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オリーブの美容効果

美容
YOKARE編集部
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オリーブの美容効果

オリーブは地中海沿岸地域で広く栽培されている植物で、果物の一種です。
日本ではオリーブの実から作られるオリーブオイルが最もポピュラーですが、このオリーブオイルを抽出している「実」に今回は注目していきます。

オリーブオイルとは異なる実の特徴

  • オリーブオイルにはないカロテンや食物繊維が豊富に含まれる
  • 同じ100gを食べるなら実の方が摂取しやすい
  • オイルは、不飽和脂肪酸が多くカロリーが高い
  • 国際規格のオリーブオイルは高品質だが高価格だが、高品質なオリーブの実ならオイルほど高くない

地中海沿岸が名産のオリーブ

オリーブは、主にイタリア・スペイン・ポルトガルなどの地中海地方で多く栽培されています。
ヨーロッパ人にとってはソウルフードとも言える食べ物で、日本人の梅干しのようなものでしょう。
日本で売られているオリーブの実のほとんどは外国産ですが、日本産では小豆島がオリーブの産地で有名です。
小豆島は、一年通して暖かく湿気が少ない爽やかな夏が地中海式の気候と似ているので日本で唯一オリーブの栽培に適しています。

オリーブの歴史

オリーブが日本に渡ってきたのははるか昔の安土桃山時代で、ポルトガル人の宣教師フランシスコザビエル一行が持ってきたと伝えられています。
当時の日本人は、オリーブオイルを「ポルトガルの油」と呼んでいたとか。江戸時代になると蘭学者たちが薬としてオリーブオイルを使用していたそうです。

オリーブの種類

オリーブの実には、ブラックとグリーンが主流です。
この色の違いは、成熟度によるもので黄緑色から実が熟すにつれて、

緑→赤、赤→紫、紫→黒へ

と変化して行きます。

熟すほどにマイルドな味わいになりますが、グリーンオリーブオイルならではの爽やかな風味がお好みと言う方もいます。
栄養面では、グリーンはポリフェノールの含有量が高い為、アンチエイジングにつながりますので美容効果はグリーンがおすすめ。

オリーブの美容成分5つ

ビタミンE

抗酸化作用が高いビタミンEは細胞膜の脂溶成分を酸化から守り過酸化脂質を作りにくくするなどの効能があるため老化防止に◎
また、肌を紫外線から守り、肌細胞の老化も防ぐため美肌効果に加え、末梢血管を広げるので血液の循環を良くし健康面にも嬉しい効果があります。

βカロテン

βカロテンは体内でビタミンAとして働く抗酸化物質です。こちらは、グリーンオリーブにしか含まれずビタミンE同様に活性酸素を抑え、老化予防・免疫機能の低下を予防します。
また、βカロテンは主に目や肌の粘膜を健やかに保ち抵抗力を高めるため美容効果も高いです。

カルシウム

カルシウムは、大部分が骨や歯の細胞の素になりますが体液中に含まれ神経やホルモンの働きにも関与します。
体液中のカルシウムが不足すると骨を溶かして補充するため不足状態が続くと骨粗鬆症になりやすくなります。

オレイン酸

オリーブの実にはオレイン酸、リノール酸、αリノール酸などのオイル成分が豊富に含まれます。
特に、オレイン酸は善玉コレステロールを減らすことなく、悪玉コレステロールを減らさすことが出来るので生活習慣病の予防に効果的です。

ポリフェノール

オリーブに含まれる数種類のポリフェノールは美白・美肌効果があるため美容効果が高い他に、動脈硬化や関節痛の予防、肝機能の向上など効果も報告されています。

オリーブの実の食べ方

一般的にオリーブの実は塩漬けやオイル漬けにして食べるのが一般的です。
西洋では、酢漬けにしたものも広く出回っています。
オリーブの塩漬けは、こりこりした食感でとてもあっさりしています。オイル漬けは柔らかくピクルスのようでしっとりしています。それぞれの特徴を生かして、料理の組み合わせに活用してみてください。

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