白髪対策のヘアカラー、自分で染める？美容院？カラー専門店？

白髪が目立ち始めると、ヘアカラーは大きな問題である。根本を頻繁に染め直さないと白髪が目立ってしまうため、毎月のヘアカラー代も嵩んでしまう。
ヘアカラーもおしゃれカラーがいいのか、グレイヘアがいいのか選択肢がある。もしくは、染めないでそのままがいいのか。どのタイミングで染めないで白髪にするかも問題である。
今回は白髪に関する意識調査に関して紹介する。

美容室・理容室と自宅での白髪染めが多いが、カラー専門サロンのニーズも

2023年にホットペッパービューティーアカデミーが行った調査「白髪・グレイヘアに関する意識調査2023」では、白髪対策として実施していることの一位は、「美容室・理容室での白髪染め（白髪染め用薬剤を使用）」で45.6%の人が回答。続いて、「自宅で市販の白髪用ヘアカラーで白髪染め」が41.3%。第三位は差を空けられて17.6%の割合で、「美容院・理容室でのヘアカー／おしゃれ染め（白髪も一緒に染める）」になっている。

今後やってみたい白髪対策でTOP5にランクインしている「カラー専門サロン・白髪染め専門サロンでの白髪染め」、「美容室・理容室でヘッドスパ・ヘッドマッサージ」は今後のニーズが高い白髪対策と言える。

現在、コスト面や時短・手軽さのニーズからカラー専門店は増えている。
全国32店舗を展開するヘアカラー専門店カラープラスは、定価2,480円~という低価格、約60分という短時間施術。

全国130店舗以上のヘアカラー専門店fufuは、根元染め（リタッチカラー）3,080円(税込)、全体染め（フルカラー）4,180円(税込)だ。

ヘアカラー専門店はブロー（お乾かし）をお客様ご自身に行っていただくセルフブローにして、低価格を実現している。また、ヘアカラー専門店はオートシャンプーのことが多く、業務効率化が図れているのも特徴だ。

いつからグレイカラーで染める？

グレイカラーとは白髪を染めるためのヘアカラー、いわゆる「白髪染め」のこと。

丸善製薬株式会社が2024年に行った「ヘアカラーに関する消費者意識」では、カラータイプの分岐点が「46歳」であることが推測された。

20代では90%以上、30代では80%近くがファッションカラーと回答。40代では、ファッションカラーとグレーカラーの両方と回答する人の割合が増え、ファッションカラーとグレーカラーのみの割合も拮抗。一方、50代、60代では70%前後がグレーカラーとの回答が得られた。

白髪も、見せ方によってはステキ？！白髪・グレイヘアは人気？

グレイヘアとは、白髪を黒髪や茶髪に染めて隠すのではなく、あえて白髪を活かした状態のヘアスタイルのことだ。

「白髪・グレイヘアに関する意識調査2024」では、白髪がすてきだと思う有名人では、男性有名人の1位は去年に続いて「吉川 晃司」さん。2位は「舘 ひろし」、3位は「岩城 滉一」。

女性有名人も去年に続いて「近藤 サト」さんが1位だった。2位は「草笛 光子」、3位は「中尾 ミエ」となっている。

有名人や街の中ですれ違う人でも、「髪も、見せ方によってはすてきな印象を与えるな」と感じることも増えている。

理想とする白髪のカラーリングに関しては、「おしゃれ染めと同じ色でなじませたい」で、前年の52.1％から58.4%に増加。2位の「地毛の色（濃い黒など）で隠したい」という回答は45.7％で、前年の48.5％から減少。「自然にぼかしたい」は25.1%から21.1％と減少した。「白髪を染めずにありのままにキレイに見せたい」は4.0%から4.9%と微増した。

グレイヘアは白髪が多いほど、頻繁に染めずに済むので、コスパが良くなる。白髪染めをやめると精神的にも物理的にもラクになるとの声もある。