。医療分野では古来から傷のケアに用いられてきました。肌荒れやニキビに、よい作用をもたらせてくれます。
保湿効果
ハチミツは吸湿性が高く、空気中に含まれる水分を引きよせる性質があります>肌の水分を逃がさないため、保湿力が高いと言われています。
抗酸化作用
ハチミツには、抗酸化作用のあるポリフェノールも含まれており、肌老化の原因となる活性酸素を減少させる働きがあるため、エイジング効果も期待できます。
ピーリング効果
ピーリングとは、古くなった角質を取り除くことですが、本来、古い角質はターンオーバーによって自然に剥がれていくものですが、加齢や生活の乱れ、ストレスなどによってターンオーバーがうまく行われていないと、肌表面に古い角質が溜まり、くすみや毛穴が詰まることでニキビや角栓ができやすくなります。

ハチミツは酸性なので、肌の成分であるたんぱく質を分解する働きがあります。
そのため、ハチミツのパックをすると肌表面の角質を穏やかに取り除き、柔らかくモチモチした、くすみのない肌に生まれ変わらせることができます。