日焼けした後のケアはどうすべき？効果的なケア方法と注意点を解説

冬も明け、段々と気温が高くなっていく中で気になるのが紫外線です。
日焼けをしてしまうと、肌の乾燥やしみ、しわなどの原因にもなってしまいます。

日焼けは日焼け止めなどの予防を行うことも大切ですが、同時に日焼けした後のケアも重要であることをご存知でしょうか？

そこで今回は、日焼けした後のケアをどうすべきかについて、効果的なケア方法や注意点も含めて解説していきます。

日焼け対策をしていても、なかなか効果を実感できていない方は日焼けしたあとのケア、ぜひ参考にしてみてください。

日焼けはなぜ肌に良くないのか？

日焼けが肌によくない理由は、紫外線による肌へのダメージにより、肌の乾燥やしみ・しわといった肌トラブルにつながるからです。

日焼けとは、肌を黒くすることで、紫外線のダメージから肌を守ろうとする身体の自然な働きです。
この紫外線が肌に当たると、メラノサイトという細胞が肌をダメージから守るためにメラニン色素を分泌させます。
このメラニン色素が肌が黒くなる原因であり、日数をかけて増えてきます。

日焼けには2種類ある

そして、日焼けには「サンバーン」と「サンタン」という2種類が存在します。

まずサンバーンとは、紫外線があたった直後ではなく、数時間後に皮膚の表面が赤くなり、1〜2日後に痛みが最も大きくなる日焼けのことです。

そして、サンタンとは1〜3日の間に色素沈着が進行し、肌が黒くなる現象を指します。

このサンタンの時にメラニン色素が発生しますが、紫外線を浴びてからメラニン色素が肌の表面に達するまでに時間がかかります。
そのため、紫外線を浴びてからしばらくして皮膚が黒く変色してくるのです。

そして、紫外線の中でもUV-Aと呼ばれるものは、赤くなったり炎症を起こさないため自覚しにくいですが、肌の奥にある真皮まで到達し、しわやたるみの原因となるため、注意が必要です。

日焼けした後のケアをしないとどうなる？

日焼けした後に肌のケアを行わず放置してしまうと、以下のトラブルが起きやすくなります。

• 肌の老化
• シミができてしまう

肌の老化

紫外線を浴びた肌を放置してしまうと、肌の老化の原因となります。

具体的には、紫外線が肌の深層部にダメージを与えることでしみやしわの原因となります。

そして紫外線は、肌の真皮層にまで到達し、肌のハリや弾力の源となるコラーゲンやヒアルロン酸を作り出す細胞にダメージを与えてしまいます。
そのため、紫外線を浴びることで、美肌を維持する肌の機能を衰えさせてしまうわけです。

こうして、肌のツヤやハリが失われることにより、肌の老化が進んでしまいます。

シミができてしまう

紫外線を浴びて放置してしまうと、肌の表面にシミが残りやすくなってしまいます。

紫外線を浴びることでメラニン色素が分泌されますが、健康で若い肌の場合は、正常にターンオーバーされるため、メラニンが剥がれ落ちてくれます。

しかし、老化が進み、ダメージが蓄積した肌では、メラニンが長時間滞留しやすくなっているため、結果として色素沈着や根深いシミができやすくなります。

また、紫外線によるダメージで皮膚組織でDNAの損傷が起きると、肌のバリア機能が損なわれるだけでなく、皮膚がんのリスクも高まってきます。

日焼けした後の効果的なケア方法

ここでは、日焼けした後の効果的なケア方法について紹介します。

具体的には以下の方法が挙げられるでしょう。

• 肌を冷やす
• 美白化粧水の使用
• 肌の保湿
• 水分をしっかりととる
• ビタミンの補給

肌を冷やす

日焼けをした後は、しっかりと肌を冷やすことが重要です。
特に肌が赤くヒリヒリしている状態は、炎症を起こし軽度な火傷をしている状態です。

肌を冷やすことで、皮膚の熱を冷まし炎症を抑えることができます。
シャワーで冷やすのが手軽ですが、シャワーの水圧などで刺激となってしまう場合は、濡らしたタオルを当てるか、保冷剤をタオルで包み当てるなどして冷やしましょう。

美白化粧水の使用

美白化粧水の使用も、日焼け後の肌のケアとしておすすめです。

美白化粧水には、シミを生成するメラニンを抑制する成分が含有されています。
そのため、美白化粧水を使用することで、過剰なメラニンを抑制しシミができにくくなる効果が期待できます。

また、美白化粧水は日焼け後だけでなく、日焼け前の予防としても効果が期待できます。

肌の保湿

日焼け後の肌は水分が奪われているため、十分な保湿が重要です。

肌の水分が足りず乾燥してしまうと、肌のターンオーバーに悪影響を与え、細胞内のメラニンがうまく排出されずシミができやすくなってしまいます。

そのため、日焼けをした日はしっかりと保湿をするように心がけていきましょう。
また、日焼け後の肌は非常に敏感なため、低刺激の化粧水を選ぶことをおすすめします。

水分をしっかりととる

肌の保湿はもちろん大切ですが、体の内側からも水分をしっかりととることも重要です。

また、日焼け後は長時間日光に当たっているため、気付かぬうちに脱水症状となっている可能性もあります。
日頃からこまめに水分補給を意識的に行っていきましょう。

ビタミンの補給

水分の補給と共にビタミンの補給も行っていきましょう。

特に美肌に重要なものはビタミンCです。
ビタミンCにはシミの原因となるメラニンを抑制する働きや抗酸化作用があります。

ビタミンCは、主に野菜や果物、じゃがいも、サツマイモなどに多く含まれています。おすすめのビタミンCが含まれている食品にはピーマン、イチゴやキウイなどがありますが、こういった食品をたくさんとることが難しい場合には、サプリメントを上手に使いビタミンCを効率的に摂取していきましょう。

また、トマトに含まれるリコピンという成分もメラノサイトの抑制する効果があると言われいて、日焼けした後のアフターケアに採り入れてみるものも良いでしょう。

日焼け後のケアにおける注意点

日焼け後のケアには注意点があります。

肌の刺激となるケア用品は使わないようにしましょう。
日焼け後の肌は非常に敏感となっているため、肌に刺激の強いものを使ってしまうと、逆に肌の炎症などを悪化させてしまう可能性があります。

化粧水であれば、アルコールフリーやパラベンフリーのような低刺激のものを使いましょう。
また、シートパックなども日焼けした後の肌には刺激となる場合があるため、肌がいつもの状態に戻ってから行った方が良いです。

日焼けした後はなるべく早くケアをしよう

日焼けした後の肌はダメージを受けているため、放置してしまうとシミやしわを中心とした肌の老化の原因となってしまいます。

日焼けした後には十分に保湿するなど対策を行い、日焼けに負けない美肌を作り上げていきましょう。